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薔薇の騎士姫  作者: 四季 七草
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友好関係

皇子たちが彼女たちと出会う少し前

「もう!フィンくんが街を散歩するぞ!って言って従者も連れずに行くから道に迷ってしまったじゃないですか!?」

「まぁまぁ、なんとかなるって。」  

さっきからこの広い林の中で道に迷いイライラしているのがイーデント王国の第一皇子、ルーズベルト・イーデント。輝くハニーイエローの髪と眩いブラインドゴールドの瞳は彼の可愛さを引き立てている。彼は背も高いため黒を基調とした服は彼のかっこよさも出ているだろう。そして、ルーズベルトが怒っている原因とも言われる彼はコーラルシア帝国の第二皇子、フィンセント・コーラルシア。優しいローズピンク髪と凛々しいアクアブルーの瞳は彼のかっこよさと色っぽさがでる。元々コーラルシア帝国とイーデント王国は仲が良かった。そのため昔から交流が多く彼らは昔から仲が良いのだ。彼らは歳はフィンセントのほうが上でルーズベルトは兄が居なくフィンセントのことを本物兄のように接し、フィンセントは今では兄弟が居なく一人っ子なのでルーズベルトのことを本物の弟のように思っている。

「なんとかならないからこうなっているんです!」

気まぐれなフィンセントのせいでエルセノア王国の広い林で2人は迷子になってしまったのだ。彼らはエルセノア王国の現王位継承権第一位のアルベルト・エルセノアの婚約パーティーに参加するために来たのだ。元コーラルシアの帝王とイーデント国王からエルセノア王国の友好関係のために行けと言われなくなく来たのだ。

「あの女好きのアルベルト殿が国王か、国が終わりそう。」

「ちょっと、縁起でもないこと言ってはいけないですよ。まぁ、あながち間違ってないと思いますが。」

アルベルトの女好きの噂は他国までにも広まっているのだ。友好関係のために来たとは言え、2人は気が乗らなかった。エルセノア王国はこの世界で唯一、選ばれた公爵家などの貴族が魔法が使えるのだ。コーラルシア帝国やイーデント王国ではそういう者は居ない。戦争などやられたら、魔法を使い全力で殺しにかかるだろう。例え、完璧な策を練ったとしてもおそらく敗北は見える。他国としては友好関係を是非結んでおきたいであろう。だが、エルセノア王国も馬鹿ではない。魔法が使える公爵家などの貴族子供は他国からの誘拐が多々あるのだ。そのせいで子供がトラウマを持ったり、魔法自体を悪に利用されるのを防ぐために国自体に大きな結界を張り、魔力を持った公爵家などの貴族を徹底的に把握して国家機密にしているのだ。そんな警備ガチガチなエルセノア王国と友好関係を結ぼうとするなんて絶対に不可能だろう。でも、もし仮に友好関係を結べたら相当国の良い影響は凄いだろう。まぁ、それも夢のまた夢の話しだと彼らは思っている。

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