第21話 贈り物を考える
聖地の各国の土地は建物付きで、物産店、出張販売所になればいいなあと。
買うの基本他族しかいないからね。
他族相手に商売商売!
売れないどうしようってなっても、自国に専属のスーパー派遣社員カノン族がいるから相談出来る。文字教室とか衛生魔法は専属のカノン族も無料で教えてくれる予定だよ。
「ぶっちゃけさあ、聖地の人混みヤバいってなるかなあ?」
正解がわかってるルジェタさんのテストを覗き見るように聞いてみる。
「おや。現状ガチ回答してもいいんですか?」
ちょっと驚くルジェタさん。
わたしいつもはカンニングしませんからね。
「今新規ログインボーナスも考えてるし、かなり重要だからこれはガチ聞き」
前運営、神さまくんが本当にやらしてる世界なのでお詫びの品を贈りたいのです。
せっかくなので新規ログインボーナス気分で派手にプレゼントします。
「国ごと聖地へ移住するレベルで絶対に帰らない者が続出しますよ」
「ガチかあ〜」
「ガチです。王都以外に住むくらいなら聖地へという考えは既にあります。今は神罰を警戒してる状態ですから、それがないとわかれば本気で移住を考えるでしょう」
「あー。居心地のよい環境が今の聖地にはある」
「物産店ではなく寝泊まり所になりそうですね」
「うああああ! 各国無料宿泊施設!」
平和ボケなんだよ。
わたしが平和ボケしてるんだよ。
多くのジェフクタール人はそんな環境で生活していないんだよ。
物産店とか、平和だから可能なんだ。
じゃあ平和にしてやろうじゃないか。
「今まで散々苦労してますし、働くことを美化し過ぎないように気をつけましょうね」
「あー、あるあるだわ。あんな労働社会、絶対嫌なのに働かずに食うなって思うとこ。わたしあるわー。ちょっと理想の住人になって頭柔らかくするわ。わたし住人の仕事とは? 働かずに飯食っても美味い、聖地は安全に遊ぶところ」
「だいたいそうですね」
クスッと笑うルジェタさん。
頭を柔らかくしてもっと考えろ考えろ。
「無料宿泊施設。聖地に避難はありなんだけど、一番危ない王都以外から聖地に行けない。なら、行けるように。そもそも避難しなくてもいいように、新規ログインボーナス王都拡大だわ。魔法的インフラ整った安全で清潔なお家をまず確保。家具と魔力で動く家電付き。人魚族は陸地王都の方ね。聖地でただの野宿は厳しく取り締まる。新規ログボまだ行こう。聖地への門とか選ぶ感じもいいよね。みんなでわいわい選ぶ楽しみがいる。カタログから何個か選ぶタイプわたし大好き」
「そうですね」
「新規ログボ前にアドバイザー欲しいだろうから、各国専用のスーパー派遣社員だけ先行して。カノン族が住む家も一緒に決めてもらおう。メモメモ。記録大事」
今考えてることをメモにまとめる。
書き出すと結構あるな。
カノン族ばっかりじゃあれだし、ゴミ収集車とか運転するのは妖精さんにしようかな。
王都清掃員とかも妖精さん。
手のひらサイズの妖精さんは見てると実に和むのよ。
神界の妖精さんはお喋り出来ないけど、派遣妖精ちゃんはお喋り出来るようにしよう。
そうしよう。
聖地にも妖精ちゃん。
カノン族のお手伝い妖精ちゃん。
一家にひとり欲しいよ。お手伝い妖精ちゃん。
そういうのいいね。これはガチ決定。
あ、妖精ちゃんだけじゃなくてもちろん妖精くんもいるよ。
こんな風にルジェタさんに相談して話し合いをして、ゆっくりと計画を立てる。
動画を作って配信したり、ジェフクタール人に必要だと思うことをしていく。
体感数日? 一ヶ月? 三ヶ月?
もうわからないけど、一応決定したメモがこちらになります。
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<新規ログインボーナス>
・王都拡大
人魚族は王都拡大で海中じゃなくて人型で戦闘用の陸の小国でもいい
・王都私物全クリーニング
・清潔なお家や道路等
・水も餌もいらない荷馬車のような乗り物
運転手は妖精ちゃん
・魔法の収集車付きゴミ処理施設
運転手や収集員は妖精ちゃん
・素材はぶち込め自動で衛生用品生活雑貨手芸用品施設
妖精ちゃんが受付
・狩った魔物ぶち込め自動解体してくれる施設
妖精ちゃんが受付
・自動で治癒&返り血その他一瞬でキレイキレイ施設
妖精ちゃんが受付
・容量重量無視で時間停止国家用の鞄
・国家用デカいホログラム的なタブレット
近未来イメージの空中に浮かぶ透明な画面
・生活に最低限必要なもの全部
魔力で稼働する冷蔵庫や洗濯機などの生活家電など
国外に行くとき用
・セーフティエリアになるセーフティテント二個
水陸両用男女用
・国外から一瞬で王都に帰れる帰還アイテム五十個セット
・時間停止大容量重量無視ウェストポーチ五十個セット
・水筒
飲水量無限でいつでも自動で清潔なやつを五十個セット
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メモをしながらルジェタさんと話してる。
補足も書き足しながらね。
「国家用デカいタブレット、はフクエルの動画みたいに空中にタッチのにしてね。国外に行くとき用にセーフティエリアになるテント男女用にふたつ。これの使い方は絶対に男女別じゃなくて任せるけどね。人魚族のためにテントとか水陸両用にしてね。水筒は人型で聖地用になるだろうけど、人型での戦闘したくなったら上陸するだろうし、無人島買えるようにするから。カノン族にここは他国だから上陸ダメとか注意させて。あー、王都拡大で海中じゃなくて人型で戦闘用の陸の小国でもいいよ。わたしが場所指定出来るから」
「はい」
新規ログボは今のところこんな感じだね。
次は今考えてる選べるアイテムをメモ。
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<三つ選べるアイテム>
・追加聖地への門
・魔法の絨毯三枚各種あり
運転手は妖精ちゃん
・電車のような乗り物各駅付き
空中を走る電車
運転手や駅員は妖精ちゃん
有料
・追加用荷馬車三台各種あり
運転手は妖精ちゃん
・追加用容量重量無視で時間停止国家用鞄
・王都内移動用の門
・人魚族用水中トンネル
・セーフティテント三個各種あり
・帰還アイテム三百個セット
・ウェストポーチ三百個セット
・水筒三百個セット
・王都派遣清掃員の妖精ちゃん
・ミニ図書館
妖精ちゃんが受付
・ミニ映画館
妖精ちゃんが受付
有料
・有料のミニレジャープール
妖精ちゃんが受付
・アスレチック遊具あり子ども向け公園
・有料の王都クリーニング店
妖精ちゃんが受付
・有料の王都コインランドリー店
妖精ちゃんが管理
・有料の王都エステ店
妖精ちゃんが受付
エステティシャンはカノン族
・有料の王都マッサージ店
妖精ちゃんが受付
マッサージ師はカノン族’
・有料の王都美容室店
妖精ちゃんが受付
美容師はカノン族
・食材はぶち込めテイクアウト専用レストラン
国外遠出用に携帯食料も作れる
妖精ちゃんが受付
料理人は妖精ちゃんとカノン族
・有料の大浴場
妖精ちゃんが受付
・泳ぎの練習用プール、ロッククライミング練習用、大暴れしても大丈夫な剣や魔法の練習施設、など欲しいのが選べる教員はやれ学校施設
・タブレット一族全員分セット
近未来イメージの空中に浮かぶ透明な画面
・スマートフォンならぬフクフォン一族全員分セット
・時計塔
管理人は妖精ちゃん
・人魚族向け無人島
王都陸地への門付き
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「ご飯作りたくねえもう自炊しねえってこともあるからさあ、食材持参なら無料、それ以外は有料のテイクアウト専用レストランね。何百年分の食料でも備蓄可能な食料庫としても使って欲しいな。国外遠出用に携帯食料も作れるようにするんだ」
「それからどうします?」
ニヤって笑われた。好きー。
そういうの大好き。
白手袋のあの大変けしからん穴に指を突っ込みたくなる秘書くんだ。
何なの手袋のあの穴。
二次元で見る度に悶え狂うあの穴。
「ふふ」
「あー好きいいい! 今度触らせてください! 手袋の穴を見せてくださいお願いします! そして握手してください!」
口元隠して小さく笑うルジェタさんに一億那由他円!!
「あ、お金どうしよ。円は嫌だなあ。ジェフクタール。ジェフクタール……ここで一回捨てたマイナス拾うか。わたしとルジェタさんにマイナスはいらないけど、聖地には絶対いるわ」
お金は足りないとぐぬぬってなる。
あと一歩だと思うととてもくやしい。
そういうカジノで夢を見たい。
「フクとルジェタ……フールはあんまりだな。ルーク、クール、百クル、『お金が来る!』裏の意味で『ギャンブル? クールにいけよ』の意味を込めて。お金の単位はクルがいいな!」
「いいですね」
拍手もらった! ありがとうございます!
「で、遊ぶ金宝箱ひとつ。これは各国に先行するカノン族に持参させる。お金の使い方を練習するためと女神からのおこづかい」
「いいですよ」




