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俺だけを愛してくれる女の子が近くに居ないかな?

作者: 七瀬
掲載日:2023/06/05








【ピィーピィーピィー】




『あぁ! “近くに僕だけを愛してくれる女の子が居るぞ!”』

『何、それ?』

『“恋愛レーダーだよ!”』

『恋愛レーダー?』

『オマエ、まだ知らないのかよ! 自分の近くを“世界で一番相性が合う女性

が居ると? 反応するレーダーなんだよ。”』

『マジ!? そんなのいつからあったんだよ!』

『・・・あぁ、3カ月前ぐらいに一気に流行ったんだけどな? 知らない?』

『知らない! 知らない! 俺も欲しい!』

『じゃあー売ってるお店、教えてやるよ!』

『おう! 直ぐに買うわ!』

『じゃあー行こうぜ!』

『あぁ、でもさ? この恋愛レーダーって? 何? AIが決めてんの!』

『そうじゃねーの! これで見つけた相手とは? 絶対に別れないらしいし、

めちゃめちゃ相性が合うって聞くぞ!』

『誰が?』

『口コミだよ、SNSでも凄い噂になってたな~』

『口コミねーえ!』

『オマエ、信じてないのか?』

『し、信じてるよ! 俺だって相性がいい女性と付き合いたいんだ!』

『僕は近くにいるかもしれないから、あぁ! あの店だよ、先に行っててくれ!』

『一緒に行かないのかよ!』

『“運命の彼女が近くにいるかもしれないんだ、僕の邪魔しないでくれよ。”』

『・・・わ、分かったよ、後で来いよな。』

『分かったよ、じゃあーちゃんと買うんだぞ! 恋愛レーダー!』

『あぁ!』







俺は連れに教えてもらったお店に入る。




『いらっしゃいませ~』

『・・・ど、どうも、』

『“恋愛レーダーが欲しいの?”』

『なんで分かったんですか?』

『いやいや、人気商品だからね!』

『いくらするんですか?』

『1万円!』

『はぁ!? 俺そんな金持ってませんよ、アイツそんな高いって言って

なかったのにな、、、。』

『大丈夫! お試し期間もあるから、無料で貸し出してあげるよ。』

『あぁ! そういう事ですか、ありがとうございます!』

『“いい相手が見つかるといいね。”』

『そうですね。』









・・・結局、このお店を教えてくれた連れは店には来なかった。

しかも? 連絡も取れなくなっている!

“相性の良い女性が見つかったのかな?”

まあ、それなら二人の時間を俺が邪魔してはいけないと思いそれ以上は

連絡を取るのをやめた!








 *







・・・数日後。

ニュースで連れの顔が流れた。

夜コンビニに行く途中、女性に後ろから刺されるという事件!

相性が合う女性と巡り合えた訳じゃないのか?

何故? 殺されてるんだよ!





俺はこの恋愛レーダーの事を詳しく調べ始める事にしたら、、、?

まさかの!? この恋愛レーダーはAIなど入っておらず、ただただ女性が

通り過ぎるだけで、誰でもレーダーがなったりするという事も書かれていた。

いや? それ以外に、実際は小さな町工場の中年のオジサンがマッチングアプリ

のように、地味に合う相手を探してくっつけていると記事もあった。

どれは、本当のなのか、、、?




しかし? 俺の連れは殺された!

“きっと相性が合う女性に殺されたんだと思う!”

この恋愛レーダーで探した、女性に彼は殺されたのだろう。




・・・俺もそうなるのか?



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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