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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
110/193

31『レイドパーティ』

【ジン】 冒険者rank:E

 種族【常人種】 状態【良好】

 職業【尋問師Lv4】↑3【養育師Lv4】↑3【剣士Lv8】↑7

 TLv 56 ↑13

 LP :870↑120

 MP :1310 ↑370

 SP :1190 ↑290

 攻撃:100 ↑35 魔攻:108 ↑40

 防御:69 ↑12 魔防:33↑6

 持久:115 ↑32 精神:93 ↑29

 器用:122 ↑34 素早さ:102 ↑28

 運:45 ↑7

 土:17 ↑4水:13 ↑5火:10↑4

 風:16 ↑5光:12 ↑2闇:17↑3

 JP:0 ↓2


 ジョブスキル

【長鞭術Lv1】new!【養育術Lv4】↑3【縄術Lv13】↑6

【調理術Lv18】↑8【片手剣術Lv18】↑8 【読心術Lv2】↑1

 スキル

【快足Lv2】new!【気配感知Lv3】new!【魔力制御Lv3】↑2

【気力制御Lv2】new!

【分析Lv1】new!【判別Lv1】new!【魔具生成Lv18】↑6

 称号

【親愛の女神の燐光】


 これがこの3日間で鍛えた俺のステータスだ。各能力値は防御系を除いて大きく上昇した。回避主体の戦い方だから防御が上がらないのは仕方ない、魔防はそもそも魔法で攻撃してくる相手がいないと上がりようがない、この森は動物系の相手しか出ないから仕方ないよな。


 ジョブとスキルの方もレベルがしっかり上がっている。しかし、クラスアップした2つと、してない【剣士】の上がり方の差が激しい。クラスアップの差が目に見える形で現れた訳だ。いずれはステータスも上がりにくくなってしまうのだろうか?


 続いてはスキルだ、これもジョブ同様、上位かそうでないかで上がり方に違いが出ている。大体2倍から3倍と言ったところか、カンストさせるまで時間がかかるな、その分性能に期待だな。


 そのスキルだが色々と変わっている、まずはジョブスキル。【鞭術】は【長鞭術】へと変わった、代わりにJPは0になったが、ずっと★のままと言うわけにはいかないので必要経費ってことで問題無し。

【俊足】は【快速】へ、【気配察知】は【気配感知】、【気力操作】は【気力制御】に、そして【鑑定】と【識別】は【分析】と【判別】に変わった。それぞれの説明がこれ。


【長鞭術】

『【鞭術】の派生上位スキル、長鞭が扱える様になり命中率に補正がかかる』


【快速】

『【俊足】の上位スキル、走る速さが更に上がりSP消費量が下がる』


【気配感知】

『【気配察知】の上位スキル、感知した相手の種族が表示されるようになる』


【気力制御】

『【気力操作】の上位スキル、気力の細かい設定、制御が可能になる』


【分析】

『【鑑定】の上位スキル、道具の使い方の一例が表示されるようになる』


【判別】

『【識別】の上位スキル、相手のステータスの一部が表示されるようになる』


 と、まあ、スキルの説明の一部が変わり若干分かりやすくなっている。いままで補正だとかの表記はなかったし、実際の効果が分かるのは非常に助かる。実際に効果があると分かるとなんか安心するね。これがイベントの仕様なのかどうかは分からないけどな。


 俺がこれだけ上がったんだ、もちろん、ネイもサークもしっかり強くなっている。まずはネイ、


【ネイ】

 種族【スペース・エレメンタル】 状態:━

 Lv17 ↑6

 LP :550 ↑150

 MP :1350 ↑300

 SP :━

 攻撃:40 ↑15 魔攻:90 ↑30

 防御:55 ↑15 魔防:80 ↑20

 持久:━   精神:━

 器用:90 ↑30 素早さ:50 ↑20

 運:25 ↑5

 土:5 ↑5 水:5 ↑5 火:2 ↑2

 風:5 ↑5 光:-10 ↓10 闇:14 ↑14


 スキル

【浮遊Lv18】↑8【魔力操作Lv15】↑5【擬態Lv☆】

【空間把握Lv6】↑7【空間魔法Lv6】↑5

 称号

【奇跡の巡り合わせ】


 ネイはあれだ、数字が5の倍数で揃いやすい傾向があるな、実に見やすい。そろそろ【浮遊】がカンストだと思うが、何になるんだろうね?


 続いてサーク、こっちは凄いぞ。


【サーク】

 種族【マッドクラブ】 状態:通常

 Lv14 ↑5

 LP :440 ↑160

 MP :340 ↑160

 SP :430 ↑200

 攻撃:41 ↑11 魔攻:30 ↑8

 防御:53 ↑13 魔防:35 ↑15

 持久:53 ↑13 精神:47 ↑12

 器用:75 ↑15 素早さ:65 ↑15

 運:10 ↑6

 土:11 ↑6 水:11 ↑6 火:-1 ↑4

 風:-8 ↓3 光:5 ↑3 闇:6 ↑3


 スキル

【横歩きLv☆】【蟹鋏Lv15】↑5【穴堀Lv15】↑4

【吐息(泡)Lv5】new!【土魔法Lv3】new!


 無事Lv10で進化しました、やはりネイが特殊なんだろうな、動物系じゃないからかな? 進化した種族はマッドクラブ、説明はこんな感じ。


【マッドクラブ】対応rank:E

『泥の中に潜む小~中型の蟹

 泥の中から目だけを出して周囲を見渡している事が多い

 泥で鎧を作るためか、見た目以上の防御力を誇る』


 いつもより説明が細かいような、そうでもないような、まぁ、スキルが進化してもあまり変化はないようだ。

 あと気になるのはこのスキル【吐息(泡)】。


【吐息(泡)】

『口からブレスを吐き出す、属性、性質は()内参照』


【泡】

『属性は水、性質は吸着、効果は行動阻害、及び視界妨害』


 使ってもらったところ、口からこぶし大の泡が大量に飛び出し相手にくっつき動きを緩める事が出来た。場合によっては完全に動きを封じる事も可能だ。具体的に言うと対象と大きくて重いものを泡でくっつけるとかね。


 あまり拘束時間は長くないが利便性が高いのは確かだ。欠点としては射程が短い、消費MPとSPが多い事かな? 1秒噴射するとMPとSP、それぞれの全体量から2割を消費するからな、サークの切り札と言って良いだろう。


 さて、最初にも言ったがあれから3日経った。つまり今日はイベント4日目、折り返しになるわけだが、状況はそれほど良くない。


 森に住むのは動物と魔物が大体半々、経験値はいつもより多いのは確かみたいだが、イベントのポイントと言う観点から見れば微々たるももで、いまだ30万にも達していない。


 ならばクエストだ! と意気込んではみたものの、早々★のクエストにもありつけない。もしかしたら発見難易度も含まれているのかもね、あの★は。


 そうなると選択肢は2つ、高ポイントが出る宝箱を求めてダンジョンをさまようか、レイドボスに挑むか、だ。そして俺達が挑むのは、レイドボス【ミミックファルコン】だ。


「みんなよく集まってくれた! 俺は今回のレイド戦の指揮をとらせてもらう『エドガー』だ、隣にいるのは俺の補佐をしてくれる『アルゼン』」

「アルゼンです、今日はよろしくお願いします」


 エドガーは短い金髪の長身の男性で赤い軍服みたいな服を着ている、肩の後ろに銃、え~とライフル? を背負っているからエンクと同じ帝国のプレイヤーだろう。


 アルゼンは長い茶髪の男性? 背が低く声も高いから女性かも? 顔立ちが中性的で判別出来ない。……どっちでもいいかそんな事、どうせこのレイド戦だけの付き合いだろうし、気にしなくても問題ないな。

 アルゼンの武器は腰から提げた双銃、こちらも帝国のプレイヤーみたいだ。


「俺達が攻略するのは【ミミックファルコン】、突如現れ獲物を奪っていく厄介なモンスターだ、普通に空を眺めているだけでは見つける事は出来ず、追い詰められた獲物前だけに姿を現すという性質がある事が分かっている、故にこれからここに集まった40人を「35人と5体だよエドガー」あれ? そうだっけ?」


 4体は俺達の従魔の事だ、他にも従魔を連れている人がいるみたいなんだけど周りを見渡してもそれっぽい人と従魔が見えない。ネイのように擬態でもしているのだろうか?


「オッホン! え~、では改めて35人と5体を5つのフルパーティに分ける、パーティの編成はジョブや武器によって分けるのでアルゼンに申告を頼む、従魔持ちは俺の所に来てくれ、少し話をしたい」


 うん? パーティを分けるのか、今のままの方がパーティ単位の連係は上手くいくと思うのだが、まあいいか。俺も従魔持ちの人とは話がしたいし、素直に従っておこう。


「それじゃ一旦お別れね、パーティ解散するわよ」


 アヤメさんがパーティを解散し俺に見える各ゲージがネイとサークだけになった。同時にユニオンも解散になったが、事前にネリネさん達には連絡してあるとの事なので問題はないだろう。


「レイドが終わったらまた合流しましょ」

「それじゃあ~、また後でね~」


 アヤメさんとカンナさんがアルゼンの方へと歩いていくのを見送りながら俺達もエドガーの所へ移動を始める。


「また一緒ですね、話ってなんでしょう」

「さあ? 見当もつかん、とりあえず面倒にならなければいいんじゃないか?」

「もしかして参加するなってのもありますかね?」

「話をしたら分かるさ」


 流石にそれはないと思うが、わからないことを話しても仕方ないのでさっさとエドガーの元へ向かう。そこには赤い短髪で褐色の肌をした長身の男性がエドガーと話していた、彼が俺達と同じ従魔持ちなのかな?


「ようやく来たな、早速だが本題に入るぞ、お前達の従魔は何が出来る?」

「いきなりだな、まずは自己紹介とかじゃないのか?」

「今回のレイドは早い者勝ちだ、無駄話をしている時間はない、で? 何が出来るんだ」


 む、なんか感じ悪いな。こんなのが指揮で大丈夫なのか? 募集に応じたのは失敗だったか? でもいまから別の募集を見つけるのも大変だし我慢するか。え~と、従魔が出来る事だったな?


「そうだな、足止めと奇襲、足止めは地面限定だけど」

「僕の従魔は攻撃と陽動、こっちも攻撃は地面限定です」

「まず先に訂正させてもらうが、俺のは従魔じゃない『契約精霊』だ、出来ることは軽い攻撃と補助、防御は期待するな」


 へぇ~精霊か、まだ見たことはないな。でも彼の側に精霊らしき姿はない、契約、確かそんなスキルがあったな、確か契約した相手を呼び出す事が出来るんだっけ? だったらここにいないのも納得だ。


「お前達以外の命令は聞くのか?」

「その方が良いと感じれば聞く、かな? 嫌だと思ったら俺の言うことでもも聞かないし」

「ゲンジロウは聞くかも知れませんけどノブシゲは無理だと思います」

「精霊は気まぐれだ、聞くときもあれば聞かない時もある、が、契約者以外の命令は基本的には聞かないと思っておいた方がいい」


 聞く限りはあまり従魔と違いはないみたいだな、まあ、契約って言うんだからそんなホイホイ他人の命令なんて聞かないよな。


「(あまり、役には立たなそうだな)よし、お前達は丁度フルパーティが組めるようだし一緒に行動しろ、作戦は全員の編成が終わった後に伝える、じゃあな」


 そう言うとエドガーはアルゼンの元に行ってしまった。あんなのが指揮で大丈夫か? 小声で少々イラッとくる事を呟いたのを聞き逃さなかったぞ、俺は。


「組む相手を間違えたかな?」

「募集の文章は紳士的だったんですけどねぇ」

「大方あのアルゼンって言う奴が書いたんだろうよ、何が『一緒に頑張りましょう』だ、少なくともあれにその気は無さそうだ、さて!」


 赤髪の男性はこちらに笑顔で振り向き、左手を胸の高さに上げてその手の平を上に向ける。すると、手の平から赤い光の珠が現れた。そして、


「俺は【テツ】、ジョブは【重戦士】サブは【下級鍛冶師】と【精霊使い】、そしてコイツが【アカ】俺の契約精霊だ、アイツは気に入らんが揉めると更に面倒そうなんでとりあえず従ってやる、ってことでよろしく頼むわ」


 そう名乗るのだった。

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