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第6話・クジラの夢にさようなら

前回の戦いの続き。ダークラは最初から魔王になりたかったわけではないようだ・・・!

そして、ロンドの意外な一面が・・・?

魂がないのに生き返るというサイクルが知りたくなったダークラは、オワリに遭遇した!


オワリ「お前がファインの言っていたオスマン人だろ?

・・・キモいな」


それを聞いたダークラは早速、オワリを討ち取った!

すると、魂が出てきた!


ダークラ「あれ〜?本当に出てきたよ!?」


ダークラは不思議に思いつつ、魂を回収した後に時間を巻き戻した!


すると、ファインが言ったように魂が無いにも関わらず、生き返ったのである!


オワリ「お前、ファインの言ってた変態だろ?」


ダークラ「・・・」


ダークラは悟った!



オワリはただの人間ではないと・・・!!


ダークラ「こ、この悪童め!!

狂気に身を任せて、死をも忘れたかーーー!!!」


ダークラはオワリを抹殺しようと剣で切り掛かった!

すると、オワリは剣を素手で受け止めた!


オワリ「しねよ、てめぇ・・・」


ダークラ「ふん。化け物に殺人予告されてもなんとも思わ・・・。


げえっ!!!」


ダークラは気づいた!


オワリの歯は猛獣のように鋭く、眼はこの世に存在する生物とは違う“何か”だった・・・。


ダークラ「貴様、一体なんなんだ・・・その顔は?」


オワリ「ぐが・・・かかかか・・・!!」


オワリの異変に気づいたダークラは、オワリの気を読み取った!


すると、自分の魔力を上回る邪気を察知した!


ダークラ「こいつ、俺より強いぞ・・・!!」


それを聞いた仲間達は、驚きを隠せなかった!


ロンド「ダークラよりも強い・・・だと!?」


ファイン「ああん、どうしよう!?」


ロンド「フレア!お前、敵を炎の中に閉じ込めて、それを大爆発させるような技とか習得していないか?」


フレア「すまないが、そういう技は炎の最強属性・紅蓮を持つ者でないと無理だ・・・。

溶岩は三番目くらいだからな・・・」


配下が無駄話しているなか、ダークラはオワリから逃げていた・・・。


ダークラ「俺で倒せないとなると・・・」


ダークラはそういうと、闇の力で瞬間移動した!


なんとダークラは、伝説の騎士・アーシェロンの所へやってきた!


ダークラ「アーシェロンよ・・・」


アーシェロン「なんだよダークラ・・・。

お前は勇者になる道を諦めて、魔王になるんだろ?」


ダークラ「ああ。俺はダークサイドを行く。

今はそれとは違う問題が起きているんだ・・・」


アーシェロン「どんな問題だよ?」


ダークラ「俺より強い奴が現れた・・・。

オワリって名前の奴なんだがな。そいつは常人とは明らかに違う邪悪な力を持っている。奴を放っておけば、きっと平和は乱れよう・・・。


お前が、平和を守るつもりがあるのなら、奴を・・・オワリを・・・倒してくれ!!」


アーシェロンはダークラの話を黙って聞いていた。

すると、アーシェロンは・・・


アーシェロン「仕方ないな。

オワリってやつがそんなに危険だっていうなら、倒してやるよ!」


ダークラ「すまぬ・・・すまぬぅ・・・(涙」


ダークラがアーシェロンと共に日本へ行こうとすると、三歳くらいの子供がアーシェロンにすがりついた!


ダークラ「そのチビは誰だ!?」


アーシェロン「こいつは俺の子供のアーサーだ!」


それを聞いたダークラは驚きを隠せなかった!


なぜならアーシェロンは生涯独身を貫くと言っていたくせに・・・


いつの間にか妻子を持っていたのだから!!!


ダークラ「お前、あの時言っていたことは嘘だったのかーーー!?」


アーシェロン「え?何の事だ?」


アーサー「お父しゃん、おちごと頑張ってね!」


アーシェロン「ああ、行ってくるーーー!」


二人はやっと日本へ向かった・・・。


その頃、ごまちゃん達はとあるファミレスで反省会を開いていた!


ごま「まったく・・・。

あのおっさんのせいで負けたんだ!」


ごまちゃんはそういいながら、ステーキ肉を容赦なく噛みちぎる!


コアラー「お前さぁ、神社を設立したら・・・、従業員とかどうするの?」


ごま「従業員・・・!?

坊さんとか雇わなきゃならんのか!?」


コアラー「いや、坊さんじゃなくて・・・巫女だよ!巫女!!

とびきり可愛い奴!」


すると、ごまは細目でコアラーを見つめた!


ごま「お前、僕の仲間になったのはそれが目的だったんだな!?」


コアラー「そんなわけないだろ!!(焦」


二匹はそう言いながら笑っていたがすぐに気落ちした!


コアラー「もう嫌だーーー!!

クリッター怖いよーーー!!」


ごま「あんなのよりも、邪悪な魔女や女悪魔のほうが怖い。

そいつらの眼を直視すると呪われるぞ。心の弱い奴は死ぬことさえある。

そいつらは男をたぶらかしては魂や金をぶん取るんだぞ!!鬼畜だろ!


今のところ、そういう事件は聞いていないが・・・さて、帰るか」


ごま達はさっさと神社へ帰っていった・・・。



話を戻すと、ダークラとアーシェロンはオワリと対峙していた!


オワリ「雑魚どもが・・・!!」


するとアーシェロンは、いきなりオワリに向かって突進した!


アーシェロン「喰らえ!!ライジングサンダー!!!」


アーシェロンはそう叫ぶと、刀に強力な電撃をまとわせた!

そして、その刀でオワリに一閃を放った!!


オワリ「があっ!?」


オワリがそう叫んだかと思うと、追い討ちとばかりに雷がオワリを貫いた!


アーシェロン「安心しろ。これでも手加減したほうだ・・・」


こういったゴタゴタを起こしたからか、オワリはシンガポールへ引っ越すことになった・・・。


ファイン「うるさい馬鹿がいなくなってセイセイした〜!」


ダークラ「アーシェロンのやつ、いつの間にか結婚してやがった・・・。

俺も三十路だし、結婚するかなぁ〜」


ロンド「ダークラ、今だから言っておくが・・・。

やはり魔王ではなく、勇者のほうが向いているんじゃないのか?」


ダークラ「俺は魔界の秩序を変えねばならぬ。

人間との恋に落ちたバンパイアの愛を守るためにな・・・」


ロンド「よくわからないが・・・。

たとえお前が魔王だろうが勇者だろうが、俺はお前についていくよ」


ダークラ「すまない、ロンド。

お前には苦労をかける・・・」


ロンドはイギリスのロンドン出身の貴族だった。

しかし、ロンドは貴族として堅苦しく生きることよりも、自分の尊敬するダークラのために生きようと決心し、まだ正義の味方だったころのダークラについていくことにした。


ダークラ「思えば、お前は俺の最初の部下だった。

そして、俺のために悪魔となるとはな・・・」


ロンド「ただ、ダークラの創る世界が見たかった。

俺にとってダークラは全てだったから・・・」


ファイン「まったく、意味不明にかっこいいな」


フレア「たまには俺の事も・・・思い出してください(二番目の部下」


ダークラは仲間との交流を深めた!



後日、シンガポールのオワリの家族が殺害された・・・。

オワリはなぜか消息が不明になっていた。


そのため、オワリが家族を殺害したのではないかと言われた。

しかし、家族の殺され方は不可解だった・・・。


まるで・・・猛獣か何かに殺されたかのようだった・・・。

魂がない状態で生き返る・・・。これは単なる偶然なのか?

それとも・・・、恐るべき存在を生み出す愚行なのか・・・。

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