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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第2章 王都への旅路
39/193

01『ガンガン工房』

2章開始です


それと掲示板の【骨折君】の読み方を少し変えました

 現在時刻はAM10:12、場所は、東通り北寄りの脇道だ。

 もうすぐ目的地の【鍛冶工房】に到着する、名前を【ガンガン工房】と言うそうだ。何故、そんな所に向かっているかと言うと、ブレイクスターが原因だ。

 これを武器屋に売ろうとしたところ、


『コイツはうちでは引き取れないな』


 と、強面の店主に言われてしまった。理由は【アイン】だと需要がない、しかも素材が希少な武器なため買値がわからないから、だそうだ。だけど、


『でもコイツなら、インゴットにすりゃどこでも買ってくれるぞ』


 とも言われたので、ならインゴットにしてしまおうと言う事で、【生産ギルド】に紹介してしてもらったのだ。

 ちなみに、早朝の狩りはゴーストを二体しか倒せなかった。


 しばらく歩くと、物凄い熱気を放つ建物を発見した。多分あれだろう。大きく開け放たれた門を通ると、更に熱さが増した。こんな中で作業している人の気が知れん。とか、思っていると、


「よう、うちの工房になんか用かい? 」


 声に振り向くと、そこには笑顔がまぶしい褐色の筋肉の塊が……、違った、男が立っていた。落ち着け、俺。


「えっ~と、武器をインゴットに変えてほしいんですが」

「おっと、依頼だな。ちょっと待ってな。親方~! 客ですぜ~! 」

「おう~! ちっとばかし待っててもらってくれ~! 」

「あいよ~! 事務所の方に通しとくぜ~! 」

「任せた~! 」

「って事で、ついてきてもらえるかい? 」

「はいっ! 」

「ハッハッハッ、良い返事だな。それじゃこっちだ。おっと、従魔は入れないから、あっちで待たせてくれ」


 グレイス達は、工房の外の小屋の中で待ってる事になった。まぁ、そういう所もあるよね。

 それにしても、褐色の肌した人は、筋肉の塊になる呪いにでもかかっているのだろうか? ランディもこんな感じだったし。

 ・・・いや、まだ二人だ! 判断するにはまだ早い。と思ったのだが、事務所に案内される間にすれ違った人は、揃いも揃って皆そうだった、違うのは髪と身長位。いや、きっと職業的にそうなってしまうんだろう。うん、きっとそうだ、そうに違いない。


「とりあえずこれでも飲んでくれ、工房内は暑いからからな」

「ありがとうございます」


 工房に対して小さな事務所で、コップに入った水を貰った。うん、冷たくて美味しい。でも冷蔵庫なんてあると思えないんだけど、


「これ、どうやって冷やしてるんですか? 」

「その質問、あんた異人だな? 」

「そうですけど何か? 」

「いや、最近異人の弟子をとったんだが、そいつも同じ質問をしてな。どうも魔道具を知らない奴ばっかしみたいだな」

「俺達が元々いる場所は魔法なんて無いですからねぇ」

「そうみたいだな。とにかく冷やす方法だな、それはアイツだ」


 そう言って指差す先にあるのは長方形の箱。あれは、


「冷蔵庫? 」

「アイツは『クール・ボックス』だ、異人で言うところの冷蔵庫で間違いない。氷は作れないがな」


 どうやら魔法を電気の代わりにして発展してるようだ。つまり、リアルの道具は既にこちらで再現されている可能性が高い訳だ。そんな簡単に金儲けをさせる気はない、と言う事かな?

 そう思った直後、ドシドシと足音をさせながら誰かが部屋に入ってきた。


「待たせて済まんな。儂はここ【ガンガン工房】の親方をやってるギロムと言うもんだ」


 そう名乗り手を差し出すのは、背が低く、髭を蓄えたおじさんだ。そう、その見た目は完全に、


「ドワーフ? 」

「いかにもその通りでさ、それであんたは? 」

「おっと、失礼。異人のジンです」


 そう答え差し出された手を取る。ギロムさんは俺の行動に納得したのか、笑顔で、


「ふむ、それでは早速話を聞こうかのう。仕事の内容は? 」

「これをインゴットに変えてもらいたいのですが」


 ポーチからブレイクスターを取り出す。重いので『気力操作』は欠かせない。ギロムさんはブレイクスターを見ると目を輝かせ、


「コ、コイツは……」

「おいおい、マジか……」

「? えっと、どうしました」

「おお、済まない。この辺りでは採れない金属で作られていてのう。これを何処で? 」

「ゴブリンジェネラルが持っていたんですが」

「これをジェネラルが? 道理で」


 ギロムさん達は念入りにブレイクスターを調べているみたいだ。調べて何か分かることがあるのか? 鑑定だと簡単な説明しか出ない筈だけど、とりあえず、


「それで、その、希少な金属と言うのは」

「ミスリルだ」

「ミスリル? 」


 ミスリル ゲームなんかだとお馴染みの金属、まぁ、作品によって性質が微妙に違うから、一概にこれだと言えないのが玉に瑕の幻の金属だ。しかし、良いのか? まだ最初の街なんだけど、


「親方、彼は異人です。もしかすると分かってないかも」

「お、おお、そうだのう。あー、ミスリルってのは、非常に軽いのにとても頑丈な金属じゃ、更に魔法に対しての親和性もあるから、武器やアクセサリーに使われる事が多い。採掘量が少ないからあまり出回らないんじゃが、これの柄の鎖との連結部分以外は全てミスリルの様だのう」

「それは、凄いんですか? 」

「あぁ、凄い事じゃ。ただ、少々不純物が多いのう。これでインゴット一つと言ったところか」

「そうなんですか? 」

「なに、この武器がおかしい所は他にもある。次はこの鉄球じゃが、驚く事に、これはアダマンタイトの塊だ。これも不純物が多いが、それでも二つ分にはなるじゃろう。アダマンタイトの説明はいるかの? 」

「お願いします」

「よし、アダマンタイトは非常に硬い金属じゃ。ミスリルと違い結構な重さがある、コイツは武器にも防具にも使える素材として有名じゃ、さすがに鉄球なんて形にしてるのは初めて見るがのう。これも希少金属の一つじゃ」

「希少金属がふんだんに使われた武器、と言う事ですね」

「そうじゃ。だが、一番恐ろしいのはこの鎖じゃ」


 そう言って、柄から鉄球を外し鎖を引き出す。鎖を俺にも見えるように持ち上げて、


「コイツは、ミスリルとアダマンタイトを混ぜ合わせて作られた異常金属じゃ。ミスリルの軽さをアダマンタイトが補い、更に頑丈になっている。その上、表面をヒヒイロカネが覆い、錆びない様に補強されている。ミスリルの柄とアダマンタイトの鉄球に比べると完成度の次元が違う。一体誰がどんな技術で作ったのやら」


 ギロムさんは、そこで水を飲み一息入れると、また真剣な目をしてブレイクスターを見だした。そして、


「はっきりと言おう。儂はインゴットにするのに反対じゃ」

「えっ!? 」

「ちょっ!? 親方、何言ってんすか!? これは仕事ですよ!? 」

「落ち着けメルト、別に受けないとは言ってない。ジンさん、依頼内容の変更は出来ますかな? 」

「と、言うと? 」

「うむ、儂としてはこの鎖をインゴットにしたくない。ここまで完成された作品を壊したくないのじゃ。だから、鉄球と柄をインゴットにして、鎖はそのままにしておくわけにはいかないか? 」

「鎖、ですか」


 鎖、まぁ、あれば便利なんだろうけど、今すぐ必要かな? あぁ、でも聞いた感じ相当頑丈っぽいしなぁ。【捕縛】とかに使えるのかな?


「聞いても良いですか? 」

「おう、儂が答えられるなら良いぞ」

「鎖は縄の代わりに使えますか? 」

「使えるも何も、【鎖術】は【縄術】の派生術の一つだぞ」

「そうなんですか!? 」


 ギロムさんとメルトさんは揃って頷いた。【縄術】の派生、どうやったら派生するか分からんが、それなら持っていても問題ないかな。よし!


「それじゃあ、鎖以外をインゴットにしてもらえますか? 」

「オオ!! そうか! よし! 任させておけ、純度の高いインゴットを作ってやるぞ! それじゃ早速作業に」

「親方、値段をどうするか決めてないぞ」

「おっと、そうだった。インゴット一つで1000zlでどうかな? 」

「親方! それじゃ稼ぎにならないだろう!! ミスリルとアダマンだぞ! もっと上だよ」

「メルトは細かいのう、それじゃ、一つ7000zlじゃ、払えるかのう? 」

「大丈夫です」


 ポーチからプレートを取り出す。昨日の作戦の成功報酬としててに入れた30000zl、それと魔石等の売却額を合わせて35400zlになっている。その数字が14400zlに変わった、支払い完了だ。


「確認した。さあ、これで文句はないじゃろう? 」

「それでも相場より安いんだが、まぁ、良いか。この鎖は見るだけでも、俺達には価値のあるものだしな。それじゃあジンさん、コイツは預からせてもらうよ。インゴットにするには数日掛かるから、しばらく待ってもらうことになる。何か予定があるならそれに合わせるけど? 」

「一週間以内に王都まで行くので、受け取りはそれ以降でお願いしたいのですが」

「わかった。じゃあ二週間以内に来てくれ。それを過ぎると」

「過ぎると? 」

「鎖の件で親方がごねるかもしれないから」

「あぁ~、分かりました」


 その親方は、鎖を嬉しそうに眺めながら考察中の様だ。何故なら小声で『これの配合割合はどれくらいなんじゃろう? 』とか『いくらなら売ってくれるかのう』とか呟いてる。大丈夫だろうか? 少し不安になってきた。


「心配しないでくれ、仕事はしっかりこなすから。他には何か無いか? 武具関係ならある程度相談にも乗れるが」

「それなら、10000zl程で装備を整えたいのですが、良い店を知りませんか? 」

「それなら、裏に回ると良い。新人の作品の中でも、人前に出せる物を売ってるよ。まだ無名って事で安いから一式揃えることも出来る筈だ」

「では、寄らせてもらいます」

「よし! それなら早速行こう。付いてきてくれ」

と言う事で超レア物でした

でも使えないんじゃしょうがないよね


ちなみに【鑑定】スキルは自分のジョブで

表示される内容が変化します

今回の【鍛冶師】の場合は使われた素材

その武器が倒したモンスター等になります

ジョブで見れる内容が違う理由は

ソロで全てを知ることは出来ない様にするためです


それでは

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