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ep15 シエン・ラウムの創設
隊列を組んだリョータと、ゲイン、リコは、商業都市の門をくぐり抜けた先の、大きな城を見上げた。
一直線と伸びた道の両端は
商店、露店と緑、赤の旗が立つ道は、白のターバンを巻いた麻の服装の商人が、明るい豪快な笑い声が、鳴り響いた。
リョータは、目を輝かすと、リコは、しなる鞭の様に、ゲインを追い越して先頭を立った。
「初めての都市はどう?」と、両手を肩の上と、リョータを触れた。
「いい街だ」と、ゲインは、2人の先を、歩を進め、肩からかけた大剣を揺らした。
リョータは、通行証を両手を持つと、リコは怪訝そうな表情と、かるく手をあしらった。
「まずは、宿探しね」と、
大きなツリーの看板がかかった、木造の屋敷が見えた先を、リコは、指をさした。




