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戦う ~渡辺 進vs桐島 剛~ ②

作者「活動報告でも言いましたが、4日連続投稿1日目だオラァ、先週休んでた分取り戻します。」



【渡辺 進】


「……もしもし。」


「……進か? もしかして、ダンジョンに着いたのか?」


「いや、そろそろ。一応聞くけど、僕らに戦う意味はあるの? ”ご主人様”って人にはこっちも用があるし。」


「……言ったはずだ。俺は、俺の仲間を殺したお前と本気で戦って、気持ちを整理したい。お前もそうだろ? 俺はお前の友達の圭を殺した。だから……ふああぁぁ。」


剛に電話をかけたら、起きたばかりのようで、とても眠そうだった。


「じゃあ、待ってる。」


そう言って、僕は電話を切った。


僕は間違ってない。

圭が殺されたのは、僕が剛を裏切ったからだ。

でも僕が裏切ってなかったら、どのみち剛に殺されてた。


圭がいたから、今の僕がいる。

剛は毒島に説得されたことで殺すことを決めていた。仲間想いな剛だから気持ちは理解している。

だけど、許しはしない。この戦いで勝つ。その為に僕は修行をしたんだ。


(絶対勝てよ、というか殺せ。俺を殺した張本人を。)


「お前が殺された訳じゃないでしょ……」


偽物の圭も何だかんだ応援してくれてる。”お前の心を折る”とか言ってたのに、随分と丸く……


「……止まりなさい、氷使いの男性。」


洞窟……ダンジョンへ向かっていると、何やら聞き覚えがのある声が聞こえた。

彼女は……あの時の!?


「また会いましたね。あなたと一緒にいた女性の方は、私が力の使い方を誤ったせいで、お亡くなりになられました。あなたはあの女性の場所を知ってますか?」


「大西……知らないけど。というか、そっちの一緒にいた人は?」


「……風花は、誰も殺せず失格になってしまいました。次風花の事を口にしたら殺します。」


あのクソ女……フウカは僕の事を”中二病くささと特大のオナラの臭さを兼ね備えた仲間を救えない男”みたいなことを言ってきたから、死んだと聞いて、正直僕は嬉しく思った。


「……ふふ。」


「……今、風花の事を笑いましたね。あなたには……死んでもらいます!」


アオイがマイクを取り出す。

そういえばあの時、アオイに攻撃する直前で電撃を喰らったけど、あれは何だったんだろう?


「♪(さよなら 愛した僕たちよ 三つの過去を今 歴史から僕が消えることで 君が笑えるなら)」


アオイの周囲から4つの大きな球が飛び出してきた。


「神よ、刺客から僕を守ってください! 《コオリウォール》!」


その中の三つは爆発した。

すぐに氷で覆われた壁を作り、爆発は防いだが……


「うっ!?」


残りの一つは僕の頭を狙ってきた。

僕は避けようとしたが避けきれず、頬をかすめ、傷ができてしまった。


「♪(過去の記録が消えても 向こうの歴史は消えても 今が残ればそれでいいよ)」


無数の球が僕に襲い掛かろうとしている。

僕だって……修行の成果を見せてやる!



「神よ!」


「……??」


「氷で、私の腕を武器と化して下さい! 《コオリアームブレイド》!」


「……え!?」


剛に勝つために完成させた秘密の技、《コオリアームブレイド》。

持つタイプの剣ではなく、僕の右腕の手刀そのものが氷の剣となっている。


「はあっ!」


(スパン!)


僕は球を斬りながら、アオイの方に突進していく。

この技を考えた時は、重心を保つのに精一杯だったが、何とか斬りながら走る位には使いこなせるようになった。


更に……


「神よ、この邪魔な球をまとめて切り裂いてください! 《コオリビームスラッシュ》!!」


技名は直球だが、剣から斬撃を出し、目の前の球を次々と切り裂いた。


「……え!? う!?」


よし、アオイの懐に入り込んだ。後は切り裂くだけだ!

その時だった。


「うがあああああぁぁ、うわああ!?」


またしても……電撃が!?

痛い、痛い、痛い!この電撃が起こる条件は何!?アオイと何か関係が!?


「……またそれですか。やはりあなたは……弱いですね!」


「ぐううぅぅぅ!?」


近くにいたこともあり、アオイが僕の腹を踏みにじって来た。

本当に痛い。僕は思わず顔を揺らした。


()()()()()()()()()


「あなたの顔はそうなっていたんですか。……顔が童顔で格好いいようにも見えますが、ご主人様には到底及びません。」


そう言いながらも踏みにじっていく。本当に痛い!


「さて、そろそろ終わりにしましょうか。」


やばい、殺される!

これが最後だ、頼む、電撃よ起こらないでくれ!


僕は最後の賭けで、《コオリアームブレイド》を左腕で使用した……無詠唱で。

本当に賭けだった。詠唱をする暇はないし、右腕は剣となっていて重く、腕が上がらなかったから。


「う……う……うぅ!!」


左腕はアオイの方に向けている。

剣が素早く、鋭く伸び、そしてその剣は……アオイの胸を貫いた。


「うぅぅ!?」


……電撃が、起こらなかった!?


アオイの吐血が僕の顔の横に零れ、そして僕に向かって倒れてきた。

念の為……



(クビチョンパ)



僕はアオイを殺し、その死体を凍らせた。

そんな時だった。


「進、お前……氷で固まったその死体は一体……」


ダンジョンに向かう途中だったのか、ばったり剛と再会した。

その後ろには、井東と相上……知らない人……そしてまさかの大西までいた。

桐島と再会した進。

凍り付いたアオイの死体に全員が驚きながらも……桐島以外の4人の内1人が、進に怒り狂い、襲い掛かって来るのだった!

一体何故!?

次回『戦う ~渡辺 進vs桐島 剛~ ③』

つづく!

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