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先輩との出会い

本資料は事件捜査のための記録であり、捜査以外のいかなる理由での使用を禁ずる。(全然読んでもいいだよ)

 なんとかして決定的証拠を見つけて世間に公開しないと。そんなときにあの二人の会話が耳に入った。急いでボイスレコーダーをつける。「例の件どうなった」「うまくいってます」例の件ってなんだ?追いかけているうちにまた新しい計画でもしてるのか?

 過去の資料を元に推理し、snsで世間に公開する。しかしあまりのびない。それはそうだ。内容のはっきりしないふわふわした内容だから。

 でもあるときふと思ったまとまってないのになぜ公開してしまったんだろう。命が狙われるかもしれないのに。

ビクビクしながら今日も会社へと向かう。あの二人が話している。急いでボイスレコーダーをつける。「例の件ばれたそうだぞ」急いで逃げないと。暗い資料室に身を隠す。扉が開いた。

 銃を向けられるビクビクしている。

ちがう!そんなに単純じゃなかった。あまりにも奴のことを甘く見すぎていたようだ。

 私の名前は哲河宏。私は元精神科医だ。

 あるとき石山議長暗殺自見の患者さんがきた。

「兄が死んで、でも事件は一向に進まなくて、怖いんです。夜寝ることもできないし」私は小さい頃警察になりたいという夢を持っていた。しかし警察という職業の危険性を知り、その夢を諦めた。でもこの患者さんのために警察になってその事件を解決する以外にこの患者さんの心を治すことはできないだろう。私は必死に勉強し、警察になった。

 自己紹介を終え、私のことをメモをとっていた先輩のところへ行く。

「先輩、そのメモはなんですか」「お前の特徴を書いていた」「そんなことは大体分かりますよ。あ、私は哲河宏です元、」「精神科医だろ。新聞で見た」「あ、はい」「私の名前は花道芽北。お前はなぜ急に警察になったんだ」私は理由を話す。「奇遇だな。自分は小さい頃石山議長暗殺事件が全然解決しないのをみて解決するために警察になりたいという思いを持っていたんだ。その気持ちは今でも変わらない。」

 私の最初の事件の内容が知らされる。「被害者は田中道。死体が見つかったのは茂又建設の資料室。2m×2m×2mと非常に狭い。そこで殺されていた電気は長年手入れされていないのかとても弱く扉を開けないととても見えにくい。被害者は銃で殺されており、頭の右側前方に撃たれている。落ちている弾はきれいなもの一つと血で汚れた。あと、被害者がボイスレコーダーを握りしめていました。」ボイスレコーダーを再生する。「例の件どうなった」「うまくいってます」次の音声を流す。「例の件ばれたそうだぞ」

 犯行時刻に会社にいた人は少なく、さらに監視カメラに映っていた人もいるため、容疑者は3人しかいない。

取り調べ室につくとまず芽北先輩はその人とまず握手をしたこの社員の利き手はおそらく左手だろう。そして取り調べが始まる。

二人目の取り調べが始まる。この人も左利きだろう。どうやら一人目の社員と仲が良いと周りから言われているらしい。

三人目は右利きだった。

 一人目と二人目の声はボイスレコーダーに録音されていた声そのものだった上に銃は右側前方、つまり犯人は左利き。つまり最初の二人が犯人だろう。そう思った。しかし芽北先輩はそうは言わなかった。「なぜ証拠となるボイスレコーダーを回収しなかったのか。そしてなぜ一発外したのか。さらに当たったときもギリギリだったのか。」確かにと思うと続けて言う「事の顛末はこうだ。田中さんはあるとき殺されるかもと本能的に勘付いた。そして何の関係もないけど怪しい話をしていたあの二人を疑う。しかし本当に狙っていたのは最後の容疑者だった。犯人は田中さんがその二人を怪しんでいてボイスレコーダーで録音していたのを知っていた。そしてその2人が左利きだったことも。犯人はその2人に罪をなすりつけるために左手で撃った。しかし利き手でない方で撃ったため、上手く当たらなかった」 

 先輩はこの推理を3人目の容疑者の前でもう一度する。すると罪を認めた。

 花道先輩は実はとある大きな事件を過去に解決していたらしい。事故だと思われていたのにそこに関与する人々を暴き、その事件の全貌を明らかにした。そんな先輩だから今回もこんなにはやく解決できたのだろう。こんな先輩にこれからついていくには誇らしいと同時にプレッシャーでもある。これからの未来は全く予測できない。

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