同行の約束、目指すはホーム都市
# 交易都市・ギルド支部
ソフィア: 「レオン、皆さん……お願いがあるの」
レオン: 「改まってどうした?」
エリス: 「私たち、まだBランク昇格に必要な実績が足りなくて……」
ソフィア: 「二人だけじゃ討伐依頼の難度が上がって限界なの。しばらく一緒に手伝ってもらえない?」
ミリア: 「えぇっ!? 一緒にって……」
ガロス: 「おう! 美人二人が同行!? 大歓迎だぁぁ!!」
バルド: 「まあ、仲間が多いのは心強いことじゃ」
アイちゃん: 「承認。共同戦闘アルゴリズム、長期試験モードに移行します」
レオン: 「……それはそれで不安だが、いいだろう。しばらく一緒に行こう」
カリン: 「それでは同行メンバーとしてギルドに登録しますね」
# 出発準備
(街道を進む一行。馬車の上でガタゴト揺れる)
エリス: 「ありがとう! 正直、二人だけじゃ心細くて……」
ミリア: 「ま、まあ。私も同年代の子が増えるのは悪くないかな」
ソフィア: 「この街を出たら、私たちの拠点都市に向かうわ。そこなら昇格試験に必要な依頼も受けられる」
レオン: 「ホーム都市か。案内を頼む」
バルド: 「長旅になりそうじゃのう」
ガロス: 「よっしゃ! 道中でまた腕が鳴るぜ!」
アイちゃん: 「移動中は護衛任務。行商馬車の安全を優先します」
行商人: 「いやー、頼もしい護衛で助かるよ。人数増えたしな!」
# 道中小事件
(森の中で狼の群れが出現)
狼: 「グルルル……」
エリス: 「私が! ……えっ、速い!」
(矢が外れる)
ミリア: 「ファイヤーボール!」
(火球が道を照らすが狼は避ける)
ガロス: 「見てろ!」(大剣一振りで木ごと倒す)
ソフィア: 「ちょっと! 道を塞いじゃったじゃない!」
アイちゃん: 「非効率。私が処理します」
(ローキック連打、狼たちがキャンキャン逃げる)
エリス: 「す、すご……」
ミリア: 「またローキック……」
# 夜営
(焚き火を囲んで食事)
ソフィア: 「こうして一緒に旅をするのは新鮮だわ」
エリス: 「ね、なんだか楽しい!」
ミリア: 「楽しい……って言えるのすごいなあ」
ガロス: 「俺は酒があればもっと楽しい!」
バルド: 「若い衆が賑やかでよいわい」
レオン: 「……国のことは一旦忘れて、今は旅を楽しむか」
アイちゃん: 「記録:『楽しい』とは効率に関わらない感情的要素。解析続行します」
一同: 「解析すんな!」
# 翌朝・街道の先
ソフィア: 「もうすぐよ、私たちのホーム都市――“ラグニア”」
レオン: 「どんな都市なんだ?」
エリス: 「大きな訓練場と冒険者ギルドがあって、冒険者の街って感じ!」
ガロス: 「おおっ! 俺の舞台ってわけだな!」
ミリア: 「またはしゃいで……」
バルド: 「まあ楽しみじゃのう」
アイちゃん: 「新しい都市データ取得、楽しみです」
=== END ===