飛ばす
作者「お久しぶりです。2章はこの回合わせてあと5話で終わります。そして3月から……」
【渡辺 進】
「長谷川……!?えっと、こ、ここは……」
「出会いも再会も同じとかもはや運命だなw 望んでないけど。」
そういえば、初めて長谷川と会ったときも……
僕が戦いに負けて吹っ飛ばされて、落ちてきた先がここだったんだ。
この運命は……僕のギャグ小説がもたらす現象?
「というかお前、なんで勇気の仮面をつけてないんだ?それがないとお前は……」
「あ、まぁ、い、色々あってね、うん。」
「……どうなっているんだ?お前盾をなくしてるし。」
「……あ忘れてた。」
Yとの戦いに勝って、あそこ出る時に盾を持っていくの忘れてた……
「……そういえば、何で吹っ飛ばされた?」
「……武器を振り回された時の……風?で、ね。」
「じゃあ、それをあっちに向かってお前にすれば、戻れるか?」
「……え?」
そういって長谷川はいつの間にか沢山持っていた岩の破片を《創作スキル》でバットに変形させた。
「お前のギャグという運命力があれば、あっちに向かって振るうだけで、元いたところに戻っていくだろ!」
「えっ、ちょ、ってかせっかくここに戻ったから、休ませ」
(ビュン!)
「……うぅ!」
(ヒューーー! キラーン★)
僕は長谷川に吹っ飛ばされ、さっきの所に……
(ヒューーーーー)
……あれ?通り過ぎたんだけど?
(ドゴーーン!)
いたい。ここどこ?
すごい勢いで地面に激突したのに、血一粒垂れてない。
「お、おにぃちゃんだれ?」
……だれぇ?何かRPGの主人公みたいな子がいるんだけど。
「え、あ、だ、ど、どちら様?」
「おれ?おれは小林 晴や。ステータスみたかんじ、もしかして桐島おじさんのしりあい?」
「晴やー! うん?あのひとだれ?」
……!?洗脳されてない女子!?
「……あ、わたし花子っていいます!おんなのこがつぎつぎにあやつられてることをしってるんですね……あ、じつはさっきせんのうされてないおねえさんとなかよくなって……あんないします、わたしたちのひみつきちに!」
秘密基地?
……今は関係ないけどここまで生き残ってるって事は、この子達も誰か一人は殺してるんだ……
そんなことを考えながら案内された先に……
「……え!?」
予想外の人物がいた。
【桐島 剛】
「はぁ、はぁ。」
「な、何とかここまで来ましたね。」
女装作戦が失敗し、進もどっかに吹っ飛ばされた。
それが分かった俺と修也、昇は合流し、どんどん倒して強行突破していた。
……俺は気絶はさせたが殺せなかった。洗脳されてて可哀想と思ってしまったらしい。
「……桐島。一つ聞きたいんだけど。」
「ん?どうした?」
修也が急に問いかけてきた。
「もし、おおに……仲間が向こうにいる更に強い人に殺されたら、その人を憎む?」
「……当たり前だ。」
「……それが例え、元々善人で今は操られてるだけの可哀想な女の子でも?」
「いや、”ご主人様”って呼ばれてるあいつにヘイトが……」
「……もしあいつにも、情に流されちゃう程悲しい過去があったとしても?」
「……!?」
「ふ、二人とも!また誰か来ますよ!」
「……俺は進の悲しみを知りながらも、あいつの事を憎んだ!例えどんな過去があっても、俺の仲間を殺すことは、そう簡単に許せない!はあぁ!」
一旦話は中断し、再び戦う体勢を取った。
【清水 空】
「紫の……飴?《オープン》。」
:継承の飴:
外の力は、受け継がれていく。その飴で。
スキルで調べたが、もし書いてあることが本当なら……
「終わりだよ、殺して。」
「「やあぁ!」」
(ガリッ!ガリッ!ガリッ!ゴクン……)
急いで飴を嚙み砕き、飲み込んだ。
俺の体が光り始めた。
「これは……!?」
:スキル獲得:
心読み
回避援護
マインドダメージ
状態異常付与
援護魔法
撃破コピー
これは……さっきの男の能力か!?
全員が驚いて動きを止めている。今だ。
俺は窓から逃走し、仕切り直そうとした。
……だが、またすぐに戦うことになりそうだ。
「いた。俺に協力しそうな人達が。」
晴也たちの所に飛ばされた進。そこで出会った”予想外の人物”とは……!?
その一方、飴を食べた清水は、死んでいった麻生の持っていた能力を継承!
数々の小説家を殺し、その小説の主人公の能力を獲得してきた麻生。
それらが全て受け継がれた!そんな清水が見つけた人物は……
次回『重ねる』
つづく!




