表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/51

いざ中へ

 中に入ると扉は閉まり、それと同時に電気がついた。

 階段を降りた先には白い扉が見える。

 圧倒されていると、それは音もなく左右に開いた。

 中に入ると扉は閉まり、狭い部屋に閉じ込められた。


「ナマエトランク、バンゴウ。アレバカカリヲイッテクダサイ」


 電子音が反響し、不思議な感覚がする。

 脳に直接音がきているような感じだ。


「花園美麗、9下、1397835、対策係。もう一人は松原強。始めて連れてきた。私の紹介。」


 相手が機械だからだろう、美麗は素っ気なく言った。


「カクニンシテイマス…」


 しばらく静かになった。

 狭い閉鎖された空間はやはり落ち着かない。


「ツギニシキベツカードヲカクニンシマス。」

 上にある機械が美麗の方を向く。

 光線が出ていて識別カードというものを読み取っているのだろう。

 人間の目から見えない光線だからちゃんと動いてるのか少し不安になる。


「ニュウシツヲキョカシマス。ソレデハナカニオハイリクダサイ。」


 前の扉がゆっくりと開く。

 その先には長い廊下が続いていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ