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第9話・夢への入場方法

ごまがビョーマを倒すための方法がわからず、途方に暮れる!?

25年前のこの話にあのキャラが・・・!!

ごまはビョーマを打ち倒すと心に誓いながらも、なかなかビョーマに遭遇することはてきなかった・・・。


コアラー「新聞に、糖尿病患者が夢の中でビョーマに足を食われた夢を見て、朝起きたら足が無くなっていたっていう事件が起きたぞ!」


ごま「うぐ・・・。早く奴を打ち倒さなければならない!!」


ごまの倒したいビョーマという奴の姿は、映画のエイリアンの背中に、グリードの触手が四本生えたような感じらしい。体色は、オレンジ色に近いそうな。

ちなみに、グリードは時代背景からしてデデーン☆なのだが、ビョーマの姿をわかりやすく説明するために致し方なかったので、特別です。


ごま「ものしり博士の言ってることが正しければ、ビョーマは僕たちを襲うことはないようだ・・・」


コアラー「よかった〜。ビョーマに襲われないんだな・・・。

人間のコクが好きな化け物でよかったよ」


ごま「でも、そんなことが続いたら、いつまで経っても奴を倒すことはできないよ・・・」


コアラー「仕方ないだろ。俺達の味は薄っぺらいんだから。

奴はコクがたっぷりある生き物しか襲わないんだぞ!」


ごま「ぬぅ・・・。そうだよ!そうだけど・・・。

この困難を乗り越えねば、巫女やシスターでハーレムを創るという、お前の野望は終わっちまうんだぞ!


それが嫌なら、何かいい方法を考えろ・・・」


コアラー「わ、わかったよ!全力で考えるから!」


二匹は必死で考えた!


三時間後・・・、二匹はある料亭にいた・・・。


ごま「完全に詰んだな・・・」


コアラー「何も考えられなかった・・・。

すまぬ・・・。すまぬぅ・・・!!」


ごまは悔しそうに、カレイの刺身を食べた・・・。


ごま「これは、城下ガレイか?

このネットリ感はマコガレイと違うからな・・・」


ガイロス「ほぉ、詳しいね!

今時の奴らは白身魚の味なんか、ロクに解らねえんだからよ・・・」


ごま「まぁ、主食が魚だからね・・・」


ガイロス「1番気に入らないのは、ネギトロのまがい物に惑わされている奴らだ・・・」


ごま・コアラー「ネギトロのまがい物・・・?」


ガイロス「そう!スーパーや回転寿司とかのネギトロはな、マグロの赤身やアジとショートニングを混ぜてやがるのさ!


まったく・・・。まがい物のせいで本物の肩身は狭くなっちまったもんだ。



こうなったら、弟のダークラに何とかしてもらうか・・・(ボソッ」


ごま「いま、何と!?」


ガイロス「な、何でもないよ!」


ごま「・・・?」


よくみると、店の隅っこに小さな女の子がいるのを見かけた!


コアラー「あそこにいる幼女は誰だ?」


ガイロス「俺の娘の富江だ。将来、いい男と結婚するとか言い出してよ。

まだ、7歳だってのに・・・」


ごま「君ぃ、何してるの?」


富江「もしも運命の人に何かがあったときのお守り!」


富江はそういうと、赤・青・緑の紐を三つ編み状に編んだものに、目玉のような石がついたアクセサリーを見せた!


富江「トルコのお守りなんだって!

これは練習用に作ったやつだから、あげる!」


ごま「っっっ!?」


ごまはトルコのお守りとやらを手に入れた!


ごま「ありがとうな・・・」


ごまはそういうと、勘定を済ませて店を出た。


ごま「こんなのいらないんだよな〜」


コアラー「まぁ、いいだろ・・・」


二匹が歩いていると、真夜中にも関わらず赤ちゃんをあやしながら歩いている女子高生がいた・・・。


ごま「ねぇちゃんよ!そんなところで何してるんだよ?」


女子高生「なによアンタ達こそ。獣のくせして!」


ごま「その赤ちゃん、お前のか・・・?」


女子高生「この子は・・・私の大切な・・・」


ごま「そうかそうか。なんなら、このお守りを赤ちゃんにやるよ!」


ごまはそういうと、赤ちゃんにお守りを渡した?


赤ちゃん「ばぶぅ!」


女子高生「もう!毛皮を剥ぎ取るわよ?」


コアラー「やれるものならやってみろ!動物虐待で訴えてやる!!」


二匹は笑いながらそういうと、さっさと神社のほうへ帰っていった・・・。


邪魔がいなくなったあと、女子高生は我が子をまたあやした!


女子高生「まったく、迷惑なやつでしゅたね〜!



・・・ディスティニーちゃん!」


ディスティニー「ばぶぅ?」



一方、ごま神社は・・・。


ごま「さっきの料亭のおっさん、ネギトロのまがい物にはショートニングを入れているって言ってた。

ビョーマにも、まがい物は通用するのかな?」


コアラー「わからないよ、そこまでは。

っていうか、お前何言ってるんだ!?」


ごま「体にショートニングを塗れば、ホイホイとやってくるんじゃないかなーって・・・」


コアラー「じゃあ、試してみれば?」


ごまは早速、体中にショートニングを塗って外に出た!


ごま「さぁ、来い!」


しかし、ビョーマが現れることなく、夜が明けてしまった!


ごま「来なかったが・・・」


コアラー「ビョーマは動物性の油脂か、病気で死にかけている生き物にしか興味ないんじゃないのか?」


ごまは無駄な一日を過ごしてしまったのだった!


ごまよ、急げ!馬鹿な事をしている間にも、犠牲者は増える一方だぞ!?

1984年・・・。まだスーパーマリオすら出ていなかったかな?(多分)

富江のお守りは、今後の物語に関わってくるのだろうか・・・?

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