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( ^ω^)ブーンがスーパーサブとして流れを変えるようです  作者: 灰根@( ^ω^)ブーンがスーパーサブとして流れを変えるようです
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第1話「世代交代」

挿絵(By みてみん)

1-3 毘府高校 敗北


( TωT)「先輩達 負けちゃったお」


6月の地区大会、我が毘府高校のトーナメントの結果は3回戦で乾國(いぬぐに)高校に負けて敗退となった

この大会で3年生の代は部活動を引退する

試合終了の笛が鳴りピッチに整列した先輩達の背中には、試合に負けた悲しさと同時に 俺達はやり切ったぞ という達成感も伝わってきた


試合後 我々毘府高校サッカー部の生徒達は競技場の外に出て、このメンバー最後のミーティングを始めた

まず荒牧監督が話し始めた


/ ,' 3「皆さん最後までよく頑張って戦いました

負けて悔しい気持ちもあるとは思いますが3回戦出場という結果は皆さんの努力がなければ達成出来なかった記録です

3年生はこれで引退になりますが、一二年生はこれから活躍の機会が増えるから、それに向けてしっかりトレーニングを積むように」


/ ,' 3 「では3年生を代表して部長の半並君」


半並先輩はゲームメイカーのボランチで

味方が動きやすいパスを出せる選手だ

2回戦ではアディショナルタイムに決勝点となるヘディングゴールを決めた

また、率先して1年生の面倒を見てくれた


(`・ー・)「えー 僕達は惜しくも破れました、が悔いはありません 僕達はこれからの未来に向かって進んで行きます 一二年生は僕達が教えてきた基本を忘れずに頑張ってください

自分を成長させる事ができるのは自分自身です」


最後に大切な事を端的に伝えてくれた

監督も先輩も僕らのこれからの事を話してくれた


3年生が引退するという事は1年生である我々の活躍する機会が増えるという事だ

スタメン起用のために今後アピールしていく事が大事になってくる


( ^ω^)(きっと大丈夫だお スタメン入りのために

今までたくさん自主練習してきたお)


(’A`)(…やってやるぜ)


(`つー ;)「三年間このメンバーでサッカーできて楽しかったです 本当にありがとうございました!」


半並先輩から今まで堪えていた涙が溢れた

他の3年生も感極まって泣いた


/ ,' 3「以上でミーティングは終了です 明日からスタメン決めの技能テストを行うので 明日に向けて身体を休ませておきましょう 解散」


3年生達はこれから打ち上げを行うようだ

1、2年生は現地解散でそれぞれ帰宅する 電車で帰る人も居れば親に迎えにきてもらう人も結構いるみたいだ

一緒のバスで帰るドクオのもとへ向かった


( ^ω^)「ドクオ 今日の試合どう感じたお?

俺は前半の2失点が響いたと思うお」


(’A`)「ん? …ああ 人の試合とかあんまりキョーミねぇな」


( ^ω^)「マジかお… 3年の引退試合なのに」


(’A`)「自分の出てない試合なんて見て楽しいとは思えないな

特に負け試合なんかは」


ドクオは良くも悪くもストレートなタイプだ

隠し事はせず 的確なアドバイスをくれるが

脳のブレーキが効かず測らず人を傷つける事はままある


(’A`)「それより明日のスタメン決めの心配した方いいんじゃないか」


( ^ω^)「確かに それもそうだお」


(’A`)「自分の武器をアピールするんだ 俺はカバーリング ブーンはドリブルか?」


( ^ω^)「おうっ!この日のためにドリブルしまくったお 左サイド抉るお」


(’A`)「その意気だ」


停留所にバスが停まった

乗り込んでICカードをかざした


( *^ω^)「左の2人席にするお」


(;’A`)「左好きすぎるだろ」


ブーンは中学校の時 授業のプリントの質問に

【あなたの好きな場所を教えてください】

という問いに対して【左サイド】と答えた事がある

中学のフットサルでは左アラであり、その時から左サイドハーフというポジションに強いこだわりを持っている


(’A`)「こんな選手になりたいとかっていうイメージある?現実の選手名挙げて」


( ^ω^)「カットインが強いドリブラーだお

毘府の本間至恩になるお」


(’A`)「知らない選手だ」


( ^ω^)「知らないのかお?J2で1番年俸が高いドリブラーなのに」


(’A`)「J2かよ!俺はJ1リーグすらあんまし知らないんだよ」


( ^ω^)「まぁドクオは海外サッカーしか観ないもんな、そういうドクオはこうなりたいって選手いるのかお?」


(’A`)「俺はやっぱりリュカ・エルナンデスだな

あのカバーリング能力は憧れる」


( ^ω^)「バイエルンのLSBでいったらアルフォンソデイビスとかもだお」


(’A`)「いやデイビスは攻撃的すぎて俺のプレースタイルに合わん」


ドクオは海外サッカーを観て、守備的なサイドバックを見つけては、研究して自分でマネをする

それがルーティンであり強さの秘訣だ


(’A`)「俺が左サイドでボールを奪ってお前に縦パスする そしてお前がカットインしてゴールを決める

イメージしろスタメン入りは明日にかかってるんだからな」


(* ^ω^)「ブーンもそのつもりだお 幸い左サイドハーフは3年生が引退したから空いてるしラッキーだお」


(’A`)「まぁお前の実力なら多分大丈夫だろう

だが今までやってきたフットサルと違ってコートも広くなる しっかり首振ってオフ・ザ・ボールの動きも気をつけろよ ボールを持つだけがサッカーじゃないからな」


( ^ω^)「オフ・ザ・ボールは左アラでたくさんやってきたお サッカーとの違いもそのうち慣れるお!

てか前日になってから今さらどうこう考えても遅いお!今日はしっかり休むぞ〜」


(’A`)「それがいいかもな」


そうこう言ってる間にブーンとドクオが住む3丁目に着いた ICカードをかざしバスを降りた

6月の空は日差しを強くして僕達の顔を照らしていた


( ^ω^)(ボールを持つだけがサッカーじゃない…か

チームプレーを忘れないって事かお?)


第1話 終わり

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