語る①
進視点での第1章です。
【赤根 圭】
進はキリシマを裏切る形で、俺と再会を果たした。
キリシマは強かった。俺の攻撃力1000倍の力は当たらなきゃ意味がない。
あいつは近距離の攻撃をしていて、攻撃はしやすい相手だった。
だけどあいつは、懐に入り込まれないように魔法を完全に使いこなしていた。
…進が逃がしてくれなければ、俺たちは負けていたかもしれない。
「ひとまず、あの木の下で休憩しよ・・・」
ドゴン!
「いてっ」
進が木にぶつかった。俺たちは無事だが、進は…
えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?
めちゃくちゃデカいたんこぶできてんだけど!?
しかも仮面を透けて貫通してるし!?
てかそういうたんこぶ漫画でしか見たことないんだが!?
「着いたならさっさと離してください!!」
大西が叫んだ。そうだった、大西って進の事嫌いなんだよなぁ。
たんこぶできたうえに怒られる進…少しかわいそうだ。
「ちょ、進、それ大丈夫か?」
「え?結構痛いけど、まあ大丈夫。」
そういって進はたんこぶに手を当て…
えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?
たんこぶなくなったあ!?
「前にもいったけど、僕ギャグ小説書いてて、ギャグの力使えるから、まあ大丈夫だよ多分。」
「あ、ああ・・・。ところで、バトルロワイアルが始まって何してたんだ?その仮面もめちゃくちゃ気になるし。」
「え?あぁ、それは・・・」
~~~~~時は2日遡る。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【渡辺 進】
「え?」
ここどこ!?The・森じゃん!?
周りが見えなくなって、急に開けたと思ったら、現実世界そっくりな森の中にいた。
いや、森じゃない。通路があって、頂上がありそうだった。
ここは山の中っぽい。
ひとまず上へ登ってみる。
バトルロワイアルの参加者が襲ってこないか警戒しながら、頂上を目指した。
…誰にも見つからずに登ることができた。
頂上には、小さな村があった。
ひとまず探索してみよう。
キュイイン……
……!? 誰かが出てきた!
「んん? 君も参加者かい? 安心しな、私はただ、ここら辺に来た人に商売することにしただけだから。」
そこには、少し年配のおばさんがいた。
「うぇ!? え、あ、ど、どちら様・・・ですか・・・?」
「まあまあ、ちょっとこっちに来なよ。家の中は安全だし。」
………全く信用できない。
ここ、本当は襲って何が目的かとか聞き出すのが正解なんだろうけど、僕には無理だ。
結局、警戒しながら恐る恐る入ることにした。
「私はね、神様に売って欲しいと渡された物を売ることで、恩恵を得ることができるんだよ。」
「え、あ、へ、へー、そうなん・・・ですか。」
「・・・君、ちょっとぎこちないねぇ。初対面だからってのもあるんだろうけど、さすがにそんな言葉が詰まってたら、まともに生きれないよ?」
「え、は、はい・・・」
「そうだ!君にぴったりの物があるよ。」
…バトルロワイアル………バトロワが始まってこんなに早く神に渡されてんの?神がこのおばさんに「売れ」って渡したのか?
「ほら、これだよ。」
これは………仮面?
「え、か、仮面・・・ですか・・・?」
「ただの仮面じゃないよ~。 これは"勇気の仮面"さ。」
勇気の仮面と呼ばれる仮面を買うことを勧められた進。
(まあ今仮面をつけてるってことは買ってるの確定なんだけど)進はこのおばさんの話を信じ、勇気の仮面を手に入れるのか!?そして、進が出会った人物とは!?(桐島だ!)
次回『語る②』
つづく!




