薬作りの後
太陽はもうすっかり沈み、もう月が出ていた。エメラルド邸で夕食をご馳走になりクレアたちは帰ろうとしていた。
「今日は手伝ってくれてありがとう。明日に薬局に持ってくんだけど、俺明日いないんだよな。ノエルもだろ?」
「確か、集会だろ?あれつまんないから行きたくないんだけど」
明日はリーフとノエルはエメラルド公爵とルビー公爵一緒に月に一度ある公爵たちの集会に出席しないと行けないのだ。公爵家の令息は15歳になったら、『公爵家の家を継ぐ者』として教育の一環で見学しないといけないのだ。
「私が行くよ、暇だし」
「じゃあ、よろしくなクレア。姉ちゃんは俺が帰るまで外に出るなよ」
ノエルはおそらくルーズベルトを警戒してるのであろう。
「分かったわ。本読んで待ってる、そのかわりお土産よろしくね」
「リーフ兄もだよ、ご褒美期待してる」
クレアとスピカは目をキラキラにしてリーフとノエルに頼んだ。
「分かったよ、楽しみにしててクレア」
「ちゃっかりしてるわ、まぁいいけど。じゃあ、俺は姉ちゃんを送っていくから。おやすみ」
「おやすみなさい、また明日」
ルールーにスピカを乗せ、手を振りノエルとスピカは帰って行った。
「送って行こうか?」
「リーフ兄も朝早いでしょ?大丈夫!」
街灯はあるが、夜道を女の子ましてや大事な妹を1人で歩かせたくないリーフだったが、クレアはリーフの身体を気遣って断った。
「分かった、気をつけろよ。おやすみ、クレア」
「おやすみなさい、リーフ兄」
クレアとリーフはハグをしてクレアはサファイア邸に帰っていった。




