珍道中・後編
# 翌朝・山道入口
(険しい岩道。木々の影から鳥の声)
レオン: 「ここから山道だ。気をつけろ」
ソフィア: 「街道よりも魔物が出やすいはず」
エリス: 「矢を多めに持ってきてよかった!」
ミリア: 「昨日のショックでまだ立ち直れない……」
ガロス: 「気にすんな! 俺の勘と同じってことは誇っていい!」
ミリア: 「だからアンタのとは違うってば!!」
# 崖道トラブル
(ゴロゴロ……頭上から小石が落ちる)
バルド: 「……む? 岩が不安定じゃ」
レオン: 「落石の可能性がある、全員離れろ!」
(ドドドドドッと大岩が転がり落ちてくる)
ガロス: 「おう! 俺に任せろ!」
(大剣を振る → 岩粉々)
ミリア: 「ちょっと! 道がふさがったじゃない!」
ソフィア: 「これじゃ馬車が通れないわ」
アイちゃん: 「解決策提案。崖上の根を切断し、落石誘導……」
(腕からワイヤー伸ばして根を切断、岩を道の脇に誘導)
レオン: 「……最初からそっちで良かったな」
# 魔物出現
(森の影から牙を剥いた魔獣――岩トカゲが数匹)
ソフィア: 「来るわよ!」
エリス: 「狙う!」(矢を放ち一匹撃退)
ミリア: 「火炎魔法、行くわよ!」(ファイヤーボールで牽制)
ガロス: 「うおおお!」(斬り込み)
岩トカゲ: 「ギャアア!」
アイちゃん: 「対象分析完了。弱点は関節。ローキック開始」
(バキバキッ!)
岩トカゲ: 「ギャイン!!」(逃げていく)
ガロス: 「また関節かよ!」
ミリア: 「やめて! なんか見てるこっちが痛い!!」
# 山道の頂上
(一同、疲れ果てて腰を下ろす)
バルド: 「ふぅ……なかなか骨の折れる道中じゃった」
エリス: 「でも、みんなで協力して乗り越えたね」
ソフィア: 「これも昇格への経験になるわ」
レオン: 「ああ、いい連携だった」
アイちゃん: 「総括――索敵、落石処理、魔獣撃退。効率評価:Aランク」
ガロス: 「よっしゃ! 俺もAランクか!」
アイちゃん: 「あなたの評価はCです。落石で道を塞いだからです」
ガロス: 「なんでだぁぁ!」
# 夜営
ミリア: 「今日は“烈愛”も“敬愛”も出ないのね」
アイちゃん: 「代わりに“誤愛”と記録しました」
ソフィア: 「……誤った愛?」
レオン: 「俺はそんな愛はごめんだな」
バルド: 「誤愛から正愛に至ることもあるじゃろう」
エリス: 「あはは、なんか深いようで深くない!」
=== END ===