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神の能力で世界最強になる!  作者: 水無月純
2章
18/63

2-4

それから、ラグナは新スキル「覇気」を手に入れた。

このスキルは王になる素質がある者が開花する能力で、覇気の中にも沢山のスキルがある。

ラグナは今、その覇気のスキル「威圧」でモンスターを寄らせずに進んでいた。


「お前が急に新スキルを開花させるなんてなぁ…」

「…ラグナはおかしい。」

「いや別におかしくねぇだろ!」

「…スキルが3つあるなんて聞いたことない。しかもそのスキルが全て1つ持っているだけで人間を殺せるし支配できる。」

「こんな人間もいるんだよ…」

「もうラグナは人間じゃないだろ…」

「なんか言った?」


その瞬間、威圧と殺気をイクトにぶつける。


「ナンモイッテマセン。」


まぁ棒読み感がすごいけど許してやろう。

と言うかこいつも強くなったな。

今のはSランク冒険者未満がくらったらショック死してもおかしくないぞ。

まぁイクトも冷や汗は垂らしてるしまだ効くかな。


「よし。っと…なんじゃこりゃ?」


目の前には沢山のオークやバジリスク、トロールがいた。

こんなん大侵攻よりは数は少ないがモンスターの質を合わせたら大侵攻よりまずいぞ…

ここのダンジョンどんだけ難易度高いんだよ…

イクトが100だとしたらオークは5、バジリスクは10、トロールも10ってレベルか…

まぁ俺らに比べたらそこまで強くは無いな。


「よし、すぐに殲滅する。行くぞ!」


もうこれは戦にすらならなかった。ただ一方的な虐殺。

モンスターはみるみる減っていき、500体はいるであろうモンスターの群れはただの肉片の集まりと貸していた。

500って少ないと思うけどバジリスクもトロールもSランクレベルのモンスターだからな。バジリスクは目が合うと石化されるし、トロールはデカい上に速いしな。


「さて、ここのダンジョンマスターの居場所はどこかな?」

「そんな事言うならここのモンスター残しておいて聞けばよかったのに。」

「あいつらに話が通じると思うか?」

「お前の魔法使えばいいだろ!」

「あっ…その手があったか。」


意外と抜けているラグナであった。


「とりあえず、覇気の能力を応用出来れば探せるしな。」


そう言って覇気スキルの「鼓舞」に使う時の様に薄い魔力を張り巡らせ、「魔力検知」で何がどこにあるかを一気に把握した。


「いたぞ。ここの100階層の奥だ。」

「まさしくボスって感じだな。」

「まぁとりあえず殴りに行こうぜ」


2人に風魔法と重力魔法をかけて音速で100階層まで行った。

階段や、下り坂の時はしっかりスピード落としたぞ。

そして、100階層に着いた。


「よし、あのウザい魔族を殴るぞ。」

「「わかった。」」


やっぱこんな時は聞き分けがいいんだよなぁ…

ダンジョンマスターの部屋に入ろうとしたら、また魔族とは別の気配を感じた。

そこに行ってみると…


「ここから出せ!おい!お前!」

「おい!やめろ!もしも魔族だったらどうするんだ!」

「おい。俺は魔族だ。」

「速くここから出せ!お前をぶっ殺してやる!」

「ふっ。私が何をしたのかな?」


少しこうやってやる方が事情を聞きやすい。


「お前らはうちの父親を騙し、間違った選択までさせた上に俺の母親まで殺めた!この恨みは絶対に晴らす!」

「なるほど、よし一緒に来い。俺もあいつをぶん殴りたいんだ。」

「は?お前は何を言っている?」

「俺は人間だ。ちなみにお前の父親とは知り合いだ。」

「なんだと!?親父はどこにいる!?」

「解呪したら眠ったので結界を張って置いてきた。」

「では一応確認も兼ねて見せてくれないか。」

「わかった。転移。」


あの父親兎の所(85階層)に行った。


「ん?親父…おい!親父!」

「お前は…グルボか!?」

「親父!あの時はすまなかった!」

「いや、気にするな。ノルニは?」

「母さんは…殺された。俺にダンジョンマスターの権利を譲れと脅し、権利を譲った瞬間に殺された。そして俺は鎖で縛られ、殴られ蹴られた後に拉致されたがこの人達が助けてくれた…」

「あぁ…また君達か。本当に感謝する!」

「後親父。俺あの魔族を殴りに行く!この人達も殴るって言っているから着いて行く!」

「ダメだ。危険だ。」

「俺は母さんの息子だ!母さんを殺された上に泣き寝入りなんてしたくない!」

「お前もそんな事言うようになったんだな…だがダメだ。」

「どうして!?」

「それは…俺が行くからだ!俺が殴ってやる!」

「いや!俺が行くんだ!」

「もう止せ。2人とも連れて行けばいいんだろう。」

「「本当か!?感謝する!」」

「わかったよ。だが作戦がある」

「なんだ?」

「わかった。そうしよう。」

「よし。行くぞ転移。」


その瞬間、俺らは魔族のすぐ前に出て、2匹の兎は本気で魔族の顔面にパンチを入れた。


「「思い知ったかこのクソ野郎!」」


この兎飼いたくなるなぁ…

すみません!今回 (ラグナ)は殴りませんでした!

次回必ず魔族をボコボコにします!

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