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神を殺す者の物語  作者: 赤猫
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プロローグ

 その日、いつも通り学校のホームルームを終えると、俺はカバンの中に明日の宿題や教科書やらを入れていく。周りはそのまま帰宅する者や部活動に行く者がおり、俺が荷物を入れ終わる頃にはあっという間に教室に誰もいなくなっていた。まぁ、友達が少ない俺には一緒に帰るやつがいないからこうなるのも仕方がないか。


 「さてと、俺もそろそろ帰りますか。」

 誰もいない教室に小さく呟き、俺は教室のドアに近づき開けようとしたが、ドアが開かなくなっていた。


 「なんだよこれ、新しいいじめか?」

 いや、確かにクラスに一人はいるような弄られ体質ではあるけど、いくらなんでもこれはやり過ぎだろう、俺は人に迷惑をかけたことのない好青年(自称)のはずなのに…


 「とりあえず落ち着こう」

 そうだ、こういう時こそ冷静になろう、そう言えば昔、『いいか、どんな窮地に陥ろうとも常に冷静であれ』って父さんが言ってたしな、とりあえず落ち着いて、教室から出るために色々と思いつくものを試してみた。


 まずケータイでの外部への連絡を試みたがケータイが圏外になっていたので連絡が出来なかった。次に、窓を壊そうとしたり、教室のドアに体当たりをかましてやったが壊れそうな気配は全くなく、外に音を知らせようとするも全く聞こえていないのか、外の奴らは気付かず自分たちの部活を続け、帰り道を歩き、人気のないところで楽しんでいる奴もいる。なんと、羨ま…けしからん奴らだ校内であんなにいちゃつきやがって、今度見かけたら先生にチクってやる。


 「まぁ、夜になれば見回りの人が来るだろうし、それまで寝て待ってるか」

 そうして俺は、深い眠りについた。そして、二度と()()()()()目を覚ますことはなかった。





 初投稿です!温かい目で見てください!

誤字脱字があったら教えて下さい、基本的には自分のペースで投稿していきます!

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