襲撃
主人公 春風 藤里:親からは酷い仕打ちをうけていて、学校では酷いいじめを受けている。
絶叫する生徒、嘔吐する生徒、固まっている生徒、今までの人生で見たことの無い光景で固まっている私たちを後目にさっきの放送の声が響き渡る。
「この大人の人たちは、攻吏様が直々に放送していたのにも関わらず邪魔をして来た人達だよ〜皆もこうなりたくないならちゃんと言うことは聞こうね」
声の主に一斉に注目が集まる。
その外見は声の通り小学生位の女の子である。セーラー服を着ているが、ここら辺の小学校の物ではないしい。と言うよりも、この世の中に着ている小学校があるのかと思うくらい可愛いセーラー服だ。
「おい桜!攻吏「様」はやめろ!」
綺麗で可愛いくてとっても魅力的な声だ。それは、外見と伴っていた。
なんて綺麗なんだ!!!
彼女を見た瞬間心が踊りだした。私のおばぁちゃんと同じ感じがする。大好きだったおばぁちゃんは、もうこの世にはいないけれど、いつも近くにいるような気がして暖かいのだ。彼女はなぜか同じ感じがする。でも彼女達はが先生を殺したのだろ。まー私がいじめられているのを、見て見ぬふりをしていた先生なんか死んでもいいけどね。
「そんな事言わないでくださいよー私はあなたの事をしたってそう言っているだけなのに〜」
「別に普通の時はいいが知らない人がいるのはちょっと、、、」
「攻吏様可愛い〜」
ニヤリと笑う桜と呼ばれる女の子に、攻吏様とやらは睨みを効かせる。
目の前にはくだらない茶番をする美少女二人と、先生達の死体、奇妙な光景にも目が慣れてきた頃桜?がこちらに大きな声を出てきた。
「じゃー本題に入るよ〜何で私たちがこの学校に来たかと言うと〜何と、何と、この学校にはーーーー」
何故か少しドキドキしてきた。
「この学校には〜「龍の巣」がありまーーーーす!!!」
、、、、、?
龍の巣?とは一体全体なんだ?桜と言われている女の子は頭の横に「ドャァ〜」と文字が見えるくらいドヤ顔をしている。生徒達の顔の横には「?」が私には見える。だがそれは私だけではなかった様だ。
「ん゛っん゛〜ちょっと桜?「龍の巣」っていって普通の人達が分かると思う?もうちょっと頭を使った方がいいんじゃない?」
見下す様に桜を見ながらそう言う攻吏さん。
「えーとー。まず「龍」ってのを説明するよ
「龍」って言うのは、私たちやあなた達の敵。倒さないといけないもの、私たちはその「龍」を倒すために色々なところを転々としているんだけど、この学校に「龍の巣」がある事が分ったの、「龍の巣」って言うのは、その名前の通り龍たちが育つところ、家だね。そこに転がっているのも龍だよ」
要するに「龍」と言うのは簡単に言うと、人類の敵なのだとか。 そして先生達はその「龍」なのだと言う。この場にいる生徒達はますます「?」である。
「う〜ん、龍はね食べた生物と同じ見た目になる事ができるの。多分後何日かたったらあなた達も食べられてたんじゃないかな?」
果たしてこの中に理解出来ている人はいるのだろうか?
私が頭の中で整理していると誰かが叫んだ。
「お前の言ってること意味わかんねーんだよ殺人鬼が!!!警察に通報してやるからな!!!」
皆も怒りが爆発したのだろうか、それに続いて皆も美少女二人に罵声を浴びせる。
「じゃー君!!!ちょっとこっちに来てよ」
1番最初に大声を張りあげた先輩を指さして桜も大声をだす。それに従うように前に歩いて行く先輩は、ちょっとだけ震えている様に見えた。それもそうだ、先生達を殺した奴にこっちに来いと言われたら怖くない方がおかしいと思う。
「私達への無礼死を持って償ってもらうね」
「へっ?」
間抜けな声を上げた瞬間、先輩の頭は床に落ちていた。それと程同時に、生徒達が叫ぶより前に
「この建物から出たら同じ事になるよ〜!!!」
皆が叫んでいる。恐怖で声も出ない人もいる。でも逃げ出す脳なしはいない様だ。
「黙れ!!!私達に罵声を浴びせたのはこいつだけではない。一人生贄を授けろ。」
さっきまでとはまるで別の怖い声で攻吏は言った。皆が困惑している中、四尾 優香の声が体育館の中に響き渡る。
「じゃ、、じゃ〜コイツで良いじゃん」
私は背中を蹴られて人の塊から出てしまった。私に注目が集まる。
本当に最悪だ。私は何にも言ってないのに、、、
「皆も別にいいよな!!!」
優香に反論する奴もいるが、
「じゃーあんたが死ぬの?」
と言われるとなんにも言えなくなるらしい。
「あなたはそれでいいの?」
攻吏さんが私に話しかけてくる。
「こ こんなに楽しくない世界早く抜け出したいけど、あんな奴に売られて死ぬのだけは絶対に嫌だ!!!」
「そう、ならあなただけ」
「お前何言ってんだよ!!!私に売ってもらって死ねるんだから喜ばしいことじゃねぇかよ!!!」
攻吏さんの言葉を遮って優香が大声を出す。
なんでやつだ、心も完全に腐ってるな。
「私はね話を遮られるのが1番嫌いなんだ〜」
攻吏さんは怖い声でそう言う。
優香はビクッとして攻吏に話しかける。
「す すいません。私、とっても怖くて焦っていたもので、つい。
そいつが私の事をそんな風に言うなんてちょっと調子に乗りすぎと言うか、、、そうだ!どうせ殺すのならまず私にボコボコにしますよ!女の子1人で殺すのは大変でしょ、私も手伝いますのでどうかお許しください。」
優香も自分は生き残ろうと必死なのだろう。攻吏さんに媚びを売りまくっている。
「はぁ〜本当に不愉快だな〜君。私はもう決めたの」
何かは検討もつかない
「私はこの子い以外全員殺すから」
私にハグして、他の生徒達を睨みつける。
今回この話を読んでくれてありがとうございます。
今回は謎の美少女が二人も出てきましたねw
本編では出てきませんでしたが名前は、小鳥遊 攻吏と一久保 桜です。
二人の事がまだ全く描かれていませんが今から分かって行きますので、今後とも是非よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。




