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作者「お久しぶりです。この1話だけで情報量がとんでもないです。あと宣伝みたいになりますが、新作出しました。」
【三人称視点】
進「情報量が多すぎて整理できない……これでも話そうとしてたことは全部じゃないんですよね?」
カグラ「えぇ。本当はもっと教えたいことがあるんだけど、その……あなたの中にいる寄生人格の事を信用できなくて。」
進「でも、そんな……僕が先代神の生まれ変わり?それに、僕の本名……未神 遼二……っていうんだ……」
今まで昔の自分への興味が薄かった進だったが、情報の分厚さによって気になり始めていた。
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(十数分前~今の間)
カグラ「その寄生人格が言ってた通り、私はあなた達がバトルしてる異世界の元神様なの。救世主になり得るあなたには説明しなきゃいけないわ。世界B0の事。そして、私たちが今いる場所の事。」
進(僕の〇貞を勝手に捨てた人が凄い事を言おうとしているんだけど……)
圭?(俺……否、もう隠せないな。赤根 圭は〇貞のまま死んでいったけどな。)
カグラ「その話はなかったことにして。私が襲ったあなたはあくまで霊体のあなたで、本体は〇貞のままだから。」
進「えっ?」
カグラ「それよりも……私たちが今いるのは、”冥界”なの。ここの冥界は世界B0だけじゃなくて、”天国と地獄”とかが定められてない世界の死者もここに来る。死んだ人達は意識自体はあるけど、体は魂だけで実体はない。でもあなたは……」
圭?(待て、定められてない世界とは何だ?”世界”は圭達が住んでいた世界A0とお前らがいた世界B0だけのはずだが?)
カグラ「……ごめんなさい救世主様。全て話そうとしたけど、一部の事だけ話すわ……少し嘘も交えて。」
圭?(は?おい、どういうことだ。まさか俺の事が信用できなくなったか?)
カグラ「あなたの正体、もしかしたらだけど……あいつの側近かもしれないし。」
進「あの……いや、その、さっきから言ってる”世界B0”って……それに、世界A0っていう新しい専門用語みたいのも出てきて……」
カグラ「あっ……そうね。まず、世界B0っていうのは、あなた達がバトルしてる世界……異世界の名称ね。でも、世界B0は神官による情報のお漏らしによって、B0の住民は知ってて当然なんだけど……なんで寄生人格は”世界A0”の事まで知ってるんだろう?」
進「神官?」
カグラ「この世界における神官っていうのは……昔と今で意味合いが違うけど、あなたの考える神官は多分昔の方。今は……世界A0から勝手に人を呼び出して……その人を”神”という名の奴隷にして……!」
進(世界A0……偽物の圭が言うには、僕たちがいた世界……)
カグラ「昔は神らしいことをして、好きなように死ねたの。私も……今生きてるけど、その世代だった。」
進「……え?つまり、その……カグラさん……」
カグラ「カグラで良いよ。むしろそう呼んでほしい。」
進「……カグラは元々僕らの世界の人で、100万年位前から神様をしてたって事……?」
カグラ「さすが救世主様、飲み込みが早いわ。私はあなたと同じ日本人なの。あ、私の日本人としての名前は神楽坂 数多。よろしくね。」
進(凄い話。でも、なんで?そんなに僕らの世界から呼び出してるなら、絶対ニュースとかに載るはずなのに……)
カグラ「実は世界A0にはとある性質があって……これはまたいつか話すわ。寄生人格がいなくなったら、その……二人きりで説明したくて。」
圭?(よほど俺の事を警戒してくるんだな。俺はお前に色々問い詰めたいところだが……これだけは教えてくれないか?どうして進は自身の記憶をなくしただけじゃなく、彼についての情報が世界から消え去っていた?)
カグラ「え?どうして私が知ってると思うの……?」
圭?(……俺の推測にはなるが、世界A0の人が世界B0に関連する出来事が起こると、世界A0からその人の情報が消える。それを”世界A0のある性質”によるものならば、進を誰も覚えてなかったのは、世界B0と何かしらの関わりがあったからじゃないのか?)
進(凄い推測……)
カグラ「……全部じゃないけど、救世主様。あなたの過去を教えるわ。」
進「僕の、過去?」
カグラ「あなたの本当の名前は……”未神 遼二”。川崎付近に住んでいた小学生だった。」
進「え?」
カグラ「あなたが記憶をなくしてる理由は……ごめんなさい、私にも分からないの。でも、これだけは知ってる。あなたは8歳位の頃、幼馴染と一緒に命を落としてるわ……でもあなたはこうして生きている。私はこれを”あなたが先代神の生まれ変わりだから”だと思ってる。」
進「え?え?」
進(僕が……既に死んでいる? 今もバトロワで死んでるけど。)
カグラ「もし私と同じ位の世代の神が、死に際に”来世でも同じ能力を使いたい”とか願ったら、多分世界A0でも同じ能力は使える。それが、もし”生き返る”とかそういう能力だったら、あなたが生きててもおかしくないわ。」
進(僕が先代の神の……そんなはず……いや、でも……その推測なら僕が死んでも記憶が消えて生きていた説明にもなる……)
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話が一段落ついた。進は自分や様々な世界の話をされて疲れていた。
進「未神、遼二……ねぇ……」
カグラ「色々説明したね。まぁ後々改めて色々教えるけど、私から一つお願いがあるの。」
進「……え?」
カグラ「救世主様には……絶対にこのバトルロワイアルを勝ち残って、黒幕となる主催者がいる場所に行って欲しいの。」
進「黒幕を……?」
カグラ「私は冥界から”世界B0”を覗けるんだけど、黒幕のいる場所が何故か覗けなくて……だからその場所に行って、黒幕の場所を特定して欲しいんだけど……良いかな?」
進「僕が確実に勝ち残れるとは言い切れないけど……」
カグラ「……そういうと思って、私はあなたにとある世界に行って貰おうと思うんだ。」
進「とある世界……?A0でもB0でもなく……?」
圭?(俺が一番知りたかった所だな。何だ、C0とでも言うのか?)
カグラ「世界A0B88888888A……私が適当に決めた、魔法が盛んな世界だけど、そこで18年修行して貰うわ。あなたの意識をこれから生まれる子供に入れて。」
進(世界の名称長……ってか、え?18年?)
カグラ「私には、霊体とか魂とかを別世界の”魂のない人の体”に入れる力があるの。だけど、送った魂がその世界にいられる時間には限りがあって、18年までしか滞在できないの。それが過ぎたら冥界に戻ってくる。そしてその18年間は、送った世界とこの冥界以外の全ての世界の時間が止まる……」
進(……18年。)
カグラ「その……ごめんなさい。私がつけた能力だから……」
進「いや、いい……」
進(僕が死んだときに霊体になったのは、ギャグの力のおかげ……いつ霊体じゃなくなるか分からないけど、18年間しっかり修行して、生き残れるようにしないと。黒幕を探すのもあるけど、やっぱり圭を諦めきれない……)
カグラ「あ、一応向こうで使えてた氷魔法とかはそのままだから、向こうの世界でも使えるよ。」
進(……なんでここでは使えなかったんだろう。まあいいや。)
カグラ「寄生人格も一緒に行っちゃうのは少し心配だけど……今から送るね。じゃあ、18年間頑張ってね!私が適当に決めた世界だからその世界の事ほとんど知らないけど、頑張って!」
進(えぇ……不安しかないんだけど……)
こうして進(遼二)、そして何かしら知っている偽物の圭は、異世界に修行に行くのだった。
その修行の内容は、また別の話……




