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ポルトガルの大うつけ~金平糖で何が悪い~  作者: キリン
【第一部】第三章 空を飛んだ女
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儂の家臣は

「いやぁ、空で飲むコーヒーはなんと旨い事か・・・・・・ノブもどうだい?君の好きな金平糖あるよ?」

片手にコーヒーカップを握り、隣で寝転がっている信長に金平糖を差し出す。

信長はそれを無言で受け取り、口の中に放り込む。

ボリボリと、ヤギのような咀嚼で砂糖と唾液を飲み込み、信長は大あくびをする。

「やっぱ夜更かしは良くないのー、年寄りには眠くて根くて・・・・ふぁああ・・・・」

目尻に涙を浮かべ、腑抜けた顔で尻を掻くその姿、昭和の中年と言わず何と言う。

「おいおい、案外根性無しなんだねぇ尾張の大うつけと言うのは?」

そこら辺に置いてあった年代物のワイン瓶に直接口を付け、豪快に飲み干す。

眉間にしわを寄せ拳を握るが、生憎今は体中ボロボロの病人だ、安静にしなければいけないことぐらい、バカの自分でも分かる。

締まりが悪いため息をつき、眠りに着こうと瞼を閉じ。

「今まで誰も言わなかったが誰じゃお主」

「ん?何って、スヌークだよネタ・スヌーク、アメリアの師匠」

「ス〇ーク?」

「蛇じゃねぇ」

鋭いノリツッコミが傷口にクリティカルヒット、信長は飛行機の上を転げまわり、叫び回る。

「五月蠅いですよ!バカは仕方ないけど信長公とスヌークちゃんは真面目にやってください!」

すると操縦席でレバーを握るアメリアがレバーから手を離し、足元に置いてあった何かを取り出す。

それは、戦国時代には存在してはならない、バズーカであった。

「アイアムラ〇ボー!」

「著☆作☆権ッッ☆」

ドォン!火が付いた火薬の塊が、先ほどから飛行機を撃墜させるべく襲い掛かる蛍の大軍に突撃した。

その衝撃、余波だけで周辺の蛍の三割が消滅し、そこへアメリアは飛行機で突っ込んだ。

勿論その速度は計り知れず、地上ならともかく酸素が薄い空中では半分自殺行為だ。

「うっ・・・・・ぷぅ・・・・・!?」

スヌークと名乗る女の口から、赤い液体が零れ落ちる。

「っっ!おいスネーク!しっかりせい!」

「メタルギアじゃねぇよ!安心しろ酒が上がってきただけだ!」

四方八方から追いかけてくる虫の大軍の僅かな隙間、まるで裁縫の針のようにそこを抜け、アメリアは徐々に地上へと近づく。

ワインを袖で拭い、スヌークは操縦席のアメリアに尋ねる。

「おいアメリア!私よりテクが凄いってことは分かったが、この虫共はどうするんだ⁉」

「大丈夫です!それについては作戦があります!」

「ならよし!思いっきりぶっ放せ!」

アメリアは振り返らないまま片手だけで返事をし、レバーを力いっぱい前に倒した。

すると飛行機の角度がほぼ垂直に、ジェットコースターの下りのような状態にまで傾いた。

「皆さん!どこかに捕まってください!振り落とされないでくださいよ!?」

そう言ってアメリアがペダルを踏むと、飛行機の速度が急激に上がり始めた。

信長はもちろん、スヌークやナポレオンも飛行機にしがみ付く。

ジャンヌは意識が無いのでナポレオンが片手で抱きかかえている、抱き枕の如く。

信長は痛む体をだましながら、何かに捕まりながら操縦席を見る。

非力な腕でレバーを掴む少女、自分達の命を握る少女を。

「なぁクソレオン!」

「ひっどい呼び方だねぴえん」

「今儂が思ったこと言ってよいか!?言うぞ!もう言っちゃう!」

信長はとんでもない速度で地面に突っ込もうとしている飛行機のことなど気にせず、子供のような笑顔で言った。


「儂の家臣アメリア・イアハートは、超格好いい!これを肝に銘じておけぇい!」









あとがき

最近真面目な物書いてない気がしますね、作者です。

因縁の相手と帰り道が一緒で一緒に帰ってるって矛盾してますよね分かります。

偉人の一言のネタガ切れたので言いたいこと言います。

今回の言いたいこと。


先生は生徒を煽るな、点数を晒すな。


マジでファッキュ。

今回の字数 1537


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