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動く

作者「今の日本人の多くは無駄な争いは避ける人だと勝手に思っているのですが、その人達同士を戦わせるにはどうしたらいいか。それで考えたのが”5日間以内に人を殺さないと失格”なんですよね…… そんでもって、自分の手は汚さず洗脳した人間で他の参加者を殺す、それがこの作品に出てくる『ご主人様』です。」



【桐島 剛】


俺達は手分けして仲間を探していたが、探した先にいたのは……


「あなたは……!」


ケイと一緒に動いていた女性だった。


「なんでここにいるんだ? 進は?」


「………戦ってるときにはぐれた。 ………く!」


彼女は俺を睨むように答えた。

俺を睨む理由……俺が、ケイを殺したからだ。


「……なんで、あなたは先輩を……圭先輩を殺したの……?」


「……それは」


あの時は……風真がケイを憎んでいた。

それに、進は裏切り者だった。

そんな進と仲の良いケイは……風真の為にも殺した方が良い……と勝手に思っていた。


「なんで、あなたは……あなたは!」


「……悪かった、俺のせいだ。勝手に風真の気持ちを尊重して、殺すのがあいつの為になるって……」


「そんなことで…? 謝って済むなら、私は……私は!」


……謝って済む話ではない。だけど、今の俺には……謝ることしかできない。


「……先輩を返して! 返せ! あなたが殺した、私の大切な人を!」


彼女は荒れ狂うように俺に杖を向けた。


「………くぅ!」


………え?やめた?


「……なんでやめた?」


「……あなたと戦っても、私じゃ勝てっこないし、先輩は帰ってこない。でも……!あなたのことは……今すぐにでも……!」


「……俺は何をしたらいい?」


「私に協力して。 そして先輩を生き返らせる為に、私を最後まで生かして。」


……そうすれば、俺が殺人を犯したことへの償いになるかもしれない。

だが………


「いや、最後まで生かすことはできないかもしれない。俺だって……」


「……は? なんで!?」


「俺には………どうしても生き返らせて、謝りたい人がいるんだ。」




【渡辺 進】


「機能が制限されてる?」


「あぁ、本来は異世界のあらゆることを調べたり、ゲームしたり、動画配信したりできるんだけど……」


…はえーすっごい便利。


「だけど、機能が制限されてて……今使える機能が3つだけなんよなぁ。」


……なんで機能が制限されてるんだろう。


「1つは、()()()。メールができるんだけど……何故か、1~300の番号形式になってて、そいつらに全てメールできるようになっている。」


1~300?

……この番号は!?


間違いない、これは……


「2つ目が、()()()だな。だけど……この異世界の全ての地図じゃない。一部しかないみたいだ。」


マップか……もしかしてこれは……


「そして最後に……”イセカイモノ”っていう()()()()()()()()()()()()。これは……本来僕の小説に出て来た設定通りにできるらしい。」


1~300が登録されているメール。

一部分だけしか映されないマップ。

そして、ネットショッピングサイト……


「これ、バトロワの主催者が制限してんじゃない? さすがに全部使えたら、情報使ってワンサイドゲームできるよこれは。」


「あぁー、確かにな。主催者……俺達に小説の主人公の能力を与える力があるなら、その能力を一部制限して与えることも可能か……可能だな。」


「……でもメールとマップって、かなりのアドバンテージじゃない? それに、メールがバトロワ仕様なら……ちょっと試したいことがあるんだけど良い?」


「え?」



実は……僕自身に振り分けられた番号を既に知っている。


本当なら、残機が1にならないと自分の番号は分からない。

だけど……


「”あいうえお”って書いて送信したら……」



(ピコン!)

僕の携帯が鳴った。

確認すると……1()3()1()()から”あいうえお”とメールが来ていた。

……僕の携帯からのメールの返信は出来ないらしい。


「え、え? お前、もう1回死んでるのか?」


「……いや違う。でも、番号知ってるのは……ちょっとした裏技でね。」


その裏技……それは、毒島がいたからできたことだ。

毒島は1度死んだから、自分自身の番号を知っている。毒島は94番。


だったら……自分の携帯電話で、その94番に電話を掛けたらいい。

そしたら……毒島の携帯電話には、自分の番号が受信者の名前になった状態で電話がくる。

それによって、僕も剛も、一緒に動いてた皆も、自分の番号はもう分かっている。







僕の番号は……

1()0()()


……いやなんでこんなに番号が早いんだろ。




【主催者の男】


「”女性を洗脳する能力”か。この能力は……もしかしたら、俺の計画の邪魔になるかもしれないな。」


「……どうするんですか?」


「……こうしよう。今生き残ってる参加者全員に、こいつを殺す為の”レイドバトル”を用意する。」



【ご主人様と呼ばれる男】


「ご主人様、大変です! 参加者全員に、あなたを殺すレイドバトルを主催者が仕掛けたようです!そして殺した人には、()()()1()()()()と! どうされますか…?」


「……僕を守ってぇ」


「かしこまりました。 ……防衛の為、外に出ている人を呼び戻しますか?」


「うーん、どっちでもいいからとにかく僕を守ってね。」


「か、かしこまりました……」


「じゃもう行っていいよぉ、めい。」


「はい、私は愛するあなたの為に最善を尽くします!」



【ミスターY】


「レイドバトルかぁー、面白いこと考えるねぇ。だけど……そのバトルに参加する人を狙って狩るのも面白いかも! どうしよっかなー?」

進、桐島、ご主人様、ミスターY……

この日の出来事を境に、新たなる戦いが始まる!

レイドバトル……進はどうするのか!?

次回『考える』

つづく!

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