表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/20

珍道中・前編

# 出発


(ラグニアを後にし、次の依頼地へ向かう一行。馬車と徒歩で街道を進む)


レオン: 「次の目的地までは数日かかるな。野営の準備も必要だ」

ミリア: 「ふふん! じゃあ私の探査魔法で安全を確保するよ!」

(ミリアが杖を掲げ、ソナーのような魔法を放つ)

ミリア: 「半径百メートル以内なら生物反応が丸わかり!」

ガロス: 「おーすげぇ!」

アイちゃん: 「感知範囲、二十メートル」

ミリア: 「あっ……(ガーン)」

アイちゃん: 「ただし全方位熱源スキャン有効。範囲二百メートル」

ミリア: 「二百ぅぅぅ!?」

ソフィア: 「二倍じゃなくて二十倍ね……」

エリス: 「ミリア……元気出して」


ガロス: 「まあまあ! 索敵なら俺の勘も負けちゃいねぇ!」

ミリア: 「あんたのとは違うの!」

一同: 「(即答!)」


# 野営・夕暮れ


(森の小さな広場に焚き火。夕飯の準備中)


バルド: 「やれやれ、焚き火の火がありがたいのう」

ソフィア: 「都市とは違って、こういう旅の空気も悪くないわね」

エリス: 「外で食べるご飯は美味しい!」


ミリア: 「……でもなんか悔しい。探査魔法って魔術師の専売特許なのに」

アイちゃん: 「魔術師専売=市場独占。競合出現でシェア減少」

ミリア: 「違うの!!」


ガロス: 「俺は烈愛だぜ! 炎みたいに燃え上がる!」

アイちゃん: 「……亀裂の入った愛、ですか?」

ガロス: 「違ぇよ!!」

バルド: 「わしは敬愛じゃ」

アイちゃん: 「軽い愛ですか?」

バルド: 「ちゃうわい!!」

ソフィア: 「私は博愛かな」

アイちゃん: 「学術的研究対象としての愛?」

ソフィア: 「そういう意味じゃない!」

エリス: 「じゃあ私は恋愛!」

ミリア: 「えっ!? こ、恋っ!?」

レオン: 「(気まずそうに咳払い)」

アイちゃん: 「恋愛=効率に不確定要素。解析不能」

一同: 「解析すんな!!」


# 夜・寝床


(順番に見張りを立てて休む)


レオン: 「……明日は険しい山道に入る。気を引き締めていこう」

ソフィア: 「了解。エリス、準備はいい?」

エリス: 「任せて!」

アイちゃん: 「次章予告。『珍道中・後編』」

ミリア: 「勝手にタイトルつけないで!!」


=== END(前編) ===

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ