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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
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01『王都で冒険者活動』

お久しぶりです

長い休みから帰って参りました

 王都に着いてから2日が経過した。

 俺は今、王都から北西の森に来ている。

 昨日は王都をの走り回り、武器、防具、道具等の店の確認、ならびに安く役に立ちそうな物なんかを買い揃えた、金欠って言っても必要な物を揃えないと立ち往かないからね。

 そしてクラスアップが出来ると言う“神殿”を探した。結果としては神殿を見つけることには成功したが、まだクラスアップは出来なかった。

 詳しく聞いてみるとクラスアップするには条件が2つあったようだ。


 1つは俺も聞いていたジョブのレベルが20、つまり★になること。

 もう1つがジョブに対応するジョブスキルのレベルが★になること。

 更に、サブの方も同じ条件+メインがクラスアップしている事でクラスアップすることが可能だそうだ。


 ノルン達は自分より強い相手に戦いを挑まないため、スキルの方が先に★になるらしい。俺はおこぼれとはいえ強い魔物を3体ほど倒してしまっている。その為ジョブのレベルが足りても、対応するスキルのレベルが足りていない、という状態に陥ってしまったようだ。

 なので


「少々遅くなってしまったけど、今日から改めて王都での冒険者活動を始めます、討伐対象は『フォレストウルフ』5体、ならびに痺れ草、眠り草、毒草、薬草、それぞれ10枚、そして俺達自身の強化だ。準備は良いな?」

「「コッコォ!」」「チチッ!」「ピョー!」


 ゴウカ、ケンラン、ストレイン、スクエールはそれぞれに返事をする。

 グレイスとシロツキは欠席、と言うより反抗(ストライキ)中だ。2日に及ぶ必死の説得も意味をなさず、2体の機嫌を直す事は出来なかった。

 今も部屋で眷属と一緒にいることだろう。

 いつもより数は少ないが、今後もこういう事態(ストライキ等)が起こると分かった以上、主力が欠けた状態での連携と新顔4体の実力の確認を行おうと思っている。


「それじゃフォレストウルフ、は長いので仮称『森ウルフ』の探索をケンランとスクエールにお願いするよ。森の上からだと視界は悪いと思うけど頑張って! 見付けたらケンランが風魔法で合図、俺達は風が来たら戦闘態勢に入るから森ウルフまで先導してくれ」

「コォッ」「ピー」


 返事をしたケンランとスクエールは頭上へと飛び立った。後は合図を待つだけだ。そして、もう一組は、


「ゴウカとストレインは俺と一緒に薬草探し、まぁ、探すのは俺がするから2体は何か近付いて来たら鳴いて教えて、もし、森ウルフだったら攻撃してもいいからね」


 多分そうなる前に上の2体が見つけると思うけど保険は必要だ、幼虫みたいに姿を消せる奴もいるかもだしね。


「コッコォ!」「チチッ!」


 ゴウカとストレインがそこまで理解できてるとは思えないけど、しっかりと返事はした。

 それじゃあ、行動開始だな!


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~


 それから1時間程、低姿勢のまま生えている草を片っ端から鑑定しまくった。

 雑草、毒草はそれはまあよく見つかり、その中にチラホラと薬草が生えている、それを根っこごと引き抜き指輪を通してアイテムボックスに入れておく。10枚目の薬草を指輪入れて改めてアイテムボックスの中身を確認する。


「うん、薬草はこれで良し。毒草は終わってるから後は痺れ草と眠り草か、この2つはなかなか見付からないなぁ、それに森ウルフも見付からない、う~ん? もう少し奥に行ってみるか、本来の目的のスキル上げも出来てないしな、よし! みんな~もう少し奥に行くよ~」

「「コッコォ」」「チチッ」「ヒョ~」


 従魔達を引き連れ森の奥へと移動を始めたが、どうせなら移動しながらでもスキルレベルを上げられないものだろうか? ………とりあえず通り道にある木にでも振るうか、出来るだけ木の中心に当てれば命中率も上がるだろう。

 実は魔力を纏った鞭はただ振るだけでも結構当たるのだが、纏っていない時の命中率は7割弱、鞭で相手を捕まえようと思えば更に低い、まあ、そもそも近寄らないと捕まえられないから、初見の相手と格上には使えないんだけど、たまに分かりやすい奴もいるけどね、ただ真っ直ぐ向かってくるプレイヤーとか、とにかく早速始めよう。


 鞭先が木に当たるとビシッ! バシッ! と軽快な音が森に響く。

 う~ん、当たるには当たるんだが狙った所にはなかなか当たらない。何が悪いんだろうか? 返しのタイミング? スナップ? 分からないなら身体に教え込むしかない、か。……とにかく練習しよう。

 そんな感じで、鞭を振るいながら森の奥を目指して進んで行くとえらく開けた場所に出た、一面に多種多様な花々が咲き乱れ、奥にはこの辺り迄には見なかった異様に太い木が生えている。


「おぉ、秘密の花畑って感じだな、なんか赤系の花ばっかりだけど、とりあえず鑑定っと」


【アスチルベ】

『植物。レッド、ピンク、ホワイト等の色の花を咲かす

 花言葉は恋の訪れ、自由』


【グラジオラス】

『植物。レッド、ピンク、ホワイト、パープル、イエロー等多くの色の花を咲かす

 全般の花言葉は密会、用心、思い出、忘却、勝利等』


【キンギョソウ】

『植物。レッド、ピンク、ホワイト、オレンジ、イエローと多くの色の花を咲かす

 花言葉はおしゃべり、でしゃばり、おせっかい等』


【カランコエ】

『植物。レッド、ピンク、ホワイト、オレンジ、イエロー等

 花言葉は幸運を告げる、たくさんの思い出、あなたを守る等』


 残念ながらお目当ての物は見当たらない。

 まぁ、そうだよな、欲しいのは『草』であって『花』ではないしな。さて、次はこのあとはどうするか? 

 こう、何て言うのかな? なんだかここに居ちゃいけない気がするんだよなぁ。1番近い感覚はラプター達が居た小屋を見付けた時かな、でも、あの時とはまた何か違うんだよなぁ。

 ん? あれは?


「足跡? この形は犬、かな?」


 花から少し目線をずらすと、犬っぽい足跡が見える。

 辺りを見回してみると花が生えていない地面に同じような足跡が見える、足跡は花畑を逸れ森の奥に続いているようだ。


「藁にもすがるって程じゃないけど、手がかりはこれだけだし追ってみるか、行こうみんな」


 従魔達の返事を聞き足跡を追って花畑から離れる、ある程度離れるとさっきから感じていた違和感が消えた。

 何だったんだろう? ……まぁいいや、いつか分かる日が来るだろう、多分!

 さて、足跡を追う以上相手に見つかってはいけない、鞭の練習はここまで! そしてここからは隠密行動開始だ。

 鳥組は両肩に乗せ(肩に爪が食い込んで結構痛い)、魚組は魔力で作った水を入れた袋に入れる(何時でも出られる様に入り口は開けてある)、これで音はあまりしないはず。

 後は臭いだけど、これはどうしようもないので風向きを気にしつつ動くしかないな。さて、行くか。


 森の中を足跡を頼りに進んでしばらく、視界の先に小高い丘を発見した。

 俺から見ると緩めの2等辺三角形に見える、どうやら片側に洞窟か何かあるらしく、薄い緑色の毛色をした狼が行き来している。鑑定っと。


【フォレストウルフ】対応rank:E

『森で生きることに特化した狼

 群れで活動し森の中では能力が上がると言われている

 子供は毛の色が茶色で成長すると鮮やかな翡翠色に生え変わる』


「OK、目標確認、確認したけど」


 あれを……倒すの? 茶色の毛色の子犬、いや、子狼が外で親と思われる狼に見守られながら遊んでいるのが見えるんだけど、なんかグレイスと眷族を思い出してやりにくいんだけど、どうしよう。

 ……うん、止めよう。

 狙うなら群れから離れたはぐれ個体か、襲い掛かって来た奴だけにしよう。幸い俺がいるのは森ウルフからは風下、匂いでバレる事はないはず、このままゆっくり静かにここから離れるとしよう。


「いや~、これはとんだ落とし穴だったな~、とりあえず今度から住処に近付かない様にしよう。情が移って倒せないとか困りものだしな、うん」


 森ウルフの住処から風下に離れてしばらく、何故か森の入り口に戻って来た俺達は今後の方針を決めた。従魔達はさして気にはならないみたいなので完全に俺の私情だ。

 しょうがないだろ? 可哀想になっちゃったんだから。討伐対象とはいえ子供に死に別れなんて経験させたくないしね。

 この話はこれでおしまい、改めて現状の確認をしよう。


「森ウルフははぐれを探すとして、痺れ草と眠り草が問題だな、森の奥に行って見付からないとなると探す場所が違うんだろうな、さっきとは逆に進んでみるか、よし、みんな行くよー」


 ゴウカ達の配置はそのままに再度森の中に入る、今度は見付かってくれよ。

え~、書く時間が取れずストックがありません

一応週間更新の予定ですが、出来ない日もあるかもしれません

出来れば気長に待って頂けると助かります


それでは!

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