対比する水と炎
クレアたちは白衣、手袋、マスクを付け、薬作りを始めた。クレアは試験管を取り、火傷にきく薬を作っていた。クレアは試験管の口の近くに手をかざし、そのまま手を下から上に向かってそっと波うせるように手を動かすと、試験管の7分目くらいまでの水が沸いてきた。
「クレア、林檎凍らせて。ただし、カチカチにはするな」
「はいはい、ついでにノエル兄。ツキナミソウ炙って、灰にしないでよ」
クレアの手に林檎が渡り、手に魔力を込めると一瞬で林檎が凍った。見ての通りクレアの魔法は水関係の魔法だ。水を自由自在に操ったり、毒が含まれるものを無効化にすることもできる。クレアの場合には氷も操ることができる。氷系の魔法は水魔法の派生。水魔法単体や氷魔法単体で使うものはいるが水魔法と氷魔法を両方を使うのはかなり上級魔法なのだ。クレアは護衛という立場から己の水を盾にし、身を守っているのだ。津波や雪崩れを起こすことも不可能ではないが、馬鹿多い魔力と集中力を使うため一度使うと当分魔力を補うために眠らないといけなくなるので、絶対にしないらしい。ちなみに4人の中で1番魔力量が多いし、大きい。だから、魔法が暴走しないようにノエルが作ってくれた制限石という己の魔力を抑えてくれるという特別な魔法が込められている魔法石を加工してティアドロップのイヤリングを作り、いつも大事に身につけている。クレアは水を纏っているのでクレアの周りは基本涼しい。エルセノアではさほど夏は暑くはならないが暑い日になるとみんなでサファイア邸に行き人間クーラーとしてみんなでクレアを囲ってよく寝ている。
一方、ノエルはクレアからツキナミソウを貰いそのまま台に置いた。指パッチンをして人差し指に小さな炎が出てきてた。ノエルがそのままクルッと円を描くように人差し指を回し、そのままツキナミソウを指差すと小さな炎も指に合わせてクルッと回り、そのままツキナミソウほうに行き、ツキナミソウは炙られ、小さな炎は消えていった。ノエルの魔法はまさしく炎関係の魔法。炎を自由自在に操ることが出来る。ここ最近は爆弾と同じ材料で花火を生み出すことに成功し、花火も操ることが出来るようになった。花火の散った火花をその場に固定し、火花を個々に操ることが出来る。4人の中で1番1回に使う魔力が多いためノエルはすぐに疲れてしまう。ノエルはクレアの水の盾を纏っているが、クレアとは逆でノエルの周りは基本暖かい。また冬もあまり気温は下がらないが寒い日は夏と同じでみんなでルビー邸に行き人間カイロとしてみんなでノエルを囲ってよく寝ている。さっき、フィンセントの投げようとした雪玉を溶かしたのはこのノエルの魔法だ。




