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ぼくのはばたき

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/03/21

 せめてもの。

 じぶんではやした翼で

 じぶんだけの空を飛びたいだなんて

 だいそれたこと言うつもりはない


 ひらぺったい背中に翼を編みあげるのも

 うつろに空をえがけるのも

 天才だけに叶う(わざ)だって知ってるから

 ぼくにはできっこないってわかってるから


 でも だからといって

 飛ぶことじたいをあきらめたんじゃないよ

 なんせ ぼくらには

 天才たちが(のこ)してくれた翼と空が

 手もとと頭上にあるじゃないか

 かりものの翼で

 ありものの空を

 飛びかたさえまねをして飛んでみせたけど

 唯一 このはばたきだけは ぼくじしんのもの


 かりもののと ありものと まねごとのフライトだけど

 もしも飛行機雲をひけるとしたら

 だれかの軌跡をなぞることはあっても

 はじめからおわりまで

 ずっとってこともないさ

 せめてもの、いいわけ?(苦笑)

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― 新着の感想 ―
 個人的には地に足が着いていないと不安なため翼は不要かな?  崖があるならば橋を架ける。最近漸くそこに思い至りました。間違えても跳び降りてはいけないんですよね。  愚者にも常識は必要なようです。そして…
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