第7話・打倒!ビックリッター
あの強敵・ビックリッターとの戦いに終止符が!
ビックリッターの倒し方がアレなのと、虫が嫌いな人は注意したほうがいいかな!?
ダークラがオワリと戦っていた頃、ごまちゃん達はビックリッターをどうやって倒すかを相談していた!
コアラー「あいつに勝つにはどうしたらいいんだ!?」
ごま「まず奴のHP・260を削る方法だな」
コアラー「アイツのHP、260もあったの?」
ごま「今の僕たちから見れば、ボス級のHP量だ」
コアラー「ふん。どうせこの先、もっと強い敵が出てくるんだろ?」
ごま「そんな話はさておき、奴のHPを削る作戦は無いのか?」
コアラーはそういわれて、ずーーーっと悩んだ!
悩みに悩んで3時が経過したころ・・・。
コアラー「ユーカリを喰わせたらどうだ?」
ごま「ユーカリ・・・?」
コアラー「ユーカリには青酸が含まれている。我らコアラがそんな猛毒を持つユーカリを食べられるのは、腹の中に・・・」
ごま「ユーカリの猛毒か・・・。いけるかもしれん!」
コアラー「おーい、人の話聞いてるーーー?」
ごま「人ではないだろ・・・」
こうして二匹はビックリッター撃破計画を翌日に実行することにした・・・。
その夜、ごまは妙な夢を見た!
ごま「み、道端に金が落ちている!
・・・うしし!!」
ごま「うひゃひゃ、儲かった!儲かったーーー!!」
コアラー「起きろよ、ごま!もう朝だぞ!!」
ごま「ふにゃ?もう朝か・・・。
って、アッー!拾った金がない!!お前、盗んだな!?」
コアラー「なにいってんだ、お前?夢でも見ていたんだろ?」
ごま「なんだ、夢か・・・。で、何なんだ?その草は?」
コアラー「嫌だなぁ!昨日言っていた計画を実行に移すんだよ!
楽しみにとっておいた、大事なユーカリの若葉だ!粗末にするなよ!!」
コアラーはユーカリの若葉をごまに渡すと、泣きながら帰ってしまった!
ごま「なんだよ、僕だけで行くのかよ・・・」
ごまは不満を言いながらも、朝食を食べ、ビックリッターを探しに出かけた!
ごま「ビックリッターの気を探れば・・・!」
気をたどって探した結果、ビックリッターは街のゲーセンで遊んでいた!
そこへ、ごまは乱入した!
ごま「そこまでだ!ビックリッター!!」
ビックリッター「なんだ、またお前か・・・。
っていうか、うまそうなモノを持っているな!
ごま「お前のために持ってきてやったんだ!
ありがたく思え!!!」
ごまはそういうと、ビックリッターにユーカリを与えた!
ビックリッター「うまそーーー!!!
いただき!栗の木!」
ビックリッターはそういいながら、ユーカリにマヨネーズをたっぷりかけて、一口で食べてしまった!!
ビックリッター「あ〜、うまかったーーー!!」
ごま「(心の声:ふふふ・・・。さすがに青酸の猛毒には耐えられまい!)」
ごまはそう思いながら、ほくそ笑んだ!
しかし、ビックリッターに何も変化は起きなかった!
ビックリッター「どうした?俺をそんなジロジロ見つめて?
俺の顔がイケメンだからか・・・うぷぷ!」
ごま「さ、さっきの・・・何ともないのか?」
ビックリッター「なんだよ、マヨネーズなんか浴びるほど飲みたいくらいだよ!」
ごま「何でもない・・・」
ごまは落胆しながら帰還した!
ビックリッターはというと、ユーカリを食べて上機嫌だったので、襲撃して来なかったようだ・・・。
コアラー「どうだった?倒せたか!?」
ごま「倒せなかった・・・」
それを聞いたコアラーは歎き悲しんだ!
コアラー「うぐうっ・・・!!
何のために俺のユーカリちゃんは・・・!?(涙目」
ごま「本当にすまない。クリッターには毒は効かないようだ・・・。
クリッター、クリッタ、栗田、栗・・・。
栗の弱点は・・・あれだ!!」
コアラー「あれだって、なんだ!?」
次の日、ごまはあるアイテムをビックリッタープレゼントした!
ビックリッター「なんだぁ、この小さい幼虫は!?」
ごま「おいしいよ!」
ビックリッター勧められるがままに幼虫を食べた!
ごまはそれを見ると、大急ぎで逃げ帰った!!
ごま「奴に喰わせることに成功したぞ!
・・・栗虫!!」
コアラー「たしか、その栗虫っていう幼虫・・・、栗を食糧にする虫だよな?
もしかして・・・!?」
数日後、ビックリッターの死骸が発見された!
ビックリッターの体からはウジ虫のように栗虫がウヨウヨしていた!!
ごま「栗虫に喰われて、ぺっちゃんこだ!」
コアラー「一通り終わった事だし、これからどうするの?」
ごま「金を集める。まずはそれからだ」
化け物退治は一段落した。
しかし、神社を直すために金を集めることに。
この考えがさらなる敵との遭遇にならねばよいのだが・・・。
余談だが、25年前の話なので、ケータイやインターネット、戦後○双など、当時に無かったモノが出た場合は一部の例外を除き、処刑人による裁きの仕置きが・・・!!!