第10話・すごい機械がやって来た!
もはや、太陽神の面影がすっかり無くなってしまったごまちゃん・・・。
そこに現れた男が持ってきた機械によって、ごまのやる気にある変化が・・・?
ごまちゃん達はグダグダだった・・・。
ビョーマを打ち倒す術がなかったからだ!
ごま「今日、どうする・・・?」
コアラー「今日も飯食って寝る・・・」
ごま「飯食って寝る生活・・・。今日で何日目だ・・・?」
コアラー「今日で23日目だ・・・」
ごま「そうか・・・」
そんな会話をしていると、ある人物が現れた!
ごま「なんだ貴様は!?
また、『ちくわしか持ってねぇ』か!?」
ゼブラス「何を言ってるんだ、お前は!?
私は通りすがりの留学生だよ!!」
ごま「何しに来たんだ!?」
ゼブラス「ちょいと、いいものを献上しにきたんだ!」
ごま「なんだなんだ!?
金か・・・?」
ゼブラス「ちょっとした機械さ」
ごま「ま、まさかファミコンか!?」
ゼブラス「違う。こんな感じのものだ・・・」
ゼブラスはそういうと、小さな機械を渡した!
ごま「なんだよ、これ!?」
ゼブラス「私の作った電子生物だ・・・」
ゼブラスはそういうと、さっさと帰ってしまった!
ごまは渡された機械をじっと眺めていた・・・。
ごま「何なんだよ、これ・・・?」
コアラー「何を貰ったんだ?」
ごま「よくわからない機械を貰った・・・」
コアラー「どれ、貸してみろ・・・」
ごまはコアラーにその機械を渡した!
コアラー「このボタンはなんだ・・・?」
コアラーは怪しげなボタンを押した!
すると、その機械から小さなビー玉状の球が飛び出た!
その球は危うくごまちゃんに当たりそうになった!
ごま「っっっ!!危ないだろーが!!!」
コアラー「すまんすまん。そんな球が飛び出すなんて思わなかったから・・・。
この機械、ピストルか何かか・・・?」
コアラーはもう一度そのボタンを押した!
しかし、何も起きなかった!
コアラー「あれ?弾がなくなったか・・・?」
コアラーがそんなこと言っていると、ごまが何やら言ってきた!
ごま「そんなことより、あれを見ろ!」
コアラーはごまに言われるがままにその場所を見ると、さっき飛び出た球が大きくなっていたのだ!
コアラー「なんじゃこりゃーーー!?」
ごま「たしか、さっきの白黒野郎・・・。電子生物がどうのこうの言っていたな・・・。
ってことは、それは電子生物の卵かな・・・?」
コアラー「電子生物!?きっととんでもない化け物が生まれるぜ!」
ごま「まぁまぁ、ちょいと待ちな!」
ごまはそういうと、ライフル銃でコアラーを銃撃した!
コアラー「なんじゃこりゃーーー!?」
そんなことしていると、またもやゼブラスが現れた!
ゼブラス「おっ、卵を出したんだな?
それ、育てるの大変だからここに説明書置いていくぞ〜?」
ゼブラスは説明書を賽銭箱に説明書を入れると、さっさと帰ってしまった。
ごま「あの野郎・・・。賽銭箱に説明書を入れおって〜!!金を入れてけっての・・・。
可愛い巫女を雇えば、少しは来るかな〜?」
コアラー「み、巫女の胸の中で死にたい〜!」
ごま「じゃあ、これならどうだ?」
ごまはそういうと、ライフル銃でコアラーを銃撃した!
コアラー「なんじゃこりゃーーー!?」
コアラーが叫んでいるのをよそ目に、ごまは説明書を読んだ!
ごま「へぇ、電子生物って、育て方によって色んな生物になるんだ。
電子生物だけでなく、ユニコーンやドラゴンも作れるんだな?
こっちのが戦力になるよな?」
ごまはそういいながら、ユニコーンやドラゴンのページを読んだ!
ごま「何なに・・・?
ユニコーンの作り方は、『馬刺し、イッカクの角、聖女の眼差し、白い毛皮』・・・。白い毛皮しか用意できないな、今のところ。
ドラゴンの作り方は・・・。使う材料のページが長すぎる!!
しかたない、今は電子生物の育成に専念しよう。
なになに?『電子生物は飼育しだいではリヴァイアサンやバハムートをも超える戦力になる』だって!?
よーし、やるぞ〜!」
ごまは電子生物を飼育することにした!
ごま「そろそろ生まれたかな?」
ごまは卵を置いてあった場所へ戻った!
すでに卵から電子生物が生まれていた・・・。その生物はジェル状の不気味なものだった!
ごま「気持ちわりぃ、やだおめぇ!」
電子生物「・・・」
電子生物は言っていることを理解していないのか、全く気にするそぶりを見せなかった・・・。
電子生物は倒れていたコアラーを見つるやいなや、いきなり食べはじめた!
コアラー「なんじゃこりゃーーー!?」
ごま「きみぃ、それは食べ物じゃないよ!!」
ごまはコアラーから電子生物を引きはがした!
ごま「こいつ・・・。どうしよう?」
コアラー「どうしようもねーんじゃこりゃーーー!!」
ごまはコアラーを銃撃した!
コアラー「なんじゃこりゃーーー!?」
ごま「いつまで叫べば気が済むんだーーー!!」
電子生物の飼育を始めたばかりでこの始末。
はてさて、この先どうなりますことやら・・・。
今日はあの飼育ゲームの発売日。ちなみに人面魚のほうじゃないよ。
まさか、あれが発売される数年前から電子生物がいたとは。そして、それを作ったゼブラスは一体・・・?