行商人の馬車と持ちつ持たれつ
--- 出発前・ギルド前 ---
カリン: 「こちらの依頼は隣町までの護衛です。途中は山道なので用心してください」
レオン: 「了解。ちょうど遠出の予定もあったし、ちょうどいいな」
ミリア: 「馬車に乗れるなんてラッキー!」
ガロス: 「歩かなくていいのは助かるな」
アイちゃん: 「搭乗時間を利用して装備のメンテナンスも可能です」
--- 馬車前 ---
行商人: 「あんたらが護衛かい?助かるよ。乗っていきな」
レオン: 「ありがたい。俺たちは護衛として責任を持つ」
ミリア: 「持ちつ持たれつってやつね」
アイちゃん: 「持ちつ持たれつ…物理的接触の必要は?」
ガロス: 「ちがう!そういう意味じゃねぇ!」
--- 道中・のんびり揺られながら ---
行商人: 「いやぁ、頼もしい護衛がいて助かるよ」
アイちゃん: 「効率的移動手段を使わない理由を確認しても?」
行商人: 「え?」
レオン: 「車?馬車だろ」
アイちゃん: 「そうではなく、電動または内燃機関を使った車です」
ミリア: 「え、なにそれ?」
(アイちゃんの長い解説開始)
ミリア: 「うん…もういいや…」(げっそり)
--- 山賊襲撃 ---
山賊: 「金目の物を置いてけ!命までは取らねぇよ!」
ガロス: 「出たな!」
レオン: 「行商人、下がって!」
アイちゃん: 「脅威度低。無力化しますか?」
レオン: 「殺すなよ!」
(数秒後、山賊全員がパンツ一丁で逃走)
行商人: 「……なんかすごい羞恥を感じる戦法だな」
ミリア: 「記録しなくていいからね!」
--- 夜営 ---
行商人: 「いやぁ、おかげで無事着きそうだ」
レオン: 「互いに助け合いだな」
アイちゃん: 「確認。持ちつ持たれつ成立」
ミリア: 「やっと意味覚えたのね…」
アイちゃん: 「はい。では物理的接触の手順を」
ミリア: 「違うってば!!」
=== END ===