戦う ~渡辺 進side⑤~
作者「このゲームってポ〇カと違ってデッキに組んでいれば進化出来るんですよ。それに進化後が強力なキャラが多いので、ゲームバランスをどうすればいいのか……まぁYを殺せばこのカードゲームはもう終わりなので、バランスとかインフレとかどうでもいいですけど。」
【三人称視点】
進「エーシィの“エボリューションスキル”発動、《闇堕ち》!3人編成で始まったチームの他2人が、非正規な手順でいなくなった場合に発動できるスキル。通常のエーシィのカードは捨て、デッキから“完全なる闇堕ち”シャドウエーシィを同じ場所に登場させる!」
Y「こんな序盤でシャドウエーシィ!? ……空の見る目は凄かったんだね!」
このゲームには、特定条件を満たさなければ場に出せない所属者がいる。シャドウエーシィもその1人だ。
Y(シャドウエーシィ……ガードスキルとサポートスキルを持たず、他の所属者とチームを編成できない代わりに、高い体力と3つのアタックスキルを持つ攻撃タイプ……僕が作っておいて何だけど、やっぱり強い。)
進「シャドウエーシィのアタックスキル《憎悪の暴歌》発動。剣ゾンビ2体に70ダメージ……!」
剣ゾンビの最大HPは50。
シャドウエーシィによって2体とも撃破される。
進「剣ゾンビの撃破により、宝札カード2枚と20ウヲをゲットする。そしてゾンビを2体倒したことで、コインを2枚投げる。」
コイン《裏 ・ 裏》
進は顔をしかめた。
剣ゾンビの撃破時にコインを投げ、表が出れば更に10ウヲを手に入れられるが、チャンスを逃したのだった。
進「僕はこのターン1マス進む。ターンエンド。」
Y「僕のターン、要請!」
進(そろそろYのチームと接触するかもしれない……)
Y(僕側のダンジョンモンスターは“イーワ君”。スキルで受けるダメージを抑えてくるけど、攻撃するごとにどんどん防御力が下がっていくモンスター。 正直言ってハズレだな……)
ダンジョンモンスターは完全にランダム。
運が序盤の展開を動かすと言っていいだろう。
Y「1マス移動!そして本物のラミンと分裂のラミンの陣営を入れ換えるよ!分裂ラミンのサポートスキル発動、《粘着》!ラミン(分裂体)を山札に戻し、イーワ君の攻撃力を20下げ、受けるダメージを20増加させる!」
進「……え?」
進(無条件で場に出したり、デッキに戻して相手を弱体化させることが可能なのこいつ!?)
Y「そして、マークのアタックスキル《修行の成果》で20ダメージ……って言いたい所だけど、最初イーワ君は受けるダメージを40軽減してくるんだよね……まぁラミンのスキルで受ける弱くなってるから、次でダメージを与えられるんだけど! これで僕はターン終了!」
Y(まぁ次のターンで使うスキルが、すぐに終わらせてくれるんだけどねw)
進(次のターン、ダンジョン内部にいる強力なモンスターが攻撃を仕掛けてくる。いくらシャドウエーシィが強いとはいえ、Yとの接触を考えてHPは残しておきたいな……)
~4ターン目~
進:手札4枚(その内???2枚 宝札カード2枚)
所持ウヲ:20
ミスターY:3枚(その内???2枚 所属者カード1枚)
ドリル後0ターン
進(ダンジョン内部にいるのは“破壊牛モーモル”……こいつに攻撃される前にコインを投げることになり、裏が出るとワンパン……)
進はコインを投げた。
コイン《裏》
Y「あ……残念だったね。せっかくシャドウエーシィを出せたのにね。」
進「……危なかった。この瞬間、手札から宝札カード発動!《小学生男子のバリア》!この攻撃は無効になる……!」
Y(技術だけじゃなくて、運も凄い……)
進「僕のターン、ドロー。 ドフのチームを1マス移動させる。そしてシャドウエーシィのアタックスキル《一撃》発動。モーモルに150ダメージを与える!」
Y(シャドウエーシィの2つ目のアタックスキル《一撃》……このスキルを発動するごとに30ダメージの反動を貰う、体力が150あるから自力で最大5回まで撃てるけど……ここで使うんだ。)
モーモルのHPは140。
これによりモーモルは倒れ、シャドウエーシィは30ダメージを受けた。
進「モーモルを倒したことで40ウヲを貰い、更に宝札カードを1枚ドロー。……ん!」
進(これを次のターンに使えば、一気に優勢に持ち込める……!)
進「ターンエンド。」
Y「僕のターン、要請! そして《掘り出し電動ドリル》の効果で、宝札カードを1枚引く!」
Y(お、めっちゃラッキー!!)
イーワ君の攻撃がラミンに襲いかかる。
イーワ君の攻撃力は元々40だが、先程の分裂ラミンのスキルによって20下がっている。
Y「この瞬間ラミンのガードスキル発動、《雑魚敵吸収》!攻撃力30以下の攻撃がラミンに襲い掛かる時、相手を吸収する!これによって……ラミンの最大体力と攻撃力が20アップ!」
進(そんなぶっ壊れカード……許されていいの?)
Y「そしてイーワ君を倒したことで、宝札カード1枚と30ウヲを貰うよ!」
Y(更にこのカードで……!)
Y「宝札カード《作戦のメモ》を発動! これによってラミンをサポーターにする!」
進(まさかまた……?)
Y「そしてラミンのサポートスキル《擬人化分裂》をもう1度発動!山札からラミン(分裂)をタンクとして編成!」
進(……!? 分裂体も体力が上がってる!?)
Y「本体のラミンの能力アップは分裂体にも引き継ぐからね。」
ラミンの元々のHPは本体も分裂体も60。
最大HPが上がった事で、80に上がっている。
そして……
Y「1マス移動! やっと接触したね! そしてこのターンでの陣営変更で、本体ラミンと分裂ラミンの陣営を入れ替える!」
進(分裂の方のラミンのサポートスキルで、シャドウエーシィの攻撃力が下がる。早めに決着を付けないと……!)
Y「分裂ラミンのサポートスキル《粘着》を発動して、分裂ラミンを山札に戻す! これでシャドウエーシィの攻撃力が20下がり、受けるダメージも20増える! そしてマークのアタックスキル《修行の成果》で、シャドウエーシィに40ダメージ!」
シャドウエーシィのHPが120から80となる。
Y「ターン終了……って言って欲しそうだけど、まだまだだよ? 実はマークも持ってるんだ、“エボリューションスキル”をね!」
進(それはさっきカードを確認した時に見たけど……マークは3段階進化があって、攻撃をするほど進化する所属者。進化前と進化途中が弱いからデッキに入れるのを辞めたけど、ラミンと組み合わせると長生きさせやすくて化けるな……)
Y「これで“剣士見習い”マークを捨てて、"中級剣士"マークへと進化させるよ!」
ホログラム上で、マークの装備が強化され、構えも剣士らしくなった。
Y「さあ、ここまでほぼ思い通りだったそっちのプレイを崩させてもらうね!」
進のシャドウエーシィVSミスターYのマーク&ラミン!!
闇に堕ちた孤独のエルフと共闘する剣士&スライム……勝つのは!?
一方で……麻生の異変により、修也達は反撃を開始する!
次回『 戦う ~桐島 剛side⑤~』
つづく!




