顔を見せてくれない先輩、僕はいつもモヤモヤ
迷走中なので、気晴らしに書いたものです!
僕は、今年の春から高校生なる!新たな出会い、友達、彼女、夢の学園生活が僕を待っている!
そんなことを最初は夢を見ていた僕は、すぐに現実に押しつぶされた。結局は一段階階級が上がっただけのつまらない現実だった。今日も僕は、1日の授業を終え、1人でトボトボと帰る。そんな毎日が続くと思っていた。先輩に会うまでは。
「だーれだ?」いきなり手で目を隠された。声は女性だった。
「え!?誰ですか!?いきなりなんですか!?」僕は驚き戸惑った。
「えーっと、あなたの先輩です!唐突ですが私とお付き合いしませんか?」
「ええ!?そんないきなり…」これは告白!?なんで僕なんか…。
「おっほん!で!答えは?」
「えっと…その…よろしくお願いします!」目隠しされながら告白を受け入れた。
「はい!では、ここからルールを説明するね!私たちの今後の関係について…」
「え!?なんです!?お付き合いするんですよね!?恋人ってことでいいんですよね!?」
「はい!その通りです!私たちは今から恋人なのです!」
一体何がしたいんだこの人は…それに何故、目隠しのままなんだ?
「それじゃールール説明するね!
その①、私たちが会話するときは、私があなたの目を隠したときにしか会話できません。
その②、期間は私が卒業するまでの間の付き合いになります。
その③、模索は厳禁とする。
以上が、私との関係上のルールになります!」
え!?それって僕は彼女の顔を知らずに付き合っていくってこと!?
「どう?やめとく?」気楽に聞いてきた。
「えぇ…や、やめとこうかな…?顔見れないし…」
「いいの?またいつもと変わらない毎日が待っているわよ?」
「なんでそれを知って!?」
「どこにでもいるもんだよ?そういう人!さぁどうする?!最後のチャンスかもよ!?」楽しそうに喋った。
「えっと!!お付き合いしてください!!!」
僕もこの毎日には、おサラバしたかった。僕は彼女の条件をのんだ。
「決まりね!でもね、残念だけど名前は教えられないの!そこんとこよろしく!」
こうして、僕たちは奇妙なルール場で付き合うことになった。彼女の顔も知らないまま…。
読んでいただきありがとうござい!