ep7 大地の源泉の衆
リョータは、町外れの、移動式ゲルに、たどり着いた。
移動式のゲルは、何棟も、建てられており、
その奥に、装飾が寛美のゲルへと3人は近づいていく。
「昔の旧友なんだ」と、ゲインは、活気のある、露天を抜けて、
次第へ、青々とした木々に変わりゆく時、ズシンと音を立てて、先頭に歩みつつ話した。
その昔、若いゲインは隊を率いており、その頃の騎士の戦友だったらしく、よく、遠くへ遠征をしてはモンスターを討伐をし、夜は星降る下で、木々がささやく野営地の、勝利の戦士の咆哮に酒樽を片手に、飲み交わしたそうだ。
と、体を先程より一層、音を立てて歩を進める。
「若い頃は、それはそれはモンスターやら何やら戦ったものよ」
と、モンスターだけでなく、盗賊の存在もあり、とリコは楽しげな表情で、両手を広がせる。
リコもモンスターと戦っていたのだと知り、リョータは二人の武具を見合わせた。
そう話していると、一際豪華な建造をしたゲルへ、3人は到着をした。
そこは、聖都と変わって、様々な種族の甲冑の兵士に、遠くから鉄がぶつかる音が鳴り響き、また、かっぷくの良い商人姿も、ちらちらと会話をしている。
クリーム色をしたゲルを抜けて、兵士の野営地を脇へ列の並んだ、先程遠くから見たゲルへと、たどりつく。




