切る
作者「序盤の展開はほぼ決まったので下書きがたくさんできました。なので1章が終わるまで毎日投稿しようと思います。」
【清水 空】
「僕はミスターY! ねえ、僕とゲームしない? 勝てたらここから出してあげるよ!」
突然落とし穴ができて急に落ちたと思ったら、ミスターYと名乗る子供がにやけた笑みを浮かべて俺を見ていた。
「あんたが何してくるか分かんないから、遠慮す・・!?」
空を飛んで戻ろうとしたが、天井が防がれていて、逃げれなくなっていた。ここがまるで1つの部屋かのようになっている。
「僕のゲームに勝てなきゃここから生きては出れないよ。・・・まあ君たち2人が互いに殺し合って、残機1つ犠牲にして出れるかもだけど・・・でも死にたくないでしょ?」
確かに、出来ればノーリスクでここから出たい。そのためにはこいつのゲームを承諾して、そして勝つ必要がある。
「分かった、提案を受け入れよう。で、何すれば良い?」
「それはね・・・」
その時、戦ってた男が立ち上がった。ある程度休めたみたいだ。
「あ、2人共ゲームできるみたいだから説明するよ! 僕が考えたカードゲームを最後の1人になるまでやって、君たちどっちかが勝てば、勝った人がここから出れるってルール! ちなみにどっちも僕に負けたら、僕の言いなりになってもらうからね!」
ミスターYはそう言い、手に持つカードを切り始めた。
【赤根 圭】
「フーッ、・・・ひとまず、ここで休憩しましょう!」
息を整えながら言った大西の提案に、まだ整えきれてない俺は首を振った。
さっきの戦いで力をほぼ使い切ったから、当然っちゃ当然だろう。
「ここ・・・はぁはぁ・・・ダンジョンっぽ・・はぁはぁ・・ぽいけど、大丈夫か・・はぁはぁ」
「でも、このバトルロワイアルにいるモンスターって、全部誰かが呼び出したりした使い魔しかいませんよ? ここに隠れるのが一番安全ですよ、先輩。」
確かに。さっきのヒョロガリの男が呼び出してたドラゴンとチンパンジーの他に、モンスターとかは見ていない。ダンジョンなら空とかから見つからないし、安全と言えば安全か。
俺たちはダンジョンのような洞窟へと入っていった。
進んだ先に、3つの分かれ道があった。
王道を征けば、ここは分かれて進むべきところだ。だけど参加者が襲ってくる可能性があると考え、一緒の道を進むことにした。
狭い通路を進むと、空洞のようなところに出た。
…そこには人の姿があった。
財宝のような物をかき集めている3人の背中が。
警戒しながら見ていると、足音に気付いたのか、こちらを振り向いた。
………………………………………………………!?!?
なんで、コイツがここに!?
その3人の正体は、2人の魔法使い、そして…
俺が一度殺してしまった状態異常を使う男だった。
圭と風真、再び遭遇!
風真は恐怖で頭がぐちゃぐちゃになり、怒りのままに、圭を襲った!そして、奈珠波が状態異常になってしまい…!?
次回『戻る』
つづく!




