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【言葉】

一、言葉


日向陸ひなたりく中学二年生。


私が幼い頃に父は,こと世からいなくなり母と私・・

二人暮らしをした。


そして小学校4年生の夏ー・・・


「お母さん、開けてよっ!!」


「嫌よ。アンタなんかどっか行って!!」


夏の七月,小学校から帰ってきた私を母は家に

入らせてくれなかった。


外が暑くて家の中に入りたい、というのもあったが

一番に,いつものように「おかえり」と言ってもらいたかった。


「お母さん!!中にいれてよ」


「嫌って言ってるでしょう??もう私はアンタの面倒なんか

見てられないの」


・・・。


その時,私の口からでた言葉は

「ごめんなさい」その一言だった。


それに続き母は「じゃぁ、施設に入って」と呟いた。


言葉がでなかった。


「それだったら,一回家に入ってもいいよ。それで

 施設に行く準備して」


ポタリと涙がこぼれ落ちたー・・


「うん、、分かった」


その時の母がどう思っていたかは分からないけれど

その時の私はかなりのショックをうけていた。

家に入り自分で持ちたい私物を何個か持ちまた外へ出る。


「ばいばい」


こうして私達は家族の縁が切れた。

それはあまりにも突然の事でー・・

まるでどこかにお出掛けに行くように。

・・簡単なんだと思った。

家族なんてこんなに小さいものだったんだ。


最後の最後まで何も私は言う事ができなかった。


欲しい物があった時,欲しいと言う事ができなかった。


寂しくて,お母さんと寝たくなった時

「お母さんと寝たい」と素直に言う事ができなかった。


授業参観の時も運動会の時もそう・・

本当は家族に来てもらいたかったけれど結局,家族は

日にちも知らないまま終わってしまった。


・・だからあの時もそうだった。


「施設に入って」とい言われた時も,本当は

「嫌だ。ずっとお母さんと一緒にいたい」と言いたかった。

・・でも言えなかった。


そして小学四年生の夏ー・・・ 私は施設に入った。

引き取られる事もなく,私は成長し中学二年生になったのだ。




読んでくれてありがとうございます!!

下手ですみません。

これからもどんどん続きます!

感想,意見あったらよろしくお願いします。


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