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LONELY   作者: sun
7/11

お稽古

な 殴られる!

そう思い身構えていると、肩にポンポンと優しくた叩いて何も言わずに部屋の中に入って行ってしまった。

どうして良いか分からずに攻吏さんの部屋の前でうろうろしていたら攻吏さんの部屋が空いて

「おい!お前は私の部屋に用があるんだろ?何で廊下でウロウロしてるんだ?」

「ご ごめんなさい!」

そう言って攻吏さんの部屋に入って行くと、The普通と言う感じの部屋である。女子っぽさがある訳では無いし、なんて言うかシンプルすぎる、、、あっそういえば攻吏さんってとてつもない歳になってるんだっけ?

「今とても失礼な事を考えていなかったか?」

ギクッ

その効果音が1番相応しいだろう、

「まーそんな事どうでも良いけれど、 貴方は私に謝りに来た訳?」

「そ そうですね。この前は本当ににすみませんでした。」

そう言って私は深くお辞儀をする。

「まーいいだろう。私は慈悲深いからな!許してやってもいいぞ!」

「は はぁ〜」

いきなりどうした?と心の中で思ったがそれをぐっと飲み込んだ

「それでだ!」

いきなり攻吏さんは大きな声を出した。

「今から毎日、修行が始まる、きついから覚悟してくださいね。」

えっ?修行?何で?

「貴方はこの前、戦った時とても弱かった、あの弱さで竜の血を注ぎ込むと体がバラバラになってしまうわ。だから、今から1年で竜の血に耐えられる肉体作りをするの。」

「体が弱いと体がバラバラになるんですか!?」

「そうよ、そして私に殴られた時より絶対に痛いわよ」

えっ?嫌だな、、、そういえば何で私ってこんな事になってるんだっけ、、、まー家に帰って龍達に殴られたりするならこっちの方が、、、

「貴方は今からの1年間は毎日家で過ごしていた時の方が楽だったと思うわよ」

そう言って攻吏さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべる。



そして今日は練習初日だ。昨日攻吏さんが言っていた事は本当なのだろうか、、、ちょっと恐くなってしまった。

「グッドモ〜ニ〜ング藤里ちゃ〜ん」

「あっおはようございます、カ カスさん、、、」

「も〜何で?藤里ちゃんはいつも僕の名前を呼ぶ時そんなにつっかえてるの?」

「い いや〜何ででしょうかね、、、ハハハ、、、

そういえば何でここにいるんですか?」

今私がいるここは前いた荒野だ、、、そこにかすさんがいるのは何か不自然な気がするのだ、

「今日は藤里ちゃんが初めて攻吏ちゃんのお稽古をつけてもらうって言ってたから見に来ちゃった」

えへへ と頭をポリポリとかいている

「ちなみにだけど攻吏ちゃんのお稽古は死ぬより辛いから気をつけてね、、、」

「えっ?そんなに辛いんですか?怖くなって来たな、、、」

「まーここに連れて来たってことは、、、

あっ攻吏ちゃんが来たよ!俺がいた事は攻吏ちゃんには言わないでね」

「は はい、」

私からはまだ全然見えないのにカスさんには見えていたのかな?

そして少しして攻吏さんか荒野にやってきた。

「安心してくれたまえ!今日はちゃんと地図を持ってきているからな、道に迷うことは無いと思うぞ!」

それはいい事だな、そしてなんかテンション高くね?

「修行ってどんな事するんですか?」

「とにかく1年間はそのひょろひょろな体を強くしていく。貴方の体は柔らかすぎるわ」

「具体的なメニューは?」

「そうねー、まずは腕立てと腹筋をしないと行けないから、、、まー軽く100回くらいやって貰うわよ」

100回?攻吏さんは私を舐めすぎている。私は昔から身体能力が人よりも凄いのだ、いろんな部活から勧誘が来たり、帰宅部だったのにも関わらずいろんな学校から推薦が来ていたりしたのだ、でも今となってはあの学校に行かなかった方が良かったと思っていた。なぜかって?行ってから生活が180°変わったのだから。

「100回なら全然余裕ですよ」

「ほぉまー良いから少しやってみろ」

そう言って攻吏さんはニヤリと笑みを浮かべた。

余裕〜、、、あれ?

10回目にして少し辛くなってきた、、、いつも辛くなってくるのは70を過ぎたくらいからなのにな、、、調子が悪いのかも知れない、、まーいつも100回は余裕だったから大丈夫だ、

そして50回目で

「げ 限界でしゅー!!」

「何言ってるんだ?お前は私に100回は全然余裕とか言ったよな?あっ?どうした?」

ニヤニヤしながらこっちを見ている、腹がたつがこれは私が悪い、、、

もう体が上がらない!!!

そして私は80回目を超えた瞬間地面にドサッと落ちて全くと言っていいほど動かなくなってしまった

「7~8~9~10!はい罰ゲーム!

この荒野の円周を5週走ってくださーい!」

半径3キロメートルの荒野を5週も走るのか、、、

「後カス!お前もだ!」

「ヒッ!気づいてたの!?ならもっと早く言ってよね〜」

トホホと言わんばかりに地面からニョキッと生えてきた

「えっ!今までどこにいたんですか!?地面から生えてきた!」

「僕の竜血能力は影だからね〜それこそ半径3キロメートルの影なら全て把握できるよ〜」

「竜血能力?前言ってた自然の能力の事ですか?」

「そうよ、ちなみに私の竜血能力は氷の力よ、「こうり」と「こおり」って響きが似すぎなのよね」

確かに似てるな、、、私は「とうり」だから私も氷!?な訳無いか、アハハ

「さっ早く走ってきてね〜」

「よし!行くから藤里ちゃん!競走だ!」

そう言ってカスさんは恐ろしい勢いで走っていくオリンピックであの走りを見せたら軽々世界記録更新だろう、、、

ほぇーっと見ている間にもう見えなくなってしまった、、、

「早くないですか?」

「カスは私たちの中では遅い方よ」

そう平然と言う攻吏さんにちょっとした恐怖感を覚えた、、、

「貴方も早く行かなきゃ」

「そ そうですね、」

そう言って私は走りだす。

足がとても重たい。何かさっきから妙だな、普通の場所で走ったらハーフマラソンは、軽く行けるのに、、、

「後4週だよ〜頑張って〜!まー僕は後2週だから〜」

えっ?すれ違ったのが分からなかった、、、

見えない程早く走ってる訳ではないのに、何でだろう、、、 まーそんな事思っている場合じゃないのだ!もう体力が尽きそうなのだ、

そして後3週、もう足が全然上がらない、腕も全然振れなくなってきた、

横っ腹が痛くなったのは始めてだ、、、

「後3週だぞ〜頑張って〜」

そう言う攻吏さんの隣には汗すらかかずに突っ立っている。

何であんなに早いの、、、

何とも言え絶望感、こんなにつかれてのにまだ半分も終わっていないなんて、、、

そして私は死に物狂いで5週を完走したのだった。

「ハァハァハァ、、、何で、、、何でこんなに、辛いん、ですか?」

「教えてやろうか?」

「はい、お願いします、、、」

「この荒野はな進む方向と逆にちょっとだけ重力がかかるんだ。つまりだ、お前が前に進めば後ろに重力が発生する、お前が体を上に持ち上げようとすれば普通の場所よりも下に引っ張る力は強くなる。そんなに重たいものじゃないけれど長く続けていると結構きついものがあるぞ」

「な なるほど理解しました。」

「まーお前は後1年間ここで修行してもらうがな!

今日のメニューもまだまだあるぞ!勿論カスも一緒にやってもらう!」

「「えっ!?」」

結構もう体力が底をついているんですけど。

「大丈夫だ、体力が空の奴を見た事があるが、お前とは比べ物にならないくらいキツそうだったぞ、いつも無口な奴が発狂していたからな」

「いつも無口な奴、、、」

小鳥遊 幻路さん、、、多分あの人の事だろう。あの人が発狂するレベルってどういう事だ、、、

そう思いゴクリと唾を飲み込んだ。

今作日を読んでくださりありがとうございました。

これからも精一杯頑張って行きますので是非よろしくお願いします。

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