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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
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17『イベント仕様』

今日もよろしく!

「それでは改めまして自己紹介を、わたしは『エンク』、ジョブは【大砲使い】一撃の強さなら自信があります、よろしくお願いしまーす」


 砲撃魔、もといエンクはそう元気に挨拶をした。

 服装は髪と同じ赤色の制服、いや、軍服と言った方が正解か。腰に巻いた布がオシャレポイントらしい。


「俺はジン、よろしく、さっき海に砲撃した人、だよね?」

「はい! 先程もお会いしましたね、そちらの少年もご無事でなにより」

「ええ、ジンさんと一緒に逃げきりました、あのあとどうなったんですか?」

「ケンカの内容通りデカイ顔が海から出てきました、確かに、竜と言われればそんな顔でしたね」

「それは知ってる、聞きたいのはその先、顔を出した後の話」

「それはもちろん、とっておきを撃ち込んでやりましたよ」

「そこで私登場よ!」


 なんでそこでビウムさん? アヤメさんの癇癪に付き合っていた筈では?

 と言いそうになったが、アヤメさんの気に触れてはいけないので黙っておく。話が逸れては行けないからね。


「私はアヤメの言う通り1人で海に戻ったの! アヤメもカンナとネリネに夢中で逃げるには持ってこいだったし! ってそうじゃない! え~と、そう、私が海に戻ったら既に竜が顔を出しててね! その顔目掛けてエンクがバンバン大砲を撃ち込んでたのよ! 最後は電撃のブレスで死に戻ってたけど! でも1人で立ち向かう姿が気に入ってね! エンクが戻ってきた時に声をかけたのよ! 一緒にやらないかってね!」

「それで色々話して意気投合しまして、今回同行することになったのです」

「へぇ~、そうだったんですね」


 類は友を呼ぶ、正しくそれか、厄介な。面倒な事にならなければいいが、そう思っていると、


「ところでエンク、あなたに言いたいことがあるの!」

「はい、なんでしょう?」

「どうして私の見せ場取ったの!? 折角私のニューウエポンの初陣だったのに!」

「え~!? 倒せる時に倒せないと意味ないじゃないですか! それに活躍はしっかりしてたじゃないですか!」

「もっと活躍したかったのよ!」

「私だって撃ちたいんですよ!」

「「む~~~~~」」


 2人はあれだな、目立ちたがりやなんだな。しかし、2人の武器はどちらも凄い力だった。

 ビウムさんのハンマーは技で大蟹の甲羅を一撃粉砕、エンクさんの砲撃は撃つだけで撃破、俺の【突掌打】はマジックソードを犠牲にしてようやく7割。


 力が足りないって事か、もっと鍛えないといけないな。【気力操作】の補正だってそれほど高い訳じゃないし、こっちもレベルを上げて次に上げたいな。


 さて、未だに張り合う2人はともかく、カンナさんも何か唸っている。どうしたんだろうか?


「カンナさん、どうかしましたか?」

「えっ、あ~その、時計がですね~、変なんですよ~」

「時計が?」


 現在時刻はPM02:48、イベントが始まってから3時間近く経ったのか。だというのに俺はまだポイントを集めてない、欠片を探すとか言ってる暇なかったしな、まぁ、これから頑張れば良いだろう。

 でも、これの何が変なんだ?


「俺には何が変なのかよく分からないんですが」

「私の時計はリアルとゲーム、両方を見える様にしてるんですけど~、ゲームはもうすぐ3時間になるのにリアルはまだ1時間経ってないんですよ~、バグですかね~?」

「「「えっ?」」」


 カンナさんに言葉に全員が振り向く。そして一斉にメニューを操作しだした。

 俺もメニューから時計を両方見える様に変更し確認する……確かにカンナさんの言う通りだった。


「俺のもそうなってますね」

「こちらもです」

「僕のもです」

「私も」

「こっちもなってまーす」

「ちょっとこれどういう事よ! 運営! 仕事するならキッチリしなさいよね!」


 少し混乱してしまったが、ビウムさんが無駄に騒いでくれたおかげかな、少し落ち着いた。

 よくよく考えればいつも通りの時間の前後にログアウトすれば問題はないだろう。

 そうだ、今のうちにログでも見よう。大蟹が消えてしまった理由が分かるかも知れないしな。


 そういえば、ログを見るなんていつ以来だろう。最初のキャンプの時位だったかな? 

 さて、何が書いてあるのかな?


『クエストが発生しました』

『ライトハンマークラブを倒した』

『経験値400を得た』

『【甲殻の欠片】を3つ取得しました』

『【大蟹の巨鋏】を1つ取得しました』

『【星の欠片】を200個取得しました』

『イベントポイントが200Pが加算されます』

『ライトハンマークラブを倒した』

『経験値50を得た』

『【甲殻の欠片】を1つ取得しました』

『【星の欠片】を25個取得しました』

『イベントポイントが25Pが加算されます』


 あ~、素材が手に入らないと思ってたけどそうじゃなかったんだな。これが将来的に実装されるシステムなのか? でも、設定で変えられるって話だった筈、何か違いがあるのか? 


 まぁ、そこはいいや。使ったことがないから比べようがないしな。それよりポイントだ、ログを見た感じだと経験値の半分がポイントになるみたいだな。

 つまり、強敵を倒せばそれだけポイントが集まると言うことか、よし! これからバンバン倒していくとしよう。


 ログの残りも似たような個言葉が続く、そして表れるクエストクリアの文字、内容は、


『クエストをクリアしました』

『基本報酬

【星の欠片】を2000個取得しました

 イベントポイント2000Pが加算されます』

『ライトハンマークラブ全滅報酬

 武器【クラブシザーハンマー】を取得しました

 防具【クラブアームズ】を取得しました』

『救援対象状態ボーナス

【星の欠片】を1000個取得しました

 イベントポイント1000個取得しました』


 おぉー! これは凄い。これなら倒すよりクエストをクリアした方が効率良いな、積極的に探すとしよう。となれば島中を巡る必要があるな、まずは、どこに向かおう?


 中央の山? 近くの遺跡っぽい建物? はたまた森の奥? どうしようかな~。


「それじゃあ皆さんちょっと行ってきます」

「「「「「いってらっしゃ~い」」」」」


 うん? ログを確認している間にユキムラ君がどこかに行く事になったようだ。

 どこに行くんだ? そう思った矢先、ユキムラ君が消えた。どうやらイベントエリアから出てしまったらしい。何故? それを姉のネリネさんに確認すると、


「イベントエリアのログイン地点の確認です、ここに来るのか、それとも最初の海岸か、どうやらやってみないと確認が取れないみたいですので、それと一応時計の確認を、バグなら運営に報告を入れた方が良いでしょうから」

「なるほど確かに」


 次にイベントに入った時、また海岸からって事なら色々と考えないといけないしな。

 ま、そっちはユキムラ君に任せるとしよう。俺はこっち、座ってログを見ている頃からチラチラと俺の視界に入ってくる小蟹と俺の後ろで大人しくしている亀。


 もうクエストはクリアしたから君達に用は無いんだけど、一体何の用だ?

 そう思い亀と向き合うと、


【チェーンクエスト発令】

『種族を越えた絆 迷子の小亀を群れに返せ』

 難易度 ★★★★★★


 おっと、新しいクエスト発生だ。チェーンって事はさっきのクエストをクリアしたから発生したのか。難易度の星がさっきより2個多いけど、この亀を群れに返すだけだし、なんとかなるだろう。

 それにしても、この亀まだ子供だったのか、ってこの大きさで子供ならコイツの親の大きさって一体?


 出会い頭に踏み潰されたりしないだろうな、大丈夫だよね!? 

 亀は俺の問いに無言を貫くのだった。

久し振りにログとか書いたわ。前は一章のキャンプの時だった筈。

作者もよく覚えてません。後で読み返します。


手に入れた装備は明日やります それでは!

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