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新科学怪機≪ギルソード≫   作者: Tassy
2. 少女リリーナと戦乱の女兵士 編
47/105

・平和の遠い世界で(3)



 斬撃が炸裂した刹那、刃はそのまま大地を直撃し、凄まじい衝撃と破壊力で硬い岩や土を砕いたようで、砂埃、小石、地の破片が宙に舞い上がる__




「……あっぶないわね~♪ 私を粉砕するつもり? 年頃の女の子相手にアンタもクレイジーだわ~?」





 少し距離を置いた位置から、再びディズレーリの声が聞こえる。先程の攻撃は当たらず、まだ生きているようだ。




 一瞬、砂埃が目に入ったので、ラティファは痛んだ目を擦りながら、少々遅れて状況を把握する__



 すると、やはり聞いた声の通り、目の前に1人の少年が立っていた。だが、少年の容姿もまた奇妙なものだった。

 


 服装は、麻布の旅人用マントに隠れているが、黄色のブレザーが隙間から覗いていて、彼の髪と瞳の色ときたら、妖しく鮮やかで、かつ毒々しい赤紫の輝きを帯びている。



 更には、手に持った剣のような武器は、まるで柄が『戦闘機の羽』のような、剣と呼ぶには異様な形状を成したそれ__





「あら? アンタの話は聞いているわよ~! 確かユウキ=アラストルだっけ? 凶暴なマフィアだらけのシチリア島から、よく無事に生還できたわね♪」




「黙れ! 全身トライバルまみれの蛇女! 大切な親友の元へ急いで駆けつけてみれば……! テメェ串刺しになる覚悟できてんだろうなァ!? あァ……!!?」




 ユウキと呼ばれる少年の、激怒と憎悪に染められた形相を見たラティファは、睨むその赤紫の瞳に、何か感じるものがあった。



 少年ユウキの瞳は、過酷な戦場に慣れている者のそれ__



 少年兵などとは全く別の、戦に手練れた猛者のようで、その覇気が瞳から身体、そして全身から例えようのない威圧的な殺気が我が身を押し潰すような。



 そんな気迫を、ラティファは少年ユウキから感じ取っていた。





「……やっば~♪ 怖い目つき~? 私1人でアンタと戦うと面倒で手間が掛かりそうだから、今回はやめておくわ~♪」





 ディズレーリは、相変わらず危機感のない子供のような口調でそう言ったが、内心はユウキの眼光の奥にその殺気を感じて、戦闘は危険だと判断したようだ。



 そんな様子が、誰の目からでも見て取れた。



 だが次の瞬間、ディズレーリは最後に、その内側に隠した闇を見せつけるが如く、冷徹な殺戮者の眼光で彼らを睨みつける。




「……アンタ()………覚えてなさいよ? そのムカつく顔と特徴……幹部の仲間に報告してやるから……!


私達〈革新の激戦地(ヴェオグラード)〉に仇なす事の恐ろしさ……じっくりと思い知らせてあ・げ・る・か・ら・ね!?」





 彼女が見せた瞳は、いつしかユウキとリリーナが見せたそれと同じ、戦火をくぐり抜けて洗練された戦士の証明とも言える、気高き覇者の徴__



 そうして、彼らに警告するような台詞を吐き捨てた後、何故か彼女はそのまま無防備に背を向け、呑気にゆっくりと、その場を歩いて立ち去っていった。 



 ユウキはそれに対して何も行動を見せず、ただ遠くなっていく彼女の後ろ姿を、黙ったまま見送るだけだった__





「ねぇ……! 恩人のアンタ……! お願いを聞いて……!」





 ラティファは少年ユウキに対して、思わず大声を出した__




「アンタは私達を助けてくれたんだよね……!? 味方なんだよね……!? 助けてくれたことには礼をするから……!


だからお願い……! この女の子を助けて……! 大怪我してるの……!死ぬほど血を流してるの……! 薬のようなもの持ってたら……全部私に頂戴……! 私はこの子に救われたの……大切な恩人なの……」





 ラティファは、大粒の涙を流しながら、ユウキに訴えかけた。



 すると、彼は即座に振り向いて、急ぎ足で彼女の元へ駆け寄っていく。

 


 彼の剣は、いつの間にか、握っていたはずのその左手から姿が消えていた。だが、それを疑問に思う精神の余裕など、当然彼女は持ち合わせていなかった。



 そして、彼はラティファの目の傍まで寄ると、重く深刻そうな表情でこう言った__





「……当然だ。俺はその目的でここまで来たからな。そのリリーナ=フェルメールは俺の最愛の友だ。だから一刻も早く助けたい。一時的に応急手当てをするから、安静にさせてやってくれ。薬ならここにある……」





  ユウキは、麻布マントで隠していた背中のナップサックを下ろし、中から、ある液体が1000cc程入った医療用の投薬瓶を取り出した。



 それを目にしたラティファは、思わず目を見開いて声を出した。





「まさか……!? その薬って……!?」





「……これか? 『ナイチンゲール』だよ。途中で襲ってきたゲリラの連中から奪い取った」





「だって……それ……高級な特効薬だよ……?」






 ユウキが持っていた液体、その正体は、『ナイチンゲール』と呼ばれる特殊医療特効薬だ__



 液体の中には、人体の免疫を劇的に向上・覚醒させる『特薬マイクロマシン』が配合されており、出血・化膿を止め、細胞の再生を促進させる効果を持った、人体の創傷に対して、内服薬及び外用薬の併用で使用できる特効薬である。



 旧西暦時代末期の2080年代に開発され、第四次大戦時、戦地での大量の負傷者を救命すべく、各国家が総力を上げて生産させていたが、やはりコストは絶大に高く、結局は激しい戦地で戦う兵士達に渡ったのは、雀の涙程だったという。



 それに気がついたとき、一瞬だが、ラティファは喉から手がでる程に欲しく思った__





「……悪いけど、これは俺が手に入れた薬だからな。だからその大半をリリーナに使う。アンタの腕の銃創にも使ってやりたいところだが、どうか堪えてくれ……!」





 ユウキは、そんなラティファの胸の内を読んだのか、リリーナの傷口にその液体を垂らしながら言った。





「そんな……! ……当たり前よ……! (むし)ろ是非そうして欲しいわ……!」





 分かってるから馬鹿にするな。と言わんばかりに、彼女は少々苛立った声で少年に反論する。



 傷口に滴らされた薬品の液体は、リリーナの血液と混じり合って、赤い雫となって、彼女の細い身体から滴り落ちる。



 最後に、ユウキは少女リリーナの上顎を起こして、その薬品『ナイチンゲール』をゆっくりと彼女の口に注ぎ込んだ__



 やがて液体が彼女の体内に到達すると、意識のない身体にそれが流れ込んだ反応で、「けぽっ……!」っと、リリーナはむせて咳をする。





「リリーナ……ひぐっ……よかった……」





 それを見たラティファの目からは、再び大粒の涙が溢れ出した。




「……あくまで一時的な処置だ。これで失血と化膿の心配はない。少しはマシになった。


 後は一刻も早く総合病院に駆け込んで集中治療させなきゃならねぇ。あとは俺に任せてくれよ。迷惑かけてすまなかったな……」





「あ……いや……そんな……迷惑なんて……」





 これで彼女が死ぬ心配はしなくてもいいのだろうか。



 ラティファの心には、未だに強大な不安で胸が押し潰されそうだったが、ひとまずはこの少年に任せて大丈夫なのだろうか。



 疑心までもが心で葛藤するが、やはりここは、彼に身を委ねよう。ラティファはそう決心した。


 

 そして、彼女の脳裏には、自分達が助けられた際に、この少年が持っていた剣の事を思い出した。



 あの柄の、飛行機のような独特な形状、そして周囲を浮遊していた赤紫色の《光》、そして彼が振り向いたとき、その剣は手品の如く影も形もなくなっていた。



 リリーナの友を名乗るということは、やはり彼も同じ《それ》を所有しているのだろう__


 本当に彼が彼女の仲間かどうか。その裏付けも取りたいがために、ラティファは口火を切った__





「……ねぇ、アンタってさ。その子の友達ってことは……きっと……《()()()()()使い》なんだよね……?」





「…………あ″ァ!?」





 瞬時、ユウキは振り向き様に、恐ろしい形相を見せつけた。




 先程ディズレーリに見せたそれと同じ、まるで狂戦士のように見る者を戦慄に染める恐怖の睨み__




「………っ!?」




 刹那、ラティファの首筋に刃物が当たる__



 それは、あのとき手品のように姿を消したと思っていた、彼の握る、本物の《剣》__



 リリーナの足を抱え上げていたユウキの左手に、それは握られていた。





「……お前、何でその単語を知ってんだァ? でもリリーナからは何も聞かされていない……! しかし何処からか知っちまった……ってワケだろっ!?」





「………ちょっ……何? ……それ……どういう事……?」





 ラティファ混乱した。同時に自身は油断していたとも思った。



 リリーナの事を、最初はどこぞの戦火から逃れた少女かとおもっていたが、その正体を後に知ったにも関わらず、ここへ赴いた理由も確認していなかった。



 詰めが甘かったようだ__




「じゃあ俺の口から伝えてやる! この《ギルソード》ってのはなァ、俺達の国のA級国家機密の兵器なんだよ……!


元々俺達の目的は、裏社会や紛争地域で国家機密兵器ギルソードが出回るのを阻止するために来た!


 そして、それを知った奴や関わった奴も口封じすることも……目的の内だ……!」





「えっ……? じっ……じゃあ……リリーナの仕事って……?」





「無論、関わった以上は、どんな奴でも抹消だな! お前がどういう経路で《これ》を知ったかは知らねぇが……!!


 リリーナは、お前が《ギルソード》を知ってたのかも、認識してたのかも知らねぇよ……?


 でも、俺はこいつみてぇに優しくも甘くもねぇ……! 残念だが……覚悟を決めな……!!」





 最後の最後で墓穴を掘ったものだ。冗談の例え話ではない。聞かされたのは処刑宣告__



 やはり天の神はどうあっても私の味方をすることは無かったのだ。ラティファは、今度こそ自身の命に諦めがついた。




 子供達に別れの挨拶ができなかった。そのだけが心残りだ__





「それで……? 何か言い残すことはあるか!?」




「……そうね、仕方ないわ。


 私の命は差し出すから、終わったら早急にリリーナを病院に連れて行ってあげてね。


 そこまでの足は、後から私の仲間が車で迎えに来るから、奪うなりすればいい。ただし仲間は生かしてよね。


 そして、リリーナに伝えてくれる?


 私は貴女に命も心も救われた、それに対して私からは何もできなかった。


 ごめんなさい、少しでも貴女の力になれるよう見守っているわ


ってね……」





 ラティファは、凛とした姿勢と表情でユウキに言った。



 後は、彼が自身に《剣》を振り下ろすだけ__



 そう思った直後だった__






「…………ダ………メ……………」





 重傷で意識を失っていたはずのリリーナが、吐息のような小声で、震えた右腕でユウキの左の袖を握った。





「おい……リリーナ……!?」





「え? リ……リリー……ナ……?」





 2人は瞬時に目と耳を疑った。だが、やはりリリーナは目を瞑っていて、意識が戻っていないようにな到底見えない。



 しかし__




「………うぅ……ラティ……ファ……生き……て……みんな……の……た…め…」




 微かな声を振り絞るように、リリーナは独りでに呟いていた。




 悪夢にうなされているのか、それとも朦朧とした意識でこの状況を把握していたのか。それを知る由は、2人にはない。





「……………っ!!」





 《剣》を握ったユウキの手も震えだした__



「……別に斬るなら斬ればいいよ」とラティファは横で助言したが、彼自身も少なからず情があった。友を救った恩人を斬り捨てるなど、用意に行える所業ではなかったのだ。




「………分かったよ……! お前は《ギルソード》の存在を、知らなかった事にしてやる……!


 ただし、アンタのこれからの人生の記憶から、《コイツ》を永久に忘れろ! 誰にも話すんじゃねぇ……!


 そして、再度この事に関わったり探ろうとしたら、今度こ口封じのために、お前を斬りに来るだろうからな……!!」

 




 ユウキは吹っ切れたようにそう言って、その剣《高速射撃の剣(ダーツ・ブレード)》を空中に投げ捨てた。




 左方20m先で突き刺さった《剣》は、まるで蒸発するかのように《ナノマシン》の光と共に綻び消えて、やがて姿形もなくなった__




「……悪かったよ。やっぱり親友の恩人を手に掛けることは、この俺でも躊躇う……じゃあな……」





 ユウキはそう告げて、ラティファの前から姿を消そうと振り返った。その瞬間__




「……これ渡して……!」





 まだ何か用があるのか。嫌々な表情で再度ラティファの方を向くと、彼女は掌を広げて、その上にあるものを差し出そうとしていた。




「何だ……? それ……」





「私達、〈自由軍〉の徽章だよ。リリーナに渡してほしい。そして、改めて伝えてほしい。


 地下壕の人々や子供達はいつでも貴女を待ってる。そして、それまで貴女の力なんていらない程に平和な国を、私達が築き上げてみせる。


 アンタの居場所は私が守るから、もし願わくば、また貴女に会いたい……って……」






「あぁ約束する。必ず伝えておくさ……!」





 この言葉を最後に、ユウキはリリーナを抱きかかえて、静かにラティファの元を去っていった。





「……………リリーナ……ありがとう………さよなら……」





 後に同士が車で迎えるまでの数分間、ラティファは放心したように、ただ去っていく2人の後ろ姿を見つめ続けていた。


 



◇◇◇◇◇




「……[永久に戦争のない世界を我は望まん。若くして命散らした我らの友よ、皆が確かに生きていた証と誇りと祈りをこの身に背負い、我は生きよう。安らかに眠れ、美しかった皆の生きた魂は、神の御元へと誘われ、ここに生きる我らを見守ってくれるだろう]


……今は文字が消えて読めないけど、そう書かれていたそうよ?」






 夕闇に染まろうとする、仄暗い茜雲がかかる空。



 ダマスカスから約10km近く離れた地点、かつての戦争の犠牲者を悼む石碑を前に、少女ディズレーリは立っていた。



 いつかの少女が供えたパンと水は、誰かが盗っていったのか、すでに影も形もない__




「これは旧西暦2030年代に、ある村が紛争で虐殺にあったの、それを生き延びた男が、亡き家族と友人に捧げるために、この詩を詠んだそうよ?


 結局この男にも、後に妻と子供ができたけど、彼等を庇って命を落とした。


 それで、残された家族とその関係者が、その男と紛争で散った魂を慰めるために、この慰霊碑を建てた。


 ……だってさぁ? どう思う? フランツ=ロエスレル?」





『なんつー悲しい生き物だよ人間ってのはァ!


 平和を願って詩を詠み石碑を建てた彼等の魂がよォ!


 あの世で《ギルソード》の存在なんか知ったら、一体どんな気持ちになるよ!? えぇ!?


 平和から遠のいた世界になっちまって心底絶望するだろうがよ! あ~なんて悲しい悲しい話だよ!? なァオィ!?』





 彼女の右手首には『腕時計形の通信機器』が装着され、そこからは、20代半ばの素行が悪いような声が響いてくる。彼女と同じ、交際武装組織〈革新の激戦地(ヴェオグラード)〉の最高幹部の者。





「ねぇ? ロエスレル? 〈旧政府軍〉が予期しない結末で滅んじゃったけど、それでこの国の民間人や難民の人達にとって、悲願の平和が訪れると思う?」





『……はっ! そりゃ聞かれるまでも言うまでもねぇが、一応お前の意見を聞こうか? なぁディズレーリ!?』





 その言葉に、少女はニヤリと薄ら笑いを浮かべた。



 そして、暗闇に染まろうとする赤黒い空に向かって、盛大なる咆哮の如き叫びを響かせる__





「キャハハハ! そんなもの来るわけないでしょ!? 片方が負けて滅んで永久の平和が訪れたら、とっくに世界から戦争は消えてるってぇの!!


 だって所詮は人間だよ!? 人間ってのは、個の理性、個の感情、個の思想、個の暴力性を持った厄介な生物なのよ!!


 例え誰かが争いに勝って、その当事者が和平を唱えたとしても、どんな人望者であろうと、全員の100%が賛同するわけがないの!! 誰かは反対するし、誰かは反抗するし、誰かはきっと憎悪するわ!?


 そうして誰か達は、やり場のない怒り憎しみを抱えたまま子孫へとそれを語り継がせる! そしてかつての勝利者もいなくなった時代で、再び彼等は暴徒と化するのよ!


 憎しみの連鎖は、目に見えない因果の根を巡らせて、いつかの場所、いつかの時代でそれを増殖し爆発させる!!


 この辺りってさぁ、〈旧政府軍〉だけじゃないでしょう? 確か〈生地解放戦線〉や〈旧核兵器同盟軍〉それから少数民族のゲリラや武装戦線、そいつらご嫌と言うほどにこの地方で戦闘を繰り広げてるじゃない!?


 寧ろ〈旧政府軍〉が滅んでから、新たな火種が生まれるかもだわ~? 恐ろしくなってくるわよ~!?」






『……まっ、だろうな! そう考えれば、やはり真の統制者というか、新人類というか、世のピラミッドを管理する『最高峰』の人種や機構ってのは必要だよなァ!?』





「えぇ全く! 人類の思想も、権力も、全てを統制し管理する者に、私達〈革新の激戦地(ヴェオグラード)〉がなるのよ!


まぁでも? それを実現したところで、反逆者は現れるだろうけどね~♪」





『あぁん? じゃあそうなったら、お前はどうすんだよ?』





「……もちろん力でねじ伏せちゃう~♪ 当たり前でしょ?


 どうせなら、その時は脳の機械手術でも捕虜に施して、思考回路を統一させるのもありよね~♪


 どう? 首領(ボス)のグラッザにも考えて貰おうかしら♪」




『ったく! テメェの妄想はテメェ口からひけらかしやがれ!


それはそうと__


 ひとまず俺は、()()()()()に向かうぜ__!


 俺達の邪魔をした生意気なガキ共の、本拠地に殴り込むってワケよ!!』





「フフッ♪ 期待してるわよ色男♡ 標的の名前は確か、紫髪の少年がユウキ=アラストルで、緋色の少女がリリーナ=フェルメールだったわよ♪


 犠牲になった内通者の働きは最高だったわ♪」





『……名前も分かるなんざ上等じゃねぇの!? もう俺の準備は整ってるぜ!! 万全になァ!!


 ()()()()()()の2人も兄の仇を討ちたがってらぁ!!


 そして、奴等が開発してる新型の《ギルソード》……俺様が頂いていくか……!!』





「えぇ、楽しみにしてるわ♪ ……ご健闘を♪」





 ディズレーリは、楽しげな声を上げて、通信を切った。





「やられた借りは返さないとね……♪〈新都市マリューレイズ〉の思い上がりさん達♪」





 ディズレーリは独り言を静かに呟きながら、しばらくの間は、瓦礫に満ちた荒野の夜風を優雅に感じていた__




〈おまけの会話コーナー〉

 ユウキ「やっと俺の出番かと思ったら……なんだ?このパッとしない見せ場は!アァ!?」


キルト「……そっとしといてやれ、ちなみに俺なんかまだ通信相手の脇役的存在だぞ?」


作者「あぁ~ん~♪ 世の中クソゲ~♪(現実逃避中

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