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四話

今回もグロイよ!

以上!


第四話 脱出。そして…… 


 ゆったりと帰路に着くはずだった。

 はずだったのに、私達はアスファルトを蹴りながら、全速力で前へと進んでいた。あの化け物も、米軍も撒いたと思っていたのだが。

 どうやら、どちらも執念深さだけは持っているらしく、ヘリの轟音と虫の這いずり回る音が、後ろの方から聞こえる。

おそらく、数分と持たずして追いつかれるだろう。ヨルは、速度を落とすことなく走っているが、人を一人背負った倉谷は、さすがに息が上がっている。

 だが、私の予想が当っていれば、この先に。

「路地裏へ続く道を探して! ランドクルーザー見つけたら、即報告。OK?」

 シロが遊びに来る場合は、いつも路地裏の空き地に愛車を止める。

 今の時世に、ディーゼルのランドクルーザーを駆るのは彼くらいだ。どれだけ車が在っても、かなり目立つだろう。

「了解。で、見つけるのは良いが、免許持ってる奴、居るのか?」

 先に返事をしたのは倉谷。それも、あまりに法務的な言葉も添えて。

 だが、それを打ち消すように、ヨルの声が響く。

「あ、普通免許なら、持ってますよ。安全の方は……保証とかないですけど」

「むしろ、ワイルドな位が丁度良いわ」

 そういって、横の細道に入り、大きなゴミやからすの死体を蹴飛ばしながら、空き地へと走って行く、流石にヘリは追いかけて来ないが、代わりに虫が雪崩れ込む。

 しかし、その半分以上は動物の死体や、仲間の身体を食らっていた。

 随分と食欲旺盛なものだ。もし、この先に車が無ければ、私達も餌になり、あの気持ち悪い生き物の一部となるのか。

 そんな死に方、絶対にゴメンだ。そんな思いが纏わり付きながら、空き地へと到着する。

 空き地の中心には、黒光りしている厳ついボディ。間違いない、シロの愛車だ。

「倉谷! シロのコートの右ポケット。カギを取り出して!」

「おーよく知ってんな。お前ら、なんか変な関係とかじゃないだろうな?」

 倉谷からカギを受け取り、ドアを開ける。

「何言ってんの? コイツ、結構金持ちだからね。車に結構、金品置いてあるのよ」

 車上狙いか。と言う言葉が、聞こえたか聞こえないか、その代わりに頭上で明らかにヘリの羽音が聞こえ、此方に向けて黄色いライトが当てられる。

「ヨル! さっさと、運転席に乗ってエンジンかけなさい!」

 急な光に、目を覆っているヨルの襟首を掴み、運転席へと放り込む。

 次いで、倉谷が後へ乗り込み、私が助手席へ。運転手の方は不安だが、他に人材が無い為、我慢するとしよう。ギアがニュートラルから、ローへと変わる。

 忙しいエンジンの音と共に、ホコリやごみを巻き上げ、大きな車体が前進する。

 そしてセカンド。右斜め前方にある、車幅ギリギリの壁との間に、全速力で突っ込み、それによりサイドミラーが吹き飛ぶ。その上、タイヤが入りきらずに片輪が宙を浮き、社内を傾けながら、タイヤが吸い付いている壁を擦り、悲鳴をあげての前進。普通の人間なら、失神している所だ。

 それにしても、車の事を考えない、荒っぽい運転である。あとで、シロに請求されたらコイツに支払わせようか。などと考えている暇もなく、その狭い路地を脱出し、斜めになっていた車体が再び重力に従い、重い衝撃と共に水平に戻る。だが、ヘリはピッタリと喰らい付いており、離れてくれそうにも無い。

「撃ち落すか」

 そう言って倉谷が、窓越しに機関銃を構える。

 だが、ヘリの胴体に銃口が向けられた直後、ハンドルを握っているヨルが、制止をかける。ギアはいつの間にかトップへと変わり、徐々にスピードが増している。

「言っとくけど、そんな重火器使われたら、バックファイヤで車吹き飛ぶよ」

 後から舌打ちが聞こえ、銃口が降ろされた。

 それと同時に、前方の交差点の両脇から、あの奇怪な虫が無数に飛び出す。

 ――仕方ない。前方だけに気を向けよう。

「さて、じゃ。私は前方の障害物を蹴散らしますか」

 手に、新しくマガジンを装填したイーグルを構え、窓ガラスを破る。

 そして、群がる虫共に向かい発砲。アスファルトに穴が開き、虫の一部がそこに埋まる。

 二度、三度目の発砲。余りの虫が、緑色の液体をぶちまけて、道路に散らばった。

 排出された空薬莢が遅れて、地面に当り音を立てる。だが、それで終わったと思いきや、また虫の波が訪れる。今度は、さっきよりも多い。その上、後から赤外線レーザーが当っていた。挟み撃ち――だが、焦ってはいけない。双方を充分にひきつける。

 そして、後からの銃撃が始まろうとした刹那。余っていた右手で、サイドブレーキを引いた。一瞬、車体の後が跳ね上がり、車内がカクテルシェイカーの様に揺れる。

 後部座席の二人は、天井に頭をぶつけてしまったようだ。ヨルの方は――冷汗を垂らしながらも、しっかりとハンドルを握り、フロントガラスの向こうを睨んでいる。

 そして、その向こうには、無数の穴と虫の死骸が散らばったアスファルトが、広がっていた。ヘリのライトが再び、こちらに向けられる。ヨルの視線を感じ、サイドブレーキを降ろした。そして、何を思ったか、バックギアに入れ、アクセルを踏み込んだ。

 シートベルトをしていなかったのが災いして、頭がフロントガラスにぶつかり、脳に直接、痛みが走る。身体を起こし、ヨルに向かい、罵声を浴びせようとした直後。

 目の前にあった建物が、爆風により消し飛んだ。その、爆風を起こした主であろうヘリは上昇して、此方を確認しているようにも思える。少しでも前進していれば、木っ端微塵だったであろう。横目でヨルに感謝し、気付かれないよう、交差点を曲がる。

「あれだけ、壮大な鬼ごっこは初めてよ」

「そう何度も、経験できるような事じゃないからね……っと!」

 そんな会話をする余裕が出来たのも束の間、今度は虫の襲撃。まず、一つの群れを車のタイヤで潰し、難を逃れる。

まったく、コイツ等は何匹居るのか見当もつかない。だが、徐々にではあるが、虫の数が減ってきているのは、確かである。あの街から遠ざかれば、虫の身体も小さくなり、群れや食欲、凶暴性までも減ってきている。

「さっさと、ファミレス行って、鍋焼きうどん食おう。向こうの世界じゃ、鍋もパフェも無さそうだからな」

 倉谷が後部座席から、声を上げる。

「なかなか、素敵な提案だね。ミケちゃん! 案内のほう頼むよ」

「その名前は言わないで! そこの、道路案内を左。それから真っ直ぐよ」

 その声で目を覚ましたのか、眠っていたシロの声が後から響く。

「おい、此処は何処だ! なんで、俺の車に乗ってんだよ。それより、お前誰だ! 早く俺を降ろせよ! ドタバタ騒動なんざ、御免だ」

 ――ごめん。もう巻き込まれてるから。

 心の中で謝り、ハンドルを握るヨルに指示を出す。

「あー。まあ、あれだろ。『旅は道連れ 世は情け』って奴だ」

「どっちかって言うと『踏んだり蹴ったり』の方があってるんじゃない?」

「てめぇら。ノンビリ話してねえで、早く車返せ、俺を降ろせ!」

 その喧騒で、ハンドルが揺れ、同時に車体も揺れる。

 私の横では、ヨルが小さく笑みを零している。

「あーあ。コレでゆっくり、タバコが飲める」

 倉谷が胸ポケットから、青い弓のデザインが施された紙箱を取り出し、一本を口に咥え、安物のライターで火をつける。

 ――また、随分と古いタバコを吸っているものだ。

それを見て、シロが窓ガラスを半分ほど開け、換気をする。

 流石に前の席には、臭いは漂ってこないが、後ろの席には独特の匂いが篭っているのだろう。 それを思い、シロに少しだけ同情し、中央車線が無くなったところで、再びヨルに指示を送る。今まで目立っていた街灯も、今では三十メートル間隔で置かれているだけ。

 後では、倉谷がシロに何度もタバコを勧めている。そして遂に、此方にまで火の手が及んだ。

「そっちの小僧は、どうだ? なに、慣れたら旨いぞ」

 教育に悪いから、お願いだから、ヨルに薦めないでよ。

「はは。僕はLARK派ですから」

 ……吸ってるんだ。

 座席に倒れこみ、溜め込んでいた安堵の息を吐き出し、窓の外を見る。

――まあ。案外生きようと思えば、生き残れるものね。

そこには、平和なくらい穏やかな町並みが横たわっていた。そして、前方には青い看板を下地にした赤い英文字。何回も行きなれた店だが、此処まで安心できたのは初めてだ。

「ほら。あの、青い看板の駐車場に入って」

 もう夜も良い頃、客の車が何台か停まっていた。

「なんか、凄い繁盛してるね」

「そう? いつもよりは、客が少ないくらいよ」

 いつもなら、駐車場が溢れるくらいの車が押し寄せて、私のバイクでなければ入れない。

 運が悪い日には、一時間待ちと言う事もあるような店だ。まあ、この地区では一軒しかないのだから、当然の事かもしれないが。ヨルがワゴン車のひとつ隣に車を停めた。

 ドアを開けると、肉類の匂いが混じった冷たい風が漂ってくる。店の窓からは、楽しそうに雑談をする中年のカップルや、父子の小さな団欒が見える。どうやら、営業停止になっているというわけでは、無いらしい。私達は店の入り口の自動ドアを潜った。

「いらっしゃい。ご注文は?」

 すぐに、顔見知りの若い女店主が、笑顔で出迎える。

「鍋焼きうどん。それからパフェ」

 倉谷が、真っ先に注文する。それにしても、うどんとパフェは食い合わせが悪そう。

「カレー。タマネギ抜きで」

 それに続き、ヤケクソになったシロが吠える。無茶を言うな。少しは厨房に居るコックの事も考えてやりなさい。

 ヨルは、まだメニューを見ながら考えているので、私が先に。

「かつお節定食ひとつ」

 まあ、いつも頼んでいるものだし、許してくれるだろう。

 それに続き、メニューを見終えたヨルが気まずそうに、注文をする。

「あ、調理しなくて良いんで、生肉ひとつ」

 ――なんか、私たちの中で、コイツの注文が一番、厨房泣かせだと思うのだが。

 それにも関わらず、笑顔で対応してくれる女店主が、痛々しい。

 そう言えば、初めて来た私が、妙なものを注文した時も、こういう風に優しく、対応してくれた気がするのだが。この人の懐の大きさは、計り知れない。

 そして、木の香りが漂う、畳のボックス席へと案内された。木製の壁には、何十年も前の絵画が飾られており、座る客を和ませていた。店のセンスの良さがよく分かる。

 それは、他の三人も一緒のようで、揃って感嘆の声を出している。

 それを裂くように、話題を畳み掛ける。

「さて、と。実を言うと、此処が取引の場所なのよね」

「待って。それは聞いてないって、僕かなり危ないんじゃない?」

「大丈夫でしょ。一応、コレだけ人材が……って、待ちなさいシロ!」

 話の途中で、逃げ出そうとしたシロの襟首を掴み、此方へ引き戻す。

「嫌だ! もう面倒事は沢山だ。俺は関係ないだろうがよ!」

 まあ、それもそうか。と、手を離して、窓を見た……どうも、そう言うわけには、行かないらしい。そこに立っていたのは、首から上に火傷を負い、セミオートライフルを握った男。今日、私のアパートの部屋を犠牲にしてまで葬った筈のサラリーマンだった。

 そして、舌打ちをひとつ。目の前に居た、ヨルの頭を掴んで下へ叩き付ける。

 その直後。窓ガラスが割れ、その破片が私たちの背中に降り注ぐ。店内の客から、悲鳴が響き、今日で最後となるであろう、銃撃戦が幕を開けた。

 懐からイーグルを取り出し、銃口を上げる。が、銃口が完全に上がる前に、腕がダラリと垂れ下がり、肩口から出来た傷から、血が滴り落ちた。治ったとばかり、思っていたのに。再び、舌打ちをして、反対の手で銃を構える。安定はしていないが、大丈夫。

 座ったままの状態で、片膝を立てて、その横に銃を添える。コレで、照準がブレる事も無いだろう。此方に目を剥く、男の顔に銃口を向け、一発。肉が裂ける様な音と共に、男は血を撒き散らしながら、仰向けに倒れた。コレで、ようやく終わり。

 だが後から、聞きなれたハスキーな声が響いた。

「ミケ。貴方に、お客様よ」

 そこには、後頭部に銃を押し付けられた女店主と、あの気の弱そうな、依頼主が立っていた。どうも、私達はドタバタ騒ぎに、縁があるらしい。

「私は、そいつを殺してくれと頼んだのだが?」

「アンタに提示された金額より、コイツの貯金の方が高かったからよ」

「では、私は倍の金額を出そう。もし、それでも不満なら、好きな数字を書きたまえ」

 そう言って、床に一枚の白紙の小切手が、投げ捨てられた。

 ――う……これは、ちょっと良いかもしれない。

 だが、ヨルの鋭い眼差しに気付き、首を横に振り、小切手を破る。

 ああ、なんて勿体無い。あれがあれば、ヨゴレ仕事や水商売のバイトなんてしなくても、一生楽して暮らせるというのに。その気持ちを銃に篭め、揺れ動く銃口を固定する。

 だが、それを見るや、男が女主人に付けている、リボルバーの撃鉄を引いて威嚇する。

「ほら、どうしたね? こうやってしまえば、貴様等は無力に」

 言う手前、顔面に裏拳が飛び、悲鳴を上げる暇もなく、仰向けに倒れる。

 だが、地面に付く前に、額を蹴られ、強制的に跳ね上がる。そして、その薄い髪を掴まれ、そのまま床に叩きつけられると同時に、後頭部への踵落とし。

 最後に、トドメとばかりに側頭部をゴルフボールの様に蹴られ、首が妙な音を立てた。

「あ……ぎ?」 

 あまりの衝撃で、発音も上手く出来ないらしい。

「貴方がこの街で銃を抜いた時点で、この死街の住人を全員、敵に回した事と同じです。分かりましたか? 薄ハゲ野郎。分かったら、さっさと金出して、逃げて頂きませんか?」

 よく見ると、中年のカップルも優しい顔付きの父親も、初々しい子供でさえ、銃を片手に男を狙っている。ああ、そう言えば、こんな街だっけな。

 床で芋虫の様に、這いずっていた男から呻き声が発せられる。その目尻には、弾のような涙が薄らと浮かべられ、鼻水や涎を床に撒き散らしている。

 まあ、銃をちらつかせて、歩く奴ほど臆病だと聞いた事はあるが。

――これじゃ、臆病って言うより、いじめられっ子だな。

 これなら、私が一瞬で始末した方が、もう少しは面子が立ったであろうに。

 自分が銃を向ける間も無く、周りから何発かの銃弾が飛び、男の身体に突き刺さる。

 そして、情け無い悲鳴が響く。だが、急所には当っていないらしく、男は死ぬことも出来ずに、のた打ち回っている。本当に哀れな男だ、と同情しながら、その様子を見守っていた。同情する、というよりも、他人事といったほうが良いかも知れない。

「早――く、殺……て」

 嗚咽が、店の中に響き渡る。倉谷とシロは、目を背けながら。

 ヨルと私は、始めから無言で見学している。

「ええ。早く楽になりたいでしょうから、これを使ってくださいな」

 そう言って、床に放られたのは、錆びたナイフ。

 まあ、コレを振り回されても、私たちにはたいした損害は無いだろう。

 案の定、彼は自分の首にナイフを付き立てるだけだった。そして、何度か目の悲鳴が、再び聞こえて、彼の身体が跳ね上がる。まだ、死ねていないようである。

 彼がどれだけ悲鳴を上げようとも、誰も引き金を引こうとはしない。ただ時々、茶を飲みながら、彼が息絶えるのを待っているだけだった。

 だが、それは彼にとって、当然の結末。人を殺すのに、自分が殺される結末を予想していなかったのだから、こうなるとは結果として見えている。

 そして、彼は床を涙や鼻水で、グチャグチャに汚して、息を引き取った。

 それを見終わった客は、また各々の席へと戻る。

「あ、お待たせしましたぁ。注文のモノでぇす」

 そう言って、ウエイトレスが私たちのテーブルに、注文した物を置いていく。

 どうやら、ガラスの方は別の店員が片付けているようだ。

 私は、かつお節がたっぷり入った味噌汁を啜り、白いご飯に手を伸ばす。

 ヨルも、生肉をナイフとフォークで行儀良く、切って口に運んでいる。

「……お前ら。あれ見た後で、よく食えるよな?」

「何言ってるの。そんなこと言ったら、牛の解体なんて、目も当てられないわよ?」

 あの、頭を打ち抜いて、皮剥いで、内臓から何まで全部掻き出して……。

 あれは、人間が死んでいるのを見るより、悲痛なものである。

「あーさいですか。そうですか。もう、アンタ等を人間とは、見ねえ!」

「どうぞ。ご勝手にしてくださいな」

 言って、丸ごと炙られた、削られていない、かつお節の端を齧った。

 あの何とも言えない、独特の風味が口に広がる。無駄な味付けも無く、無駄な加工もしない。これが、究極の料理と言うものだろう。ヨルも、そう思っているはずだ。

 倉谷の方は、もう立ち直ったらしく、うどんをズズりと啜っている。

 だが、シロの方はタマネギの入っていないカレーを、スプーンで突付くだけだった。

 まあ、あの男が床に転がっているのだから、当たり前だろうが。

「すいません。店長さん。あれ、捨ててくれませんか?」

 シロが、注文を取っていた女店主を呼び、普通のファミレスなら、まず在り得ないもの……男の死体を指差した。

 その注文にも、動揺した様子を見せず、笑顔で対応する女店主。

「申し訳ございませんでした。今すぐ、清掃員に電話いたしますので」

「ああ、そうしてくれ頼む。ありがとう」

 そう言って、店主が置くに行き電話を掛けた数分後に、駐車場に黒いワゴン車が停まった。今では、汚れ役を進んで請け負う、と有名だったが、本当に農務省の車である。

 まあ、こんな場所で農薬撒く訳にも、野菜の種を蒔く訳にもいかないか。

 そして、そのワゴンから降りてきた、一人のスキンヘッドの男が店の中へと入る。

「ほお、こりゃあ。また随分と……のた打ち回って、死んだんだろうな。ん、事故死」

 そう言って、適当な判断をして、死体を引き摺り棺に入れる。

 そして、水を含んだモップで血を拭い去り、作業を終えた。

「ああ、そう言や。夜野ってのを、知らねえか?」

 収まりかけていた心臓の鼓動が、一気に跳ね上がる。

「アイツな。結構な金になんのよ?」

 そう言って、ヨルの方を見て、ニヤリと笑う。

 ――難去っても油断はするな。か?

 額から出ている汗を拭わず、イーグルをテカリのある額へと向けた。


 


なんか、ちゃんと話数を揃えていないですね。自分

分かってるなら直せよ、自分。

でも面倒臭いんだよ、自分。


まあ、あれですね。これからは、話数だけの表示にしと来ます。以上


追記。文字数が多いと、言われる事がありますが、作者が描写中毒なので、こんなもんです。

ああ。でも、これで三万字に王手ですか。序盤だけでコレとは、気が滅入りますね。

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