ゆきだるま
「好きな人が出来たの!」
反則だ
初めて見たそんな顔
君がそうしたいならそうすればいい
僕はずっと後ろをついていくよ
君の光に続いてゆくよ
溶けていく
歩けば歩くほど
溶けていく
知ってる
その眩しさは……灯は
僕を段々小さくしていっていることを
君が太陽に手を伸ばすほど
焦がれていく僕です
小さくなってゆく
小さくなってゆく
やがて君は
見えなくなった僕のことを忘れて
歩み続けるのだろう
君がそうしたいならそうすればいい
僕はずっと後ろをついていくよ
君の影になってゆくよ
解けていく
歩けば歩くほど
解けていく
知ってる
その眩しさは……灯は
僕を段々小さくしていっていることを
君が太陽に笑顔を溢すほど
焦がれていく僕です
小さくなってゆく
小さくなってゆく
やがて君は
見えなくなった僕のことを忘れて
歩み続けるのだろう
君がそうしたいならそうすればいい
僕はずっと後ろをついていくよ
君の背景となってゆくよ
灯が僕を溶かしても
君が僕を造ってくれたことを忘れない
どうかしあわせに
僕は影になる
君の影になる
染みて染みて
雪を抉るような涙
本音がぽつり
「君の太陽になりたかったな」
見上げた太陽は
幸せそうな家族を照らしていた