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俺の描いた物語による末路 ~300人の小説家のバトルロワイアル~  作者: この星にいる誰か
第1章「仮面の男の正体 そして22番の最期」
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死ぬ

作者「次で1章は最後です。」



【渡辺 進】


僕には…9歳より前の記憶がない。


どこで生まれたのか、両親は誰なのか、本当の名前はなんて言うのか…何ひとつ分からない。


この「渡辺 進」っていう名前も…育ての親になっている人がくれた名前だ。



なぜだか僕のデータはどこにもなくて、誰も、僕を「顔さえ見たことない」と言っていた。

僕は"ただここで生きているだけの存在"だった。


僕は、近くにある小学校に通うことになった。



「バーカ!」 「忘れんぼう!」 「ヘタレ!」


…僕はいじめられた。

…今思えば、ちょっと前のことさえ覚えてない僕が、みんなにとって気持ち悪い存在だったのは当然だったと思う。



そんな僕を助けてくれたのは…


「お前が進?転校生を案内してくれって頼まれたんだけどさー」


…圭だった。


最初はただ、学校を案内する人とされる人という関係だった。

でも…


「お前さー、よく俺の話をちゃんと最後まで聞いてくれるよなー。みんなテキトーに聞いて、「そんなことよりー」とか言ってすぐ話を変えてくるのに。」


「い、いや……僕は分からないことだらけでさ。ちょっとの話でも、興味が湧いてきちゃうんだよ。」


「……じゃあさ、これから俺の話し相手になってくれないか?」



それが、圭との馴れ初めだった。

気が付けば僕は、圭と仲良くなっていた。

…仲良く話していると、みんなも次第に打ち解け、同じように接してくれるようになった。



僕は今、記憶がないことをあまり気にしていない。

……圭のおかげで。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



僕は毒島 風真のち〇こを殴った。


圭が殺されないように。

バフをどうにかしようと思えば、仮面がそれを行う勇気をくれた。


圭と、復活した剛が戦っている。


そして…


「え、《エル・リカバリー》・・・!」


回復した毒島と…


「《エックス・エ……」


「させない! 《エレキショック》!」


大西 奈珠波 が戦っていた。


僕は…


「神よ、氷で相手の動きを封じてください! 《コオリフリーズ》!」


後ろのみんなを凍らせて……話を試みた。



【赤根 圭】


キリシマが…生きていた。



「どうやらバフはつけれないみたいだが、大幅に力が上がっているみたいだ。」


「くっ!」


俺とキリシマの、本気の戦いが始まった。



キリシマは炎で結界のような空間を貼り、その中で電気を放ってきた。


俺は咄嗟に避けようとしたが…


「はああぁぁ!」


足元に…氷の刃が…!?

氷の刃を踏んだ瞬間、足が動かなくなり…


電気に直撃した。


痛い…………………………………!


攻撃力は誰よりも高いが、防御力が小説の一般冒険者未満。

そんな俺がまともに攻撃を喰らえば、大きな傷を負う。


…俺はどこかに掴まりたいが、炎が邪魔して掴まれない。


でも…体は動く。

ここで決めなきゃ、生きて帰れない…!


「うやああああぁぁぁぁ!!」


俺は無意識に声を張り上げ、キリシマに突っ込んだ。

それに対してキリシマは、短剣で対抗してきた。


「うりゃあああああああぁぁぁ!」

「うおらあああああああ!」






俺の攻撃は………当たった。













だけど……

当たったのは……左肩だった。



キリシマの攻撃も……当たった。

剣は俺の腹を深く……刺して……いた……。


「ァ……」


痛みの声も出ない。


炎の結界は消え……


肩を押さえるキリシマ…キリシマの仲間…大西……

進……


ダメだ、もう意識が……。


「う……あ………」




【渡辺 進】



ピコン!(2()2()()()())



………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。

………圭が…………死んだ。

圭の死体に、進はどう思う………?

次回、1章最終話『笑う』

つづく……

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