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紹介
私は重複障碍者として生を受けました。
理不尽な事、許されざることに常に直面し生きてきました。
精神が壊れれるのは時間の問題だったのでしょう、それでもよく生きたと思います。
異世界マッチメイカーを読んで、田中のアトリエを読んで、自分でも小説を書いてみたい、と考えるのにそう時間はかかりませんでした。
障害者で人生経験も薄く、辛いことだらけでした。
自分で自分が分からなくなっても、ひょっとしたら何か足跡を残せるかも。
そう思って筆を執りました。
結局数万文字書くのに数年かかりましたが、結局病気が悪化して中途半端な形で投稿することしかできませんでした。
自分が生きて障碍者施設を出ることは無いでしょう、一番マシなときに計った知能測定で小学一年生並みの知能と診断が出ました。
あれから五年程経って、症状は日に日に悪くなる一方です。
知能の減衰も激しく、これ以上は一般社会で生活するのは無理そうです。
もっと人として生きたかったです、もっと幸せになりたかったです。
健常者に生まれたかったなぁ。