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LONELY   作者: sun
6/11

怒り

ここからは第二章です

「た ただいま、、、」

まだ全然「ただいま」という言葉を発っするのに慣れない。

「何か硬い言い方だな〜もっと普通に言えないの?」

「ど 努力します」

私は攻吏さんにそう言った。その後に私がずっと気になっていた事を聞いてみた。

「攻吏さん?私と攻吏さんの御先祖が一緒ってどういう事なの?」

私が攻吏さんにそう尋ねるとギクッと攻吏さんが肩をすくめる。

「い 言わないといけないかしら?」

「勿論です!気になって夜も眠れないです!」

聞こえては来ないが小さいため息を吐いている。

「じゃー少し覚悟しといたほうがいいかもしれない」

周りで楽しくお茶していた5人が部屋から出ていく。カ カスさんは幸さんに耳を引っ張られながら引きずられて行った、、、

「じゃー話すね。貴方と私の御先祖が一緒なのは本当何だけど、その後の話がね、、、」

話すと言っておきながらだいぶ焦らしてくる。

「えーっと、春風って苗字の人が世の中に何人いるかは知らないけれど私たちは確定で春風 勇磨の血が流れているわ、それはもしかしたら覚醒するかも知れないって事なの」

「覚醒って何ですか?」

「あーそこもか、、、昔の大戦争で活躍した超人達の血が流れている者は何かをトリガーに覚醒するの、血を継ぐ者達が覚醒したら身体能力なんかが圧倒的に上昇するの、そしてなによりも覚醒した血を次ぐ者達は各自、自分に適合した自然の力が使えるの、、、まー覚醒をするトリガーの1つに竜の血を取り入れるってものがあるから普通の人は少し身体能力が高かったり自然治癒力が少し高かったりするだけで終わるだろうけどね。」

私には思い当たる節があった。

「そしてなんだけど、、、貴方の父親と母親がいきなり凄い攻撃的にならなかった?」

「な なりましたけど、、、」

攻吏は深呼吸してもう一度話しだす。

「貴方の、両親は龍に食われているの、、、」

はい?ど どういう事?全く言葉が発っせなくなった。

「と 言うと?」

やっと絞り出した震え声でそう言う。

「つまり、貴方の両親は2人とも途中から龍だったって事よ」

「そして貴方の祖母もね」

衝撃的な発言で頭が可笑しくなってしまう。

「お おばあちゃんが、おばあちゃんが龍?」

聞き間違いだと思うが一応聞いてみた。

「そういう事になるね。」

「ふざけないでください!あの人があんなに人を殺していた龍!?そんな訳ない!私が貴方に怒らないと思わないでくださいね」

そう言って拳を握り締め、攻吏さんの頬に拳をねじ込む。

の、はずだったがスっと避けられてしまった。

「ほお?私を殴ろうとしたのか?よろけただけならば何もしないが?」

学校の体育館で聞いた恐い声になって私に問いかける。

「殴ろうとしたんですよ!私の、私のおばあちゃんを侮辱するな!!!」

そう言ってもう一度殴ろうとする。その瞬間

ドンッ!

何の音か分からないそう思っていると、

「グハァッ!!!」

それと同時に別にビチャビチャッと言う音も聞こえてくる。自分が吐き出した物だと理解したと同時にお腹の部分に激痛が走る。腹パンをくらったのだ。今までで1番痛い腹パン。

「私が貴方の事を殴らないと思ったのかしら?」

嫌味ったらしくそう言ってくる。

「多分内臓が潰れているんじゃないかしら?滑稽ね、一瞬の怒りと許されざる勘違いで貴方は内臓を潰されたのよ」

嘲笑う様に私にそう言っているが私はそれどころでは無い、今の今まで生きてきた中で感じたことのない激痛。

「ほら私を殴るんじゃないのかしら?早く立ったらどうなの?」

そう言いい私の首を締めながら体を持ち上げる。

「グ グルヂィ、、、」

「私ね死にそうになりながら生きようともがいてる生物を見るのが1番楽しい瞬間なの」

まるで目がハートだ。

「オバァヂャ、オバァヂャ、、、」

苦しくて痛い中私はおばあちゃんの事を考えると涙が止まらなくなってしまった。

「は〜、面白くないわね」

ドサッと音と同時に床に落ち意識も遠のいていく。

、、、、、、、、、、ッ!

「おー!!!やっと起きた!もう2日も寝てたんだよ〜!!!!死んじゃったかと思った〜」

「さ 桜さん、、、ずっと看病しててくれたんですか?」

「違うよ〜私は2~3時間前に変わっただけ〜」

「じゃー皆でローテーションだったんですか?」

何か物みたいでちょっと嫌だけどまー私は何の戦力にもならないし、そんなもんかな。

「貴方が気を失ってからの治療と看病は私が変わるまでずっと攻吏ちゃんがしてたわ」

「えっ嘘をつかないでくださいよ。あの人は私を殺そうとしたんですよ!」

「あの程度で貴方は死なないわ。現に潰された内蔵も回復しているでしょ」

まー痛みはないかな?

「でも、信じられません!あの人は私を痛ぶって楽しんでいました! 」

「それは彼女を殴ろうとした貴方が悪いんじゃない?」

「だってあの人は私の世界で1番好きだったおばあちゃんを侮辱したんですよ!絶対に許す事はできないです!」

「でも貴方のおばあちゃん?は龍なのよ、しかも龍の女王なのよ!」

また知らない言葉だ、、、意味が分からずにここまで来た私を誰か褒めて欲しい、、、

「龍の女王って何ですか?」

「えーっとね、龍の女王って言うのはその前の通りかな、龍達の女王様よ。女王って言っても毎日貴族のようなダラダラとした生活を送っている訳じゃないの、あいつの戦闘能力は以上よ、あいつには私たちが全員で戦っても勝てないわ。」

「で でも!おばあちゃんは死んじゃったんじゃないんですか?」

「貴方の祖母が龍の女王だとこれだけあ説明しているのにまだ貴方の祖母が人間だと思っているの?憶測でしかないけれど恐らく貴方の母親か父親の骨よ」

「何でそんな酷いことばかりするの、、、」

また涙がポロポロと落ちる。

「でもまだそれを証明出来る証拠はないですよね、、、」

「まー今すぐに見せてあげられる証拠はないわね」

もう考えたくもないので私は他の事を聞いてみた。

「やっぱり私がこんなに自然治癒力が凄いのって春風 勇磨の血が流れてるからなんですか?」

「まーそうだろうね、聞いたと思うけど超人の血が流れている人は治癒力はめっちゃ上がるからね〜、、、攻吏ちゃんに謝って来た方がいいんじゃない?後お礼もね、」

行きたくないな、また殺されそうになる気がする。

「桜さんもついて」

「あっそれは最低だよ、だって私を盾にしようとしてるんでしょ?私が貴方を守ってくれると思ってるんじゃない?人に謝りに行く時にそんなのは絶対に許されないよ。」

「そういうつもりは、、、でもそうですね1人で行ってきます!」

「おっ!よく言ったぞ藤里ちゃ〜ん」

とても恐いし前みたいになるのは嫌だな。

そんな事を思っていると桜さん攻吏さんがいると言うわれた部屋の前に来てしまった。

コンコンッ

「あ あの藤里です。入っても良いでしょうか?」

返事はない。

「あの、入りますよ〜」

何故か忍び足になってしまう。

「おい!何してるんだ!?」

心臓が飛び出るかと思った、、、

後ろには仁王立ちの攻吏さんが立っていた。

「この前はごめんなさい!」

私はとっさに伝えたい言葉を口に出した。

「嫌だ、許さないぞ」

そう言って手を大きくうえに突き上げた。

投稿がとても遅れてすみません。これからも頑張っていくのでどうぞよろしくお願いします。

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