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幻視する

作者「胸クソ展開には多分しません。大体のシナリオは頭に入ってますので。」



【渡辺 進】


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「起きろ。」


「………………ん?」


「起きろ!」


「え………えぇ!?」


なんで、なんで、()()ここに!?

目が覚めると、圭が……いや、いるはずがない。

これは……夢?


それに……何この空間!?

周りが黒くて、重力が重く感じる。


「聞いたよ、俺が殺した毒島って人が死んだって。」


「う、うん、まぁ、そうだけど……」


今僕は勇気の仮面を着けていない。

今目の前に圭がいる驚きで、まともに言葉を返せない。


「毒島が言ってた、お前が裏切ったのは自分のせいだって……お前があの人たちを殺したのは自分のせいだって……」


「……え?」


「……本当はお前のせいだろ。」


「………」


確かにそうだ。勝手に正当化した理由で、毒島と話し合わず独断で裏切る選択肢を取ったのは、正真正銘僕だ。


「そうだ、お前のせいだ……俺が死んだのは!」


「……!?」


「お前が勝手に取った選択が、俺を死なせたんだ! 毒島のせいにしといて、自分は完全な被害者だと思ってんのか! キモいんだよお前は!」


「……う!?」


……なんで、そんな事言うんだよ。

圭は、僕の知ってる圭は、そんな事言わない!


「……うるさいよ偽物! どの道僕が戦いを止めてなかったら本物は死んでたんだよ!」


「戦いが始まったのはお前が途中まで観察してたからなのに。」


「……とにかく、偽物の圭と話すつもりはないから。 僕は必ず生き残って、本物のお前を生き返らせてみせるよ。」


「勝手にしろ。 どちらにせよ、俺はお前を呪い続ける……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「…………………は!?」


突然視界が暗くなったと思ったら、今度は見たことある天井が見えた。


……やっぱり夢だった。

あの偽物の圭は、以前アオイという人たちと戦ってる途中にも話しかけられた。

“呪い続ける”って……怖いなぁ。


っていうか、僕はベットで長谷川と寝てたはず……


「あ、起きたのか。 悪い、凄い唸ってたから寝れなくて別の部屋に移した。」


「……ごめん。」


「それにしても大丈夫なのか? 今日はレイド対象のアジトに乗り込んで、製鉄所から鉄の回収に行くんだろ?」


「いや、大丈夫。ちょっと荷物を確認したら向かおうと思う。」


「明日でも良いんだぞ別に?」


「……いやでも、あの時のようにいつここがバレるかも分からないから。使える武器は早めに持っておいた方が良いと思うし、行こうかな。」


「……分かった。さっき僕の《創作スキル》で、昨日お前が取ったダンジョンの岩から盾を作っておいたから、持ってってくれ。」


あ、そうだ。

昨日の修行中、《コオリアームブレイド》で壁を斬りつけた時、かなりの岩が崩れたから一応と思って持ってきたんだった。


それにしても、盾……か……。

髪の毛で作った防弾チョッキ意味なくなった……w


机の横に盾があったので、持ってみる。

少し重いけど、めっちゃ頑丈だ。

これならもし襲われても何とかなるかも……!


「……ありがとう。」


「お、おお……ってか今更何だけどさ、勇気の仮面なしでそこまで喋るなんて珍しいな。慣れたのか?」


「……あぁ、そうかも。」


いつの間にか長谷川に対しては少し気楽に話せている。

圭と同じぐらいに……なんでだろ?


ひとまず、行く準備をしよう。

勇気の仮面……

回復のポーション……

盾……………防弾チョッキw


よし、大丈夫だね。


「……メールで地図を送ってるから、近くまで来たら電話してくれ。」


「あ、オッケー行ってきます。」


「行ってらー。」


僕は扉を開き、ダンジョンを抜け、外に出た。

外の暖かさに思わずあくびが出る。


「……ひとまず地図見よ。」



そう思って携帯を出した、ジャストタイミングだった。


(プルルルルルルルル!)


……電話?こんなタイミングで?

これは……長谷川じゃない、誰だ?


そう思って携帯を確認すると、その相手の番号が、


「は!?」


まさかの番号だった。




「……久しぶりだな、進。」


「剛……!?」

進に電話を掛けたのは……桐島。

関係の修復か、対立の継続か……

電話の内容は!?そして、この電話によって“あの男”の運命が大きく変わる……!?

次回から、~絡み合う4つの勢力編~がスタート!

次回『約束する』

つづく!

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