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ディーヴァ  作者: ranpe
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7.ナイパーとスミス

この世には「鍛語」と言われるものがある。鍛冶を携わる者は誰でも知っている言語だ。

この言語は一般的な鍛冶に携わっている者と階位を取得している鍛冶師とで2種類の言語に分かれている。


一般的な鍛語というと作業の工程や道具の名称など通称として使うことがあるが

階位を取得している鍛冶師には階位と同時にナイパーという言語を取得する。


一般的に階位とは国が認めた鍛冶師と催事においての作品によって決まる。

国が認めた鍛冶師は一位から三位で催事では四位と五位が決まる。


四位と五位は過度な装飾を付けた貴族や王族用の観賞用として評価されており普段使用している人からはあまり定評はない。どちらかというと細工技術が求められている物になっている。


一位から三位は純粋な武器の出来の具合で国が認めるほどの業物の出来で決まっており純粋な鍛冶技術の力が試され実力者からは注文が相次ぎ有名になる。


今回の場合サルベージは階位5位、催事で階位を頂いた身である。

階位がある時点でナイパーのことを知っていないわけがない。


ナイパーとは図書館のことで知識の宝庫という意味だ。

ナイパーとなると空気中に含まれるオードが祝福をし両手から任意でオードを扱えるようになる。

またオードとの同調率が高い者の場合オードに魔力を込めて魔力のオードを生成できるようになる。


魔力のオードは可視化できるほどの魔力がこもったオードの結晶体で膨大なエネルギーとなっている。

魔力のオードを埋め込んだ魔装具の中で一際効果が高い者はアーティファクトとも呼ばれ戦術級の威力を持つ物で国での戦いなどではアーティファクトの所持が戦争のカギとなるといっても良いと言われるくらいの物だ。


「ホワイトスミスなら現在後継者を探しに北のほうへ向かったという話だ」

「そうですか、ありがとうございました」


話を終え武器屋を出て建物の日陰の部分に移動する。


「ハイド」


影と同化し存在感を薄める。一切の存在感を与えずにリウィという存在を空間から抜かしていく。

同化が終わりかけのころ後ろから1人の老人が近づいてきた。


「こんにちわ、御嬢さんスミスの方ですかな?」

「…」


「いえいえ、特に用事はないのですよ。階位がある店を見張ってるだけの者ですのでご安心を。さて少し伝言を頼まれていただけですので聞いていてください。」

「…」


「ブラックスミスは調律と刻印にいる、ではお伝えしました。私はこれで」

後姿を眺めながらリウィは歩き出す。


--調印と刻印ですか…先がまだまだ長いです。





次話の構想を悩んでいます。

4パターンの8話ができる感じなのでどうしようかな。


月末に更新予定かな。

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