136 さよならインターバル 2nd (改訂-5)
【さよならインターバル2nd】をお送りします。
宜しくお願いします。
今度の料理は、超デカ盛りパスタだ! 上に巨大ソーセージが五本乗っている。
バロフもジャンヌもどんどん胃袋に収めていく。
(……バロフ殿は予想したが、まさかジャンヌ殿までか?)
「次の料理は羊の丸焼き香草詰めゴドラタン風だ! こんがり焼かれた羊肉と香草の香が素晴らしい!! 」
バロフも流石に無口になって来た。ジャンヌは相変わらず自分のペースを守っている。カノンがジャンヌに声をかける。
「……ジャンヌ殿。よい食べっぷりですね」
「いやいや、バロフ殿には負けるよ。でもこの羊の油が焦げる匂いは食欲をそそるわね〜! 」
(マジ? なんだこの子? )
「次の料理はメインディッシュ! 子牛の丸焼きアリストラス風だ〜!! 」
バロフの顔色が青白さを通り越してグレーになっている。口を両手で押さえながら、ヨタヨタと千鳥足でグラウスのもとに歩いていった。
「わ……」
「わ? なんだって? 聞こえないぞ? 」
「わ……わ我が子よ!! ……支払いを」
バロフはグラウスの足に抱きついてダウンした。
残るはジャンヌだけだ!
「メインディッシュ二皿目! 巨大水牛の姿焼き炭火ロースト!! 付け合わせにジャガイモ丸ごとを三十個! 人参丸ごと三十本!! さあ〜行ってみましょう! 」
ペロリ〜ン!
「食べた食べた! デザートはまだ〜? 」
ジャンヌはあれよあれよと平らげてしまった!
「まま負けた! これデザートのアイスクリームです」
カノンもぐったりと倒れ込んでしまった。
「優勝者は、なななんと! ジャンヌ・ダルク嬢!! 」
「……腹がまったく膨れとらん? どうなってんだ? 」
ヒロトもマーリンも唖然としている。
「ホラーだなゃ〜。どこに食いもんしまっとるんだ〜? 」
◆◇◆
「うっぷ! 吐きそうだ……」
ビリーは温泉の側に寝そべりながら、膨れた腹を出して、ぶっ倒れている。
「……なんで、あの腹なんだ? 腹に穴でも空いてるのかよ? 」
九郎が水着を着たジャンヌの腹を眺めながら、顔を青くして同じくぶっ倒れている。
「本当、なんであれだけ食べてそのプロポーションなの? なんかの魔法? 」
ナターシャがジャンヌのお腹を撫でながら、不思議過ぎて仕方がない。
「人を不思議ちゃんみたいに言わないでよ! 」
ジャンヌは空気で膨らむ大きな浮き輪を温泉の湯船に浮かべながら悪態をつく。
「よいしょ! 」
ぶくぶくぶくぶく!!!
ジャンヌが浮き輪に乗った瞬間、浮き輪ごと温泉に沈んでしまった!!
「…….成る程、なっとく! 」
メイデルがうんうんと頷きながら納得出来た。
◆◇◆
「……腹が痛いだなや〜。だけどメイデルの腰つきはいつ見てもいいだなや〜、お! エレクトラさん〜!いいオッパイ〜ン!! 」
やはりビリーは全く懲りていない。
「……アヴァロンで見つけたこの眼鏡! どういう仕掛けか分からんけど〜水着がかなり透けてしまうだなや〜ぃひひ! 」
ビリーがあたりをぐるっと見渡す。ライラをガン見して鼻血が出てくる。
「おおおっ!! 素晴らシ〜ィ! 」
ボリュームのある胸が揺れている! 股間までバッチリ見える。こんなパラダイスがあって良いのか?
「何がです? 」
リプリスがいつの間にか真横に来ていた。
「おお!いい〜」
少しまだ青いが、美乳が眩しい!
「え? 」
「いいや!なんでもないよ、なんでも……」
「……なんか怪しいですね〜」
リプリスとビリーのやり取りをみたメイデルとナターシャも寄ってきた。
(おおぉぉ!! 向こうから裸体が!! )
「……隊長、その色付き眼鏡は何? 」
メイデルが眼鏡を奪い取ろうとしたが、それよりも先にビリーが温泉に飛び込んだ!
「まま待ちなさい!! ビリー隊長を捕まえて! 」
ビリーは凄じい泳ぎっぷりで、潜っていく。
すると前方に艶かしい身体がせまってくる。
(……お! 素晴らしいプロポーション! 誰だなや? )
温泉の中だから、眼鏡がぼやけている。よく見ると、マーリンだった。
「なんだ! 子供体型か! 」
ビリーがしみじみと声に出してしまった。
「……子供体型で悪かったな……そんなにあの世へ行きたいのかえ? 」
そう言うマーリンの手が未だかって無いぐらいの閃光を発し出す!
脱兎のごとく逃げ出すメイデルとナターシャ! 何が何だかわからないヒロトと九郎。
ドカカカカカカカンンンンンン!!!!!
大炸裂した!!
ビリー、ヒロト、九郎が温泉に浮かんでいる。
「……本当、懲りない奴ら! うっぷ! 」
ジャンヌは温泉に沈み過ぎて気持ち悪くなった。
【さよならインターバル2nd】をお送りしました。
今回も、うる星やつらに敬意を込めたドタバタ劇です。
(映画 うる星やつら リメンバーマイラブを観ながら)




