watching you
どうもbanです。初めてこの名義で書きました。
私は現在学生なのですが、夏休みで小説をさぼっています。タスケテ
まぁ、この作品はリハビリで書いたものだと思えば。
それでは。
p,s,
深夜に書いてて怖くなったので、もうホラー書きません
深夜一時頃、人々が眠る時間。そして、この世界で最も犯罪が起きる時間帯だ。
実際やってみてわかる、ホントに同業者多いからね。
私が空き巣を始めたのは、三か月前のこと。
かなりの金欠で財布がピンチだった私は、あろうことか闇バイトに手を出してしまい、
裏社会デビューを果たしてしまった。
初犯でラッキーなことにつかまらなかったので、現在もこうして裏社会との関係が続いてしまっている。
実際この空き巣もやってみると楽しい。
メタルギア系のステルスアクションのような臨場感、それは私の退屈な日常を都合よく満たした。
そして、今日もまた依頼が入った。
通帳とクレカ、あと何かしらの免許。
それら全て持って帰ってこないと、私は用済みになる。
いや~
スリルあるぅ~~
そんなことを考えていたら、今日の標的の家に着いた。
今日は二階建てのベランダ付き一軒家、住んでいるのは一人だけらしい。
昨日の昼頃にこの近くを通って確認したが、その時は二階のカーテンが開いていた。
そのあと、人が一人入っていった、ただいまも言わずに。
今現在は閉まっているので、二階の部屋が寝室なのだろうか。
まぁ、今回は難なく終わりそうだ。
一応だが、玄関のドアを調べる。さすがに開いてないか。
となると、窓を割るという形になるのだが、どうしようか。
私は手持ちを確認する。
ガラス用ハンマー、替えの頭巾、替えの手袋、スマホ、飲み物、そして包丁。
ハンマーを取り出し、近くの開閉窓に近づき、鍵の部分のガラスを砕いていく。
この時に、音をあまり鳴らさずに、できればその部分だけ砕いていく。
4回ほど叩いて、少しの音だけで鍵の部分のガラスが割れた。
そこに手を突っ込み、鍵を開ける。
「っつ」
少しだげガラスのとがった部分に手首が振れて、痛みと血が流れる感覚がした。
しかし、鍵は開いた。私はゆっくりと中に入っていった。
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中に入って、一つ誤算があった。
カーテンを開けると、この家の家主?が静かに寝ていた。
それをしり目に、私はリビングに足を踏みいれた。
中に入って、スマホの明かりを頼りに物色を始める。
一つずつ引き出しを開けていき、中の物を確認して、なかったら閉める。荒したりはしない。
だって荒してしまうと、何か被害があったかのように思われてしまうから、リスクが高まってしまう。
さすがにそういったリスクは追い求めてないので、別の方向で攻めていく。
ベストは、一か月後に「あれ? ないな~」ぐらいに止めておきたい。
ギシッ
…手が止まった。
空き巣を何回もやったからわかる、フローリングの軋む音だった。
ソファを見る、家主と思われる人物はまだ寝ていた。
(しまった、家族がいたのか)
さっきの家主は良く見てはいないが、胸が膨らんでいたのでおそらく女性だろう。
とするとこの音の正体は、同居している男性の可能性が高い。
昨日のお昼ごろに家に入った人も、男物のスーツだったことを思い出して、つまり、仮定で家庭ができた。
しかし慌てる必要はない、この家の間取り図は事前にリサーチ済みだ。
この家は、玄関とトイレ、二階に続く階段が直線になっている。
まぁ、ドラえもんとかと同じパターンだ。
おそらく、トイレに立っただけだろうと思ったので、あまり気にしていなかった。
ちなみに、しっかりと窓は閉めてから入っている、風の音でばれることはないだろう。
よし、水の流れる音がした、作業再開だ。
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結果として、リビングに重要書類はなかった。
そして、このことは私をひどく落ち込ませた。
(…二階か?)
もう少し細かく見ても、やはりリビングにはこれといった書類がなかった。
しかし、二階に行くのは気が引けるというものである。
だが
私も犯罪グループの端くれとなってしまった以上、任務は達成しなければならない。
私は恐る恐る階段を上がっていく。
二階にはベランダと、部屋が一つだけあった。
扉を少しだけ開けて、部屋の中を見た。
中は暗く、ベッドは膨らんでおり、かすかに寝息が聞こえる。
良かった、寝てる。
ここまで来たら後戻りはできない。
そろりと寝室に入り、近くの机の引き出しを開ける。
お目当ての物はすぐに見つかった。
後はクレカだけ、財布を探さないといけな
「ん〜」
起き上がった。
さっきまで寝ていた奴が起き上がった。やばい。
スマホを見て、時間を確認している。
その隙に、ゆっくり焦らず落ち着いて急いで丁寧に大胆に慌てず騒がず落ち着いてゴキブリのように部屋から出ようとした。
しかしここは暗い部屋の中。足元は見えない。
私は、足にコードが引っかかった。
どうやらスマホの充電器だったようで、そのまま男のスマホが引っ張られて、コードが抜けた。
「は? おい」
最悪なのは、確実に私の事がバレた事だ。
部屋から出て、急いで階段を降りる。
一階に降りた私は、リビングの窓を開けてから近くのソファーに身を隠した。
こうすれば、外に逃げたと思い込むだろう。
え?
なんでこんな事するかって?
時間を稼いで、財布のクレカを盗るからだよ。
まさか空き巣を追う時に財布持ってくやつはいない。
あと正直、ベランダからも逃げられそうだからだ。
現在時刻は1時半。迎えの車は1時45分に来る。
もう少し時間を稼がなければいけない。
「おい待てよ!!」
ドタドタドタと音を立て、男が窓から外に出ていった。その隙に私は二階へと向かって行く。
うわ、完璧〜
才能アリ、星3つ!
思っていた通り財布は見つかり、クレカも確保した。
後は、ベランダから逃げるだけ。しかしその作戦は失敗した。
正確には、ベランダに出れなかった。
よく見ると鍵の部分が壊れていて、金具が引っかかって開かなかったのだ。
その後私は、玄関に向かった。理由はさっきと同じ。
玄関には女物の靴が一足だけあった。
まだ、男の気配はない。
結局玄関に時間まで待ち、その後迎えの車に乗った。
道中で、男とすれ違ったが、特に反応されずに済んだのは、やはり私の手際がいいからだろう。
「おい、お前やるやんか」
「あ、ありがとうございます」
運転手の男と話しながら、盗ったものを確認した。
通帳、免許、クレカを見た時。目を見開いた。
クレカの裏の名前と、免許の名前が合わない。
全部合わないのだ。
仮説、ただの仮説だが。
何故、男が追ってきた時、ソファーの女は起きなかったのだろうか。
何故、玄関に男の靴が無かったのか。
それ以上は考えるのをやめた。
やめたかったのに。
あの女の人の写真が免許に貼ってある。
通帳にも、同じ名前が書いてある。
そういえば女の人は、静かに寝ていた。
寝息も立てずに。
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しばらくしてテレビを見た時の話。
この近くで殺人事件が起きたというニュースが流れた。
被害者は、昼ごろに首を絞められ殺害されたらしい
犯人は、まだ捕まっていない。
…できれば捕まらないでほしい。
あの夜が怖くて刑務所に来たんだから。




