欲しかったものは?
「好き」って何か言いましたか。
「大好き」って何回伝えましたか。
「愛してる」は届きましたか。
ねぇ、ねぇ、答えてよ。
今の私が笑っているように見えますか。
笑ってて欲しいって言ったのは誰ですか。
一人にしないでよ。
声にならない言葉たち。
ギュッて、手に収まるその端末を握り締めてた私の気持ちが分かりますか。
貴方の本音が、気持ちが聞きたかっただけなのに。
この端末でしか繋がれなかった私達は、何かおかしかったんですか。
それでも私にとっては特別でした。
ねぇ、私の声は、聞こえてますか。
ちゃんと関係を理解してセーブをかけていた人と、割り切ることができずに引きずる私。
どっちが間違いで、どっちが正解かなんて知らない。
人それぞれの見解だろう。
ねぇ、最後の質問。
【私のことを一瞬でも好きだって思ってくれましたか。】
私はずっと、今も好きです。
【出会ってよかったって思いましたか。】
どんな傷を負ったとしても、私は出会いに後悔はしてないよ。
【幸せだって思えましたか…?】
貴方の幸せは、私の何よりの幸せ。
【勿論。好きじゃなかったら、傍にいろなんて言わない。幸せじゃなかったら、とっくに別れてる。】
あぁ、もういいですよ。
満足です。
次から次へと溢れてくる水は塩っぱい。
視界がぼやけて画面が見にくい。
この端末だけの出会い。
この端末だけの関係。
【俺は、後悔はしてない。】
……大好きだよ。
愛してる。
【うん、ありがと…!】
私が欲しかったのは貴方。
貴方の心。
引きずる私と進んでいるであろう貴方。
欲しいものはいつだって手に入らない。
欲しかったのは永遠なんて、そんなワガママ。
後書きなんて、初めてかもしれないですね。
ボクは多分、これからもこんな作品を書き続けます。
大好きな人を引きずってるから。
忘れたくないから。
ただのワガママで重たい主張です。
それでも、忘れない限り切ない系は書けそうな気がしませんか?
作者の思いや考えが作品にも比例する。
それがボクの考えです。
ボクの女々しいところが満載の作品ですが、ご覧頂き誠にありがとうございます。
ハッピーエンドも書きたいので頑張ります(笑)