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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第1章 始まりの町【アイン】
22/193

19『追跡』

お久しぶりです。大分遅いですが

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

 グレイスを先頭に森を行く。気配察知を使いながら周囲を警戒。少しでも早く追い付く為に全力疾走したいところだが、間違いなく戦闘になる以上それは出来ない。ゲージが半分を切らないよう調整して走っている。まだゴブリンの姿も、拐われた女性達の姿も見えない。早く見つけないと。


「あれ? ここで行き止まりか? 」


 20分程経過したところで、俺達は崖に到達した。登った記憶は無いけど、緩やかな坂だったのだろうか?


「これは・・・飛び下りるのは無理だな」


 とりあえず崖を覗いてみた。垂直どころか反り返っている、下りる道具がないとどうしようもないな。だけど、グレイスは崖の方向に真っ直ぐに来た。ならゴブリンはこの崖を降りたのか? ゴブリンは知能を持ってるとはいえ、この崖を降りれるのだろうか? 少し周りも調べてみるか。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~


 調べた結果、やはりこの崖は今の俺では降りる事は出来そうにない。諦めて別の道を探そうとしたところ、


「グレイス、別の道をって、シロツキはどこいった?」


 いつの間にかシロツキの姿が見えない、グレイスは崖の方を見ている。まさか!?

 と、思ったらシロツキが顔を出した。ただ、顔を出した場所が問題だ。シロツキの顔は今、空中にある、それも顔だけ、


「し、シロツキ、一体どうしたらそんな状態になるんだ?」


 問いかけたら、顔を引っ込めてまた姿を消した。シロツキが率先して動くときは大体魔力関係だ。だからとりあえず、魔力を目に集中。武器を作った時に思ったのだが、眼鏡型にすると、汗なんかを拭くときにずれたり崩れたりと不便だった。だから今回は、コンタクトレンズをイメージする。やってみると、こちらの方が魔力を節約出来る様だ。今度からこっちだな。

 さて、魔力を見てみると、目の前に広がるのはシャボン玉のような見た目の壁だ。それが崖だと思っていた場所を覆い、中を隠している。壁に触ろうと手を伸ばすと、そのまま突き抜けて手が見えなくなった。シロツキが顔を出せたなら、出入りが可能と言うことだろう。


「グレイス、いくぞ」


 グレイスと共に壁の向こうに出る。そこは森を一望できる丘だった。どうやら丘の反対側のなだらかな坂を、崖に見せ掛けていた様だ。そして、足元にはゴブリンの足跡と、何かを引きずった後がくっきり残っている。つまりこの壁はゴブリンが作った物と言うことだろう。どうやら、俺達が追っているゴブリン達は思っていた以上の強敵らしい。さて、


「急ごう」


 自分に言い聞かせる様に呟き走り出す、確実にゴブリンに迫っている。とりあえず、追い付かないとな。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「え~と、これは予想外だな。ゴブリンってここまで知能があったのか」


 ゴブリンを追いかけてさらに森の奥に向かうこと20分。発見したのは小規模な砦だった。柵で囲まれ、その手前には堀があり、堀を渡るための橋がある。さらに、詰所と思われる木造の小さな小屋が橋の近くにある。

 そこに見張りだと思われるゴブリンが2体、遠くて見にくいが、大きな袋を持ったゴブリンが3体、そしてそれを監督、護衛してるであろうソルジャーがそれぞれ2体づつ。見た感じ中に入ればもっと居ると思われる。足跡がそこに続いている以上、あそこが目的地であることは間違いないと思うが、少なくとも俺1人でどうにかなるもんじゃない。ほんとどうしたもんかな~。

 現在時刻はPM5:10。日が大分傾いてきた。

 本来ならそろそろログアウトする準備をしなきゃ行けない時間だ。明日は休みだから少し長くなっても問題はないが、あの拠点を攻略するのは俺達だけでは無理、潜入するにしても暗くならないと無理、連れ出すのも足とかを怪我して逃げられない可能性もある。それに拠点があるなら拐われた2人以外にも人がいる可能性も。う~ん。

 ・・・よし! 撤退しよう。拐われた2人には悪いがやはり俺達では無理だろう。町に帰ってギルドに救援を頼もう。帰る手段として、特攻して町に強制転送と言う手もあるが、その場合グレイス達がどうなるのか分からない。また骨折とかして教会の世話になるのもあれだし。それに今は金もないし、な。

 砦に背を向けて慎重に動き出す、ここで見つかってゴブリン達が砦の警戒を高めたら後々大変だ。とりあえず丘の向こうに行けば見つかっても大丈夫じゃないかな、向こうからみたら崖だし。さあ、急ごう。

短くてすいません

どうにも話を広げるのが難しい

次はもう少し何とかしたい


それでは

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