144 歪曲空間 (改訂-5)
【歪曲空間】をお送りします。
宜しくお願いします。
その存在は、
人の作りしシステムか生み出した、
光を纏い、
天より降臨した、
虚なる神。
グゥァァァァアアアア!!!!
「あれはがアリストラス超帝国の生み出した神? いや悪魔か」
ジークフリードは額の汗を拭い、神と呼ばれる存在を凝視した。それがゆっくりと降下していく。
「再度、ロックオン! 放て!! 」
アヴァロンの収束超高熱砲が再度火を噴いた!だが虚なる神に直撃したと思われたが、球状の障壁によってふせがれてしまう。両手をゆっくりと広げて行くと、その両掌から波動が周囲に放たれる。その波がアヴァロンを襲った。
「時空振動です! 超電磁バリアに干渉! 」
「ロード・グランデまで降下する気だ! 陛下達は? 」
その頃ヒロト達は、魔導帝国が残した転移魔法陣を使って外に出ることに成功した。
「あれが神か? 時貞は? 」
武蔵が見上げながら四方に目をやりながら、行方を探す。目を凝らすと、神と呼ばれる存在の手のひらの上に乗っていた。
「…….まさかと思うが、奴とも融合するつもりか?! 」
時貞の身体が浮き上がり、そのまま虚なる神の頭に吸い込まれた。
「言わんこっちゃない! 主砲を撃ち続けろ! 」
グラウスは戦略モニターに向かって叫んだ。
「……奴の周りの空間が歪曲している……,あれでビームが曲げられているんだ」
ヒロトは既に虚なる神の分析を始めていた。量子電脳AIアップルシードの量子魔導演算が悪魔的スピードでデータ索敵と分析を同時に行ってゆく。
「重力子爆雷を射出後に拡散荷電粒子砲を放て! 」
今度はヒロトが指示をだす。ジークフリードはすぐさま行動に移った。重力子爆雷が空間を歪曲させているフィールドで爆散すると、高重力が歪曲空間に干渉し、更なる歪曲の乱れを起こす。そこへ拡散荷電粒子砲の直撃弾が降り注ぐ! すると貫通したエネルギーが歪曲したフィールドの中で乱反射した! 虚なる神が凄じい叫びを上げる!
「お〜すげ〜! 歪曲空間が仇になりやがっただなや! 」
ビリーが拍手した!
「神と呼ばれているが、本当の神ほど完璧ではないようじゃな! 」
マーリンは術式を構築しながら、ヒロトに話しかける。
「ああ! 人工的に生み出された存在だ、必ず欠陥はある筈だ! 」
ゆっくり、ロード・グランデに着地した虚なる神の神霊力が圧縮されて行く。
「奴め! 何をするきだ? 」
圧縮された神霊力が炸裂し閃光があたりを包む! 眩んだ目が回復してくると、そこには背丈が人の二倍ほどにまで、圧縮された虚なる神が佇んでいた。
「……なんだ? こじんまりして、なんかさっぱりしたな? さっきの迫力が無くなったぞ? 」
ジャンヌもウィリアムも、呆気にとられている。
「……いや……さっきの方がまだマシだったぜ……見た目で強さを判断するなって言う、いい見本だぜ 」
武蔵が冷や汗をかいている。それだけで驚異的な事だった。
「エレクトラさん。クレオパトラ陛下とアヴァロンへ戻って下さい」
晴明が優しくエレクトラに語りかける。
「何故です! 私も最後まで! 」
「お嬢を守る余裕がなくなったんだよ。頼むから行ってくれ」
九郎も笑顔でエレクトラを促す。それ程の敵なのだ。
「……わかりました。皆さん! 必ず戻って来て下さいね! 」
エレクトラは涙を最後まで堪えてきった。
「皆! 必ずな! ヒロト……必ず」
クレオパトラも笑顔で答えた。
「ああ! こんな所で死ぬつもりはないさ。ナターシャにも伝えて欲しい。必ず戻ると! 」
グラウスが笑顔をこぼす。その言葉を聞いてクレオパトラはエレクトラと手を繋いで空間跳躍を行った。
「……よう〜し、じゃあ、おっぱじめようか! 前衛はおっさん、総司、ウィリアム、小次郎、アーサー王で、 フォローに俺とグラウス陛下、そして九郎! 後衛にマーリン、ビリー、晴明とジャンヌ! マーリンの術式発動を合図に! 」
ヒロトもそう言うと術式にとりかかった。
「おっさんではない! 」
この後に及んでも、まだ武蔵は気にしている。
「……作戦会議は終わりか? そろそろ退屈して来たぞ! 少しだけ貴様らと遊んでやろう 」
そう言うと、虚なる神は右手を水平に上げる。
「烈空! 」
すぐに空間自体が激震に見舞われる! 大地も大気も凄じい振動に天地が揺れ動かされた!
「ななにしやがんだ! 」
九郎が悪態をつきなが、ひっくりかえった。
「奴め、言葉だけで魔法発動させられるのか?! そもそもあれは魔法か?! 」
ウィリアムも必死に身体をささえながら、大剣を抜き放った。
【歪曲空間】をお送りしました。
いよいよ決戦の刻!
今回はドラゴンボールのオマージュ満載でした!
(映画 シン・エヴァンゲリヲン2 を観ながら)




